フィリピンでビール瓶を持っていくと、1本1.5ペソ貰えるらしい


ミニストップでサンミゲル・ライトというビールを購入したところ、瓶を持ってきているか聞かれた。

持ってきていないと答えると、この瓶を持ってくれば1.5ペソ返金されると話を受けた。

ガラスの瓶なので、それをリサイクルに出すことでそういった報酬が得られるようにしているらしい。

そういえば日本でも昔、コカ・コーラの瓶を回収すると、それでお金を貰えるという話を聞いたことがある。

すでに私たちの世代の時には缶やペットボトルになっていたので、そういった制度は廃止されていたようだが、一昔前の世代は子供たちがお小遣い目当てにビール瓶やコカ・コーラの瓶を回収して酒屋に持って行っていたという話を聞いたことがある。

どうやら、フィリピンでも同様の制度があるらしい。

ただし詳しい話は聞いていないので、購入の際に1本持っていけば1本分返還されるシステムなのか、それともただ単にビール瓶を何本も際限なく持って行ってもいいのかという辺りはわからない。

ただし、フィリピン人はかなり失業率が高く、昼間からブラブラしている人が多く元々の平均賃金も低い。

という事は、こういった所で動機付けをして、目先のお金に困っている人に街の美化に協力してもらうという発想は有りなのではないかと思う。

1.5ペソと言えば、日本円では4円にも満たない。

実に小さな金額ではあるものの、時給100円の国においては、あながち全く無意味な金額ではない。

そう考えると、街に落ちている瓶を誰かが回収してきて、そしてその日のビール代や食費の足しにするという事が起きてもおかしくない。

残念ながらマニラの街中は決して綺麗に整備されているとは言えない状態で、ゴミが雑然としている所も多い。

せっかく人件費が安いので、人を安く雇って人力でそういった所を改善していくだけでも、旅行者を呼び込むことができたり、あるいはより快適な生活環境を整える事によって先進国に近づくことができるのではないかと思うのだが、そういった配慮をするという意識はまだ薄いらしく、街中で掃除をしている人を見ることは少ない。

もっとも、一部の商業地域に関して言えば話は別で、明らかに過剰と思えるぐらいの人員を配置して年がら年中掃除をしている事もある。

あるいは私が住んでいるコンドミニアムもそうだが、コンドミニアム内は必要な人数の倍くらいいるのではないかというぐらいのスタッフを雇って清掃等を行っている。

こういった背景があるので、コンドミニアム内の廊下はツルツル滑って転びそうになるほど磨かれている反面で、1歩外に出ると決して綺麗とは言えない状態が広がっている。

ペニンシュラホテルの前も、内と外で清潔具合に大きな差があった。

こういった格差を調整して、もう少し街も美化しておけば外国人から見ても価値が高くなり、結果として旅行者や移住者が増えるのではないだろうか。


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