川村元気の億男に見るベストセラー本の条件


川村元気氏の書いた億男という著者がベストセラーになっている。

こちら、ストーリー仕立ての本で、主人公は弟の借金を肩代わりし、宝くじを当てたり、それを友人に撮られたりしてしまう。

宝くじを当てた人が、不幸になるというのは、もはやセオリーのようになっていて、別に珍しい話ではない。

結局のところ、許容範囲を越えた金額が1度に舞い込んでくるというのは、ろくなことはなく、分相応なお金を得るということについては、様々な人が継承を鳴らしているし、その通りだと思う。

少なくとも1時間かけて、大雑把な運用計画であるとか、資産の割り振りを考えられないぐらいであれば、億単位の宝くじを当ててしまうということは、不幸になる予感以外何もしない。

それはそうとして、この川村元気氏の億男という本は、Amazon等のランキングを見ていても、よく売れているということがわかるし、海外でもクアラルンプールの紀伊国屋に置いてあるのを見かけた。

海外で日本の書籍を実際に手に取る機会というのがなかなか少ないので、クアラルンプールに行くと、スリアKLCCというショッピングモールの中に入っている、この紀伊国屋に行くことが多いが、そこでも目立つように陳列されていたことからも、注目されている本であるということがよくわかる。

その一方で、Amazonのカスタマーレビューを見ると、かなり低い評価というのも目立っていて、☆1つが9件、☆2つが12件となっている。

更に言うと、一番上にきているカスタマーレビューというのも、☆1つのものが出ていて、それに対して35人中31人の人が、このレビューが参考になったという風に投票を行っている。

こういったことをもって、川村元気氏の著書が駄目な本であるとか、薄っぺらいとか、そういった批判をする人もいると思うが、私はそうは思わない。

この億男という著書は、中身を詰めているというよりも、ストーリー仕立てにして、読みやすさを重視しているということは、一目見ればわかる話。

これは、夢をかなえるゾウとか、そちらの系統の本であって、あくまでもライトなお金に関する本。

言ってみれば、純文学ではなく、ライトノベルのような本になるので、その内容について薄ぺっらいとか、中身がスカスカとか、そういう批判をすること自体に無理がある。

これは元々、そういう種類の本であって、重工な切り口であるとか、データを積み重ねるとか、そういった類の本ではないというのが、手に取ればすぐにわかるはず。

Amazon等のネット通販で注文するにしても、表紙であるとか、目次を見ればだいたいの予想はつくわけで、わざわざ額に血管を浮かせて、文句を言うほどのことではないのではないかと。

それよりも、いかにストーリー仕立てにすることが、ヒットする本を作るセオリーであるかとか、そういったことを確認させてくれる著書といって良いのではないかと思う。

お金の本質という事を考えれば、結局のところビジネスにしろ、投資にしろ、人並みよりも努力をしなければ結果を出すことは難しいし、楽をして良い生活をしているように見える成功者というのも、結局のところ以前に試行錯誤をした結果として、そういった生活を手に入れられただけというのが、これまで様々な億万長者に実際に会ってきて感じるところ。

つまり、一般の人が思うように、なにか楽して稼げるような道が、たまたま開けたとか、そういうことではないわけだし、世の中のほとんどの人というのは、人並み以上の努力はしないわけだから、結果が出ないのは当然のこと。

こういったお金に対する啓蒙書のようなものを読んだところで、日常に変化がないなんていうことは、当たり前の話で、それは億男を書いた川村元気氏であるとか、その他の著者の責任にすり替えるのは無理がある。

少なくとも、1500円程度の著書で、人生が変わるというのも、とても安っぽい話だし、何か気付きが1つや2つでもあれば、金額的にも十分なはず。

内容的にも非常にライトなので、1時間ほどで読むことができる。

私は、セブ空港の待ち時間にiPadでこの億男を読んだが、飛行機に搭乗するまでの間に読了することができた。

川村元気氏の著書としては、他にも世界から猫が消えたならというものがある。

こちらについても、感想などを語る機会があれば、いずれブログにまとめるなり、何なりしたい。

個人的には川村元気氏の著書の中であれば、この世界から猫が消えたならの方が、億男よりもお勧めとなる。



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執筆者、伊田武蔵
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