5万円って何円?


ネット世界に入り浸っていると、
つい通常の金銭感覚を失ってしまう。

「月に2,000万円稼ぎました」

「3日で億を売り上げた手法です」

こんなあおり文句を目にし続けると、
それが普通であるかのような錯覚に陥る。

そこまで達していない自分は、
恐ろしくレベルが低いのではないかと。


まして、普通にサラリーマンをやっていたら
まず稼げなかった金額が
毎月入ってくるようになると、
多かれ少なかれ金銭感覚が狂うことがある。


「5万円?そんなの誤差の範囲でしょ?」

正直に告白すれば、
こんな気持ちになることも・・・

日々の仕事を、収入を考えた時には、
そんな風に感じてしまうことがないとは言えない。


ただ、金額を追い続けるのは泥沼であるのも事実。

それで身を滅ぼした人も見てきたし、
バランスの取れた富豪を見ていると
金額の大きさだけを追ってはいない。

仕事には貪欲であっても、
入ってくる収入の大きさを追求するのではない。



■複数のお金の基準

人がお金に抱く価値観は1つではない。

収入に対する感情、支出に対する感情。

大きく分けても、この2つがある。

同じ支出でも、
食事に使うお金と趣味に使うお金、
あるいは将来のためのお金では
意味が違ったりもする。

たとえば、毎日の食費は切り詰めるのに、
生活を圧迫する高級車を買う人もいる。


私の場合には、
大きく分けて3つの基準がある。

収入、支出(日本)、支出(東南アジア)の3つ。


「5万円の差を気にしてどうするの?」
というのは収入に対する感情。

全体の中で見たら、
大きな額じゃないという意味で
こうした発想になる。


その一方で、日本で生活していた時の支出、
マレーシアでの生活、旅行の際の支出として
5万円は大きな金額。

何しろ、マレーシアでは
プール付きの3LDKのコンドミニアムに住み、
毎食を外食で済ませても月に15万円程度で
生活できてしまうのだから。
(旅行や遊びのお金は別)

日本ならもっとコストは上がるものの、
それでも5万円は小さな額ではない。


サラリーマンなら、
月に5万円の収入増があれば
生活の質が明らかに変わるだろう。

1日に1,700円の資金が上乗せされるのだから。

おいしいものを食べることも、
いい家に引っ越すことも、
服を買ったりすることもできる。

月に1回旅行に行って、
ちょっと高級なホテルや旅館にも泊まれる。

それだけの金額だ。


5万円を甘く見てはいけない。

生活者として支出を考えるときには、
こうした考えに至る。

実際、5万円のものを買うとなれば、
今でも真剣に悩むし、
とりあえず1日置いて頭を冷やしたりもする。


ビジネスマンとして収入を考える時と、
生活者として支出を考える時では
同じ金額でも意味は違ってくる。

その両方を持っていなくてはならないわけで、
一方を失えばバランスを崩してしまう。


目先の利益を優先してビジネスをすれば、
大局的な判断ができなくなる。

細かい費用の削減に躍起になり、
大きな利益を損なうことにもなる。

たとえば、1万円のノウハウを加えることで
50万円の利益を出せるのに、
その仕入れを拒んでしまうように。



その一方、生活者としての観点を失うと、
お金がいくらあっても足りなくなる。

いわゆる成金趣味の人は、
この罠におちいっている。

収入に比例して生活レベルを上げれば、
先行き不安さは普通のサラリーマンと変わらない。

いつまでも収入=支出の状態だ。


しかも、人間は一度上げた生活レベルを
簡単に下げることはできない。

これは心理学的にも認められている。

結果、常に稼ぎ続けなければならない
馬車馬状態になったことを、
稼げなくなってから気づくことに。

これでは、お金があっても
私には幸せには思えない。




私がサラリーマン時代に副業を始めたのは、
奴隷のような生活から抜け出すため。

別にぜいたくをしたいわけじゃなかった。

5つ星ホテルに泊まったり、
時には高級レストランに行くようにはなったが、
その原点は忘れていない。

だからこそ、
今でも支出のレベルを
必要以上に上げることはしていない。

その代わり、
今後の安定の基盤となる資産を作っている。

地味だし、面白みはないかもしれないが、
精神的な安定を得るために重要なポイントだ。



ネット世界においては、
派手な売り文句は散乱している。

それに惑わされて、
自分の金銭感覚を見失ってしまえば
泥沼の中に身を投じる事になる。

いくら稼げるようになっても、
「5万円は大金」であることを
忘れないようにしなくては。



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執筆者、伊田武蔵
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