パングラオ島の治安について現地を歩いて考えてみた




パングラオ島と隣接しているボホール島の治安に関しては、とてもいいということをガイドの人から聞いた。

日本人が一人で夜に歩いていても、基本的には安全で、道に迷ったりしないように注意さえしておけば、大丈夫ということだった。

ただし、中心部とかアロナビーチを離れると、ほとんどタクシーも通りかからないので、道に迷うと本格的に戻ることが難しくなるので、その点だけは注意した方がいいということと、あとはバイクに乗っていて、道が悪くなってそこで転ぶとか、そういった事故はあるので、もしバイクをレンタルして運転する場合には、気を付けるようにと言われた。

その後2週間ほど、このパングラオ島に滞在して、時折ボホール島にも足を運びながら暮らしているが、治安は良好そのもの。

まず基本的に怪しい人間というのが近づいてくることがない。

若干邪魔くさく感じるのは、バイクタクシーやトライシクルの客引きであるとか、翌日のアイランドホッピングに勧誘してくる人がいるという程度で、これもどこかの国のようにひどくしつこく付きまとってくるとか、そういうことはない。

更に言えば、こういった客引きが出没するエリアというのは、アロナビーチとかその近辺の限られたそのスポットのみなので、そこを歩いている時以外に、誰かが寄ってくるということはまずない。

マニラよりもセブの方がだいぶ安全な感じはするし、そのセブよりもパングラオ島やボホール島というのは、更に安心して歩くことができる。

そういった意味で、何かの犯罪に巻き込まれそうになったとか、そういった思いをしたことというのは全くない。

但し、ひとつだけ懸念材料としては、とにかくパングラオ島は、野良犬が多いということ。

人間の面での治安がいいとはいえ、これだけ犬がいるとなると、彼らが安全なのかどうかということは不安になる。

当然ながら噛まれれば狂犬病に感染するとか、そういった危険性も否定できない。

基本的にはこちらの犬というのは、とてもおとなしいし、浜辺などでもぐったりと寝そべっていたりすることをよく見かける。

場合によってはホテルの敷地に入ってきて、定位置のようにして、机の下で寝そべっている犬もいる。

こういった意味で言うと、危険度は非常に低いようには見えるものの、一度だけ夜に野良犬に吠えられたことがある。

これはアロナビーチから戻る時の話で、ホテルがややビーチから離れていたところに位置していたので、暗がりを通るような形になった。

そこで4匹の犬に吠えたてられた。

幸いなことに近くのお店の人が追い払ってくれたので、事なきを得ることができ、実際に噛まれたりすることはなかったものの、かなりしつこく犬が吠えてよってきて、しかもそれが4匹いっぺんにということだったので、かなり恐怖を覚えることになった。

パングラオ島で唯一危険を感じたのは、この野良犬のことぐらい。

ついでに言うと、この夜は、そこから50mほど行ったところで、3軒ほど民家が集まっているところがあり、そこにいた野良犬が再び吠えてくるということがあった。

この野良犬は、一定距離まで来たらそこでピタッと止まって、しばらく吠え続けているだけだったが、どうもこの道を通るのはかなり怖くなってしまった。

それまでにもその道というのは、5往復ほどしたことがあって、野良犬に吠えたてられたのはその一度だけとは言え、本気で襲ってくるようなことがあれば大問題なので、その点については今後も懸念材料となってしまった。

もっとも昼間であれば、吠えてくることもなかったし、他の道を通ってアロナビーチまで行くことができるので、生活を脅かすほど大きな脅威となっているわけではない。

しかしながら、せっかくのんびりとした治安のいい場所だと思っていたので、そういった心配のたねが表れてしまったというのは、残念なことだった。

もし仮に、今後移住をするようなことがあって、家の近くに凶暴な野良犬がいたりすると、それはだいぶ厄介な問題になる。

パングラオ島は、東南アジアの例にもれず、基本的に野良犬は放置するものという方針であるため、こういったところにも注意する必要があるかもしれない。



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執筆者、伊田武蔵
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