ルーマニアの物価をブカレストやブラショフ等で調べてきた

ブカレスト

ブルガリアに続き、
陸路でルーマニアに移動し物価を調べてきた。

もちろん市場調査が主目的というわけではないが、
ある意味いつもどおり確認してきたので、
その時の記録を。

まずは現地の人が買い物をしている大型スーパー、
メガイメージで見たルーマニアの物価について。

ちなみに、このメガイメージはブカレストの至る所で見かけ、
大型店舗からタッチアンドゴーという
コンビニのような業態の店まで同ブランドで展開している。

なお、ルーマニアの通貨はレイで、
1レイは今日現在約29円。

まず、チョコレートの量り売りが100グラムで2.79レイ。

コカ・コーラ2.25リットルで3.39レイ。

果物や野菜に目を移すと
ピンクグレープフルーツがキロ3.69レイ、
レモンがキロ4.99レイ、
パプリカがキロ16.99レイ、
トマトがキロ18.99レイのものと9.99レイのものがあった。

カカオ85%のチョコが80グラムで5.09レイ。

スタロプラメン(Staropramen)というビールが330mlで2.99レイ。

プリングルスが165グラムで7.19レイと
さすがに国際ブランドだけあって高め。

プリングルスは大抵の国でこのくらいの価格で、
物価の安い国でもそこまで下がらないことが多い。

いわば物価の硬直性の高い商品で、
スターバックスやmac製品も比較的その傾向にある。

スニッカーズが75グラム2つで2.39レイ。

100%オレンジジュースが1リットルで7.19レイ。

卵が10個で7.65レイ。

牛乳が1リットルで3.98レイ。

ミネラルウォーターが2リットルで2.38レイ。

やはり生鮮食品や食料品は全体的に安い印象がある。

水もビールも安く、生きていくのにかかるコストは低い。

ジュース売り場
スナック菓子
チョコレート


標準的な会社員の月収が3万ユーロ前後というので、
そうでないと生活が成り立たないことになってしまうが・・・。

ブカレストでは美容院にも行ってみた。

ブルガリアでパソコンが盗まれ、
新しいものをルーマニアに来てから購入したが、
取り寄せになって時間がかかったのでその暇つぶしに。

こちらは27レイで、紅茶も付いてきた。

出来は・・・二度と切ってほしくない(苦笑)。

観光客の多い旧市街の店なので、
完全なローカル向けの店というより
それなりに外国人も訪れるはずなのだが、
なかなかひどい出来だった。

ルーマニアは不思議な国で、
なぜか美容院でビールも注文できるようになっていた。

切り落とした髪がグラスに入りそうだし、
不便だと思うのだが・・・

そこまでして美容院で飲みたいのだろうか。

購入したMacBook Air11インチは4.199レイで、
そのうち消費税が24%。

正直、ルーマニアに税金を払うぐらいなら
ポーランドやフィリピンやタイに払いたい。

税率の問題ではなくて、
貢献したい国に払う方がいいという意味で。

ただ、今回は仕事のこともあって
購入を先伸ばしにするわけにもいかなかったので仕方ない。

結局、48時間以内に届くと
店員から自信満々に言われたが、
実際に届いたのは6日目になってからで、
すでに120時間以上経っていた。

最初から期日通りに届くとは期待していなかったが、
予想以上のひどさだった。

物価で考えると、
日本で買うと同じタイプのMacBook Airが102,800円なので、
ルーマニアの方がかなり割高ということになる。

物価が安くても、そもそもMacBook Airの需要が少なく、
流通コストがかかることを考えると自然な結果。

香港の方がフィリピンより
MacBook Airは安いことを考えると納得できる。

とりあえず、MacBook Airが無事に手元に届いてよかった。

MacBook Air

実際にはスマホで仕事は十分回っていたが、
やはりパソコンがあるにこしたことはない。

タクシーはメーターを見ていたら
初乗りが50円程度の模様。

と言っても、
乗ったのは交渉制のタクシーばかりだったので
実質的に初乗り運賃があまり関係なかったのだが。

ブラショフの駅から旧市街中心部までは
メーターを使わないタクシーに乗ったが、
最初は20レイと言われた。

別のタクシーに聞いたら10レイだったので、
こちらに乗った。

交渉は面倒ではあるものの、
降りるときにはトランクを開け、
スーツケースも出してくれた。

積んだまま逃げられたという話も聞くし、
友人もマカオでそれをやられたことがあるので
トランクに荷物を預けるのは嫌いだが、
一緒に運転席から降りてもらえると安心。

その間に勝手に走り去ることもないので。

ルーマニアのレストランは、
ピザのマルゲリータなら17レイ程度から。

マルゲリータ
ブカレストの旧市街だともう少し高く、
ブラショフだと若干安めになる印象。

肉料理はブルガリアよりは高く、
チキンの胸肉のソテーでも25レイ程度から。

ドラフトビールは500ミリリットルで8レイぐらいから。

レストランの金額はブルガリアより若干高いが、
それ以上に問題なのは質。

ルーマニアは食事がまずい。

しかもルーマニア料理が残念なわけではなくて、
鶏肉や豚肉のグリルといったどの国にもあるものが
全体的にまずい。

この残念さは何なのだろう。

唯一の例外はピザで、
シンプルなマルゲリータが一番美味しい。

逆に具が増えると質が下がる印象。

ブカレストではマルゲリータは美味しい店ばかりだった。

ただ、ブラショフでは外れの店も・・・。

味覚が日本人とは違うにしても、
それはブルガリアやポーランドだって同じ条件。

しかし、これらの国の食事は美味しい。

なぜルーマニアばかりがまずいのだろう?

物価の安さよりも、レストランに行くとこの点が気になった。

物価水準はブカレスト、ブラショフ、シギショアラ、アラドと
大きく変わることはない。

ホテル代も同様で、
時にはブカレストの旧市街近くのほうが
ブラショフの中心部近くよりも安かったりした。

しかも、より広い部屋、充実した朝食、
感じのとても良いレセプションのスタッフなのに。

旅行者にとって重要なホテル代の水準も見ておくと、
ブカレストの5つ星ホテル、
JW Marriott Bucharest Grand Hotelが一泊21,550円。

4つ星のRamada Bucharest Majestic Hotelが9,887円。

他の街に行っても、
大きな変動はなかった。

ルーマニアの国内移動はブルガリアの倍ぐらいする。

例えば、ブカレストの北駅からブラショフ駅までは
2時間40分の急行で50レイ。

鈍行は4時間近くかかるが、25レイで行けるらしい。

なお、ブカレストの市内の地下鉄に乗った時は5レイだった。

地下鉄
これが一律料金なのか、
行き先で金額が変わるのかは不明。

改札は自動なのに、切符の販売は人がやっていて、
向こうが携帯電話で話しながらだったのでよく分からなかった。

飛行機での国境を越えての移動を見てみると、
たとえばブカレストのアンリ・コアンダ国際空港から
フランクフルトまで安い日で片道12,000円を切る。

このあたりは物価の安さは反映されず、
むしろメジャー路線の方が割安感がある。

日本からルーマニアへの直行便もないため、
交通においては多少不便な場所。


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