フィリピンのコンドミニアムに住んで見えてきた問題点




新興国であるフィリピンのコンドミニアムに住んでみて、
やはり建築技術の面で問題を抱えていることが
少なくないことを実感した。

私が住んでいるのは大手のデベロッパー、
フェデラルランドがマカティに建てたコンドミニアム。


新築の物件で、この部屋に住むのは私が初めて。

ざっくり計算すると二棟で約1000世帯が住めるが、
私が入居した段階では50世帯ほどしかいないと聞いたので、
かなり早い時期に入居したことになる。



フィリピンの中でも大手のデベロッパーが作ったわけだし、
見た目もとてもきれいなので
マレーシアに比べるとレベルが高い感じがしていた。

しかし、実際に住んでみると1年たたないうちに
いくつか問題が発覚した。



まずは水漏れ。

コンドミニアムの下の階から水漏れの指摘があったらしく、
合計で15回近くコンドミニアムの関係者が来た。

フィリピンでは他人を家にあげることについて
日本人よりも抵抗がない。


それはメイドを雇う文化とか、
ウォーターサーバーの水の運び込みとか、
様々な理由で人が入ってくるからなのだろう。



そして、私の部屋のシャワールームに
何か問題があるらしいということになり、
当初は壁を壊して検査を行うために
1週間ほどシャワーが使えなくなるという話だった。

それでは困ると抗議したところ
その話はなくなったが、
元々話を持ってきた管理室の不備なはず。


このコンドミニアムの管理室はフィリピンらしく、
仕事が常にグダグダでどうしようもない。

仕事を頼んでおけば何度催促しても忘れるし、

検査の件でも
「今から部屋に行く」
「一度下の階を見てきてから、すぐ戻る」
と言ってから戻ってこなかったりすることがたびたびあった。



フィリピンのコンドミニアムは24時間警備員がいるし、
ある程度以上の物件なら入り口がちょっとしたホテル並みに豪華。

しかし、管理室については仕事のクオリティーが
ひどい場合もあることを思い知らされることになった。



結局壁を破壊する案はなくなり、
タイルの目張りをしても階下の水漏れはなくならなかった。

その後も調べた結果、私の上の階に問題があったらしい。


はっきり解決したという報告も来ないので詳細は不明だが、
1ヶ月以上パタッと誰も来なくなったのを見ると
おそらく解決したのだろう。



新築でいきなり水漏れというのも問題だし、
フィリピンのコンドミニアムの管理体制についても
これでは外国人は不満を持つ。

マカティの外国人及び現地の富裕層向けの物件なので、
このへんは投資をする身としては不安になる。

セブにはコンドミニアムを買っているので、
そちらの管理体制は問題ないのかと。



フィリピン全体のレベルが低ければ、
そもそもこの国に愛想を尽かして出て行かない限りは
どこかのコンドミニアムに妥協する以外はないので、
投資家としては大丈夫なのかもしれないが、
フィリピンの嫌な一面を見てしまった。

この管理室は他にもたびたびミスを重ね、
エレベーターのカード(自分の階にしか止まらないように設定)の
更新方法を間違えてエレベーターが1基しか動かなくなり、
50過ぎの白人が激怒している場面に遭遇したこともある。

たしかに30階以上ある建物で、
可動しているエレベーターが1基というのは・・・。




他にも、コンドミニアムの建付けの問題か
鍵の錠の問題かわからないが、
鍵が回らなくて部屋に入れなくなった人が2人いる。

これは私ではないのだが、まずは隣人。


ずっとガチャガチャやっているの何かと思い見てみたら、
どうやらそういうことだった。

新しく入居しようとしたところ、
いきなりトラブルに見舞われたらしい。


これとまったく同じことが、
3ヶ月ほどしてから斜め向かいの部屋でも起きた。

延々鍵を回しているが部屋に入れないらしく、
どちらもコンドミニアムのスタッフを通じて
鍵屋と思われる人に来てもらっていた。



さすがに1年もたたないうちに2件も
同様の鍵のトラブルを抱えるというのは
単なる偶然ではないように感じられる。

これがフィリピンのコンドミニアム全体の話か、
たまたまフェデラルランドがそうとか、
あるいはこの物件だけの話なのかは分からない。


ただ、先進国レベルにはまだまだ到達していないという印象。



移住者として考えると、
プールやジム等の共有施設のことも考慮に入れると
日本に比べ格安でコンドミニアムを借りられるので、
多少のことには目をつぶるのがいいのだろう。

カリカリしてもフィリピンはそういう国なのだし、
最初から諦めるほうが気が楽になる。

あくまで日本とは違う国であって、
まだまだ新興国であると思ったほうが精神衛生上いい。



対して、投資家としては
同じ街の中にある他のコンドミニアムが直接のライバルになる。

マカティの物件を持っているならマカティの、
セブの物件の所有者ならセブの他の物件の質が
直接的なライバル。

あとはセブならフィリピン国内のボラカイやボホールなどの
他のビーチリゾートもライバル視 できるし、
さらに視野を広げればプーケットやバリ等の
国外リゾートも対象になる。


ただ、現状として東南アジア各国においては
サービスも建築のアラも日本よりつっこみどころが多く、
これはフィリピンに限ったことではない。

その意味では、こうした問題を抱えていても
決定的に価値が損なわれるわけではないだろう。



フィリピンに移住してきたのは投資修行の目的もあったが、
実際にマカティのコンドミニアムに住んでみて、
視察だけでは分からないことも色々見えてきた。

やはり体験の価値は大きい。



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執筆者、伊田武蔵
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