ロシアでの口座開設・ルーブル建ての定期預金を見送っている理由




ロシアで口座開設を行い、
ルーブル建てで定期預金を組んでおくというのは
資産分散をしつつ高い利率と為替差益を得る上で
有効な選択肢の1つと考えられるだろう。

何しろルーブルは通貨として弱くなっているので、
安くなったところで両替したおくことで
将来的な為替差益を得られる可能性がある。

仮にも大国ロシアの通貨なので、
リスクも絶望的に高いわけではない。

豊富な資源という裏付けを考えても、
一時的な暴落要因はあるにしても、
長期保有する通貨としては悪くない。



また、ロシアの銀行は預金金利が高いため、
定期預金を組むだけでも7〜9%の金利を得られる。

たとえばシティバンクの1年定期だと9%、
ROSBANKは3ヶ月でも年利9.5%、
Sberbankの1年物は8.05%となっている。

これだけの高利率というのは、
不動産投資でもネット利回りではなかなか出ない数字。


もちろんその裏にはリスク性の高さがあるわけだが、
分散対象の1つとして考えるのなら面白いのではないかと。

FXでルーブルの運用をすることも考えたが、
値動きが激しく過ぎてルーブルは扱っていない会社も多いし、
利率を考えても銀行の口座を開設する方が有利な模様。



日本からならウラジオストックが近いが、
私はヨーロッパに行く途中で立ち寄れるので、
モスクワの方が都合がいい。

実際、去年バンコクからソフィアに飛ぶ時には、
図らずもモスクワ経由だった。

この時はバンコクーモスクワ間の便が遅れたため、
大慌てでソフィア行きの飛行機に乗り込むだけだったが、
時間を取って口座開設に行くこともできる。

そう考えると、ついでに立ち寄れる街ということになり、
それなりに利便性も高そうに見える。


ただし、ロシアの定期預金には不利な点も

ロシア入国の障壁となるのは、
観光客を頑なに拒んでいるかのようなシステム。

日本人なら大抵の国はビザなしで入国できるが、
この国はそうはいかない。

まずは東京、札幌、函館、大阪、新潟のどれかの在日ロシア領事部に
ビザを申請する必要がある。

これだけでも手間がかかるが、
ロシア渡航の面倒さはそんなものではない。

入国日と出国日、観光ルートや移動手段、宿泊するホテル、
支払いが済んでいる旨の証明書等を用意しなければいけない。

観光客への歓迎ムードがないどころか、
いまだに秘密主義で外国人を寄せ付けたがらないという姿勢すら
この段階で感じる。


自由に旅をすることなんてもちろん不可。

事前に観光ルートまで事細かに決めておかなければ
ビザが下りないのだから。


さらに、ロシアといえば国内交通のずさんさが悪名高い国。

シベリア鉄道は平気で運休、大幅な遅延が見られる。

しかも予定通りに運ばなかった場合、
随時その旨を報告しなければいけない。

こんな不便で理不尽な話もないものだが、
実際にそのような規定になっている。


今時こんな国もないものだが・・・。

規則の厳しさという意味でも、
国内インフラの未熟さという意味でも。



こうしたことを考えると、
ロシアは気軽に行ける国ではない。

口座開設をしてルーブル建ての定期預金を組むにしても、
これだけのハードルを越えなければいけない。

もちろん出金の時にも。


私のように海外を転々としていると、
まずビザの手続きをしに行くのが大変。

日本以外の大使館でも受け付けてもらえるのか不明だが、
いちいち一時帰国しなければいけないとなると
その時点でうんざりする。

こうしたことを考えると、
小さな金額をルーブルに両替して定期預金に入れても、
手間を考えるとペイする気がしない。

たとえば100万円程度の少額であれば、
わざわざそんな思いをしてまで運用する意味はないだろう。



かと言って、資産の中でもそれなりの割合を入れるのは、
少々リスク性が高い気もする。

たしかに9%の利率は魅力的だが、
そうまでしないとお金を集められないということの裏返しなのだから。


私の投資仲間の中にもウラジオストックに渡り、
現地で口座開設をしてきた人がいる。

日本人にも門戸を開いているというのは朗報だが、
何かのついででもない限りは腰が重くなる。

今の段階では積極的になれないのは、
こうした背景があるから。


ルーブル建ての定期預金の持つ可能性は否定しないし、
引き続き選択肢としては考慮していく予定。

この高金利は東欧諸国と比べても魅力的。

世界的に価値が高い。

ただ、リスク性も・・・。


ひとまずロシアやウラジオストックの銀行での口座開設は
保留事項として今後も観察していきたい。

それにしても、サンクトペテルブルクは一度訪れたいので、
そのついでに銀行にも行くことになるかもしれない。

利便性を考えて、
口座を持つのはモスクワかウラジオストックの支店にするとは思うが。



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執筆者、伊田武蔵
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