フィリピンのフリーペーパー、プライマーの正しい読み方


マニラの日本料理屋に行くと、かなりの頻度で置いてあるのがプライマーという無料情報誌。

日本にも様々なフリーペーパーがあるが、フィリピンでは見かけたのは2つぐらいしかない。

1つがマニラナビというフリーペーパーで、もう1つがプライマー。

このマニラナビはあまり見かける機会がなく、プライマーに比べるとかなり発行部数が少ないものと思われる。

貴重な情報源として当初はプライマーを毎月どこかの日本食レストランでもらってきていた。

ただそうやって定点観測をしてわかったことは、毎月同じレストランが紹介されているだけで、それ以外の情報というのもほとんど変わり映えがしない。

どうやら特集記事というのはほとんどなく、ただ広告で掲載しているだけの情報がほとんどなので、実を言うとそこに掲載されているかどうかというのはあまり意味がないことがわかった。

フリーペーパーという事業モデルを考えればこれは別に避難されることでもなく、当たり前といえば当たり前のこと。

ただ、そこに掲載されているレストランはなんとなく日本人の舌にも合う気がしてみたりとか、いわゆる地元の人気店のような感じがしたので、つい足を運びたくなったが、結局は偏った情報であることがわかってからあまり見なくなった。

月毎に地域の特集というのもしていて、レガスピビレッジであるとかドゥユゴスサークル、あるいはグリーンヒルズ等、こういった各エリアの特集というのも組まれている。

ただ実際に中身を読んでいくと、そこにあるレストランやマッサージ店を紹介しているだけで、正直なところあまり参考にはならない。

そもそも私はレガスピビレッジに住んでいるので、この辺りのことにはさすがに詳しい。

そこで、プライマーで特集されている店を見てみたが、特に流行しているわけでもなく、ごく普通のマッサージ店やエステ店が紹介されているだけだった。

たしかに足で探す必要がないという意味では多少の利便性はあるものの、それ以上の価値はないのではないかというのが正直なところ。

そのため、最近はプライマーの新しいものを見かけても手に取ることはなくなってきた。

無料の情報誌なので多くを望むことはできないが、やはりそんなものなのだと思う。

ただ残念なのは、マニラというのは比較的情報が不足している。

では有料で何か質の高い情報誌があるのかといえば、そういったものも見当たらない。

電話帳のようなものは日本語で発行されているものの、これは本当に必要最低限の情報しかなく、日本でいうタウンページと同じようなもの。

さすがにこれでは情報を得ることが難しい。

結局、知人や友人から直接聞いた情報が一番確実だという結論になってしまっている。

しかも、マニラのような新陳代謝の激しい街というのは以前の情報がどんどん覆っていく。

経済発展の最中にあるので、同じ店舗が別のオーナーに売り渡されることで経営方針がまったく変わってしまいダメな店になってしまうこともある。

逆もまた然りで、劇的に改善される店もある。

そして新規出店というのはどんどん進んでいくし、その一方で淘汰されていくものもある。

実際に私が移住してきた当初よく行っていたサンゴというハンバーガーショップであるとか、あるいはその隣にあったミコシというリトルトーキョーの近くにある日本料理屋も相次いで倒産してしまった。

こうなってくると一時的に取材をして情報を載せたところで、リアルタイムに編集をしていかない限りはあまり参考にならないという点がマニラの情報の難しいところ。

そう考えるとそれなりのマンパワーがいるし、残念ながらそうした特集を組もうという気には私自身もならない。

少なくともレストランに関していえば、実際にその場に足を運んでお客さんが入っているかどうかを見れば、その店のレベルというのを推し量ることはできる。

やはり繁盛している店はそれなりに美味しかったりコストパフォーマンスがよかったりするし、昼時や夕食時にも関わらず閑散としている店は何か問題があることが多い。

これは日本でもどこでも同じことなので特別なことではないが、やはりフィリピンでも同じことがいえる。


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