ロシアのルーブル安は投資のチャンスなのか


海外投資をしている上で、重要な問題として為替がある。

どれだけその国の中で利益が出たとしても、通貨が悪くなっていて、他の国にお金を持ち込んだ時に目減りしているようでは意味がない。

この観点から見ると、アベノミクスの影響で、日本経済というのは、よくなっているように見えるが、株価が伸びたところで円安がどんどん進んでいるので、ドル建てにしたり、あるいはマレーシアリンギットやフィリピンペソ等の外貨に換えた時に、結局は目減りしているということが平気で起こっている。

更に言えば、円換算で株価か伸びていれば、20%の税金というのは当然かかってくるわけで、実質的にはお金が減っているのに、なぜかそこに利益に対する税金までかかってきて、二重に損をすることになる。

逆に言うと、通貨が弱くなっている国で資産を買って、その国の通貨が強くなってから別の国に移すということをすれば、全く逆の現象が起こる。

例えば今現在、円安以上にルーブル安というのが進んでいて、ロシアとウクライナの問題が明らかに影響を及ぼしている。

ということは今の段階で、ロシアのルーブルを買っておく、あるいは定期預金を積むとか、ロシアの不動産を買うとか、そういったことをしておいて、ルーブルが今よりも高くなってから、そういった資産を売却し、そのルーブルを米ドルであるとか、あるいはユーロ等に換えて、利益を抜くということは十分に考えられる。

しかしながら、どうやってルーブルを保有するかという問題があって、FXだと基本的にはほとんどの会社が対応していない模様。

というのも、ルーブルの変動幅が大きいということもあって、なかなか一般の投資家には勧められない状況にあるというのが、一因になっているという話を聞いた。

更にロシアで、銀行口座を持とうと思うと、一旦ロシアに入らなくてはいけない。

実はいうと、私は3月にモスクワに立ち寄って、そこからブルガリアのソフィアに行くという予定が入っているが、こちらはエアロフロートという航空会社を利用する。

しかしながら、モスクワの空港の外に出ることはできない。

というのも、ロシアは事前にビザを取らなくてはいけないうえ、どうやらこの手続きがかなり煩雑で、日本国内にいない私の場合だと、なかなかビザを気軽に取得できる状況ではない。

したがって、いくらロシアの土地の中に入っているからといって、空港から勝手に出ることはできず、銀行の口座開設に足を運ぶということは不可能。

こうなってくると、ルーブルを持つということは、なかなか大変なことになる。

例えばそれで、50万円ぐらいの金額を定期預金にするだけであれば、ビザを取ったり、ロシアに滞在したりする費用がかかるだけで、結局のところは無駄足ということになってしまう。

そう考えると、よほどまとまった資金がある場合でなければ、ロシアに銀行口座の開設をしてまで、ルーブルを保有する意味はないのではないかと思う。

このルーブルの問題というのは、ロシアの国内だけにとどまらず、ロシア人が好んで買う各国の不動産にも影響が及ぶ。

例えば、プーケットはロシア人にも人気で、不動産オーナーにはロシア人もかなり多いと聞くが、こういったところの不動産価格が下がる可能性はある。

更に言えば、アルバニアにおいても、不動産投資をすることで、ビザを得ることができるというプログラムがあるが、これの70%以上はロシア人が利用しているという。

こういったところにも影響が出る可能性もあるので、直接的にルーブルを買うのではなくて、ロシア人の投資家が撤退して、値段が下がったものを購入し、それをロシア人が戻ってきたところで高値で売り抜けるというのも一つの戦略になる。

しかしながら、これも当然のこととして、慎重に情報を収集する必要があるので、一筋縄で簡単に実行できるような投資法ではない。



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執筆者、伊田武蔵
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