プラハ中央駅の不可解な案内


スロバキアからチェコに移動し、プラハの中央駅で次の町への移動手段について確認しておくことにした。

次はおそらくニュルンベルクに行くと思うので、そこまでの行き方について。

まず必要な情報として、時刻表が挙げられる。

何しろ何時間かかるかもわからないし、場合によっては夜行列車等になる場合もあるので、そういった時には予定を見直すことも視野に入れたい。

夜行列車は昔お金がなかった頃にホテル代を慎ましく節約するために活用していたが、何しろ疲労が取れないので最近はできるだけ避けるようにしている。


現地で情報収集

まず時刻表をもらおうと思って切符売場に並んでいると、そこではなく、インフォメーションセンターの方に行けと言われた。

ついでだったのでニュルンベルクまでの金額だけ聞いておいて、インフォメーションセンターの方に移って、まず時刻表をもらった。

そしてその時に、念のため金額についても確認しておいたら、金額は窓口で聞けという。

この2つの情報は基本的にセットになっているはずなので、両方ほしいという人が多いのではないかと思う。

そういった旅行客はわざわざ両方の窓口に並ばなければならず、しかもプラハ中央駅はかなり混み合っていたので、それなりに時間もロスすることになる。

一人の人がわざわざ二か所に行くことになるため、結果的には駅員としても仕事が増えるだけで、誰にとっても特にはならない。

無意味な雇用を増やすことで失業率を下げる効果は期待できるかもしれないが・・・。


こういった無駄な動線を作っていることも、駅の混雑の一つの要因になっているのではないかと思う。

メーデーが終わり、解放記念日を間近に控えたタイミングだったが、無意味に思える行列をそこかしこで見かけた。

プラハの場合、単純に駅に人がたくさんいるということもあったが、窓口にしろ、インフォメーションセンターにしろ、ひどく混み合っていて、かなり面倒くさい印象があった。

そういったことを考えてみると、まだまだ改善の余地はあるのではないかと思う。

日本の行政というと縦割りのイメージが強いものの、そういった批判も受けて、随分と改善されてきたように感じる。

それに比べると、このプラハの駅のように前時代的に業務を分けている所の方が、よほど日本よりも縦割りの意識が強いのではないか。

プラハは世界的な観光都市なので、殿様商売で通用してしまうのも事実ではあるが。


地下鉄でホテルへ

その後、中央駅でATMを探し求め、チェコの通貨であるコルナを引き出してから、地下鉄に乗ってホテルの最寄り駅まで移動することにした。

この地下鉄は何駅から何駅までの切符を買うというシステムではなくて、乗車時間に応じてお金を払うシステムになっている。

例えば、30分以内に到着するのであれば24コルナで移動ができるし、これが90分以内になると36コルナになる。

初日に関して言うと、地下鉄の利用は片道のみだったうえ、4駅ほどで到着するので、一番安い切符を購入して、100円ちょっとで移動することができた。

そして、到着したヴィシェフラド駅の近くには大きな陸橋がかかっていて、その下の町を見渡すことが可能になっていた。

こうして初めてのプラハでの滞在がスタートした。


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