イージージェットと共に、ヨーロッパのLCCの中で2大巨頭と目されるのが、ライアンエアー。
元々こちらが元祖のLCCだったらしい。
私は、アジアを中心にLCCを使っていたので、エアアジアやタイガーエアはこれまでも何度も使っているが、ライアンエアーはポルトガルへのフライトが初めてということになる。
このライアンエアーは便利で安い反面で、かなり悪名高い部分もあって、手続きが厄介であることで知られている。
例えば、事前にWEBチェックインをしなければ、罰金として40ユーロを課される。
さらに、フライトのチケットをプリントアウトしておかなければ、こちらも同じく40ユーロをペナルティとして取られる。
ということは、これらの手続きをどちらも事前に行わなければ、合計80ユーロを取られるということになり、1万2千円程度になる。
これは下手をすると、航空券の元々の代金よりも高いという結果になる。
通常であれば、WEBチェックインにしろ、フライトチケットの印刷にしろ、他のLCCでも特に求められていないこと。
もちろんそういったシステムを作っている会社はあるものの、その手続きが済んでいなかったからといって、空港で罰金等の不利な扱いを受けるはない。
せいぜいチェックインカウンターに並ばなければいけないとか、長い方の列にいかなければいけない程度で、それ以上の罰則を与えられるのは前代未聞。
この部分については、私も先日ダブリンのBeanhiveというカフェで、ギネス・ストアハウスに行く前にようやくクリアすることができた。
WEBチェックインに関して言うと、いつでもできるわけではなくて、フライトの期日が迫ってからでなければできないという決まりがある。
これについては、席を指定することで予約時に手続きができるようだが、席の指定も有料になるので、指定しないという前提であれば、数日前からということになっていて、若干面倒。
さらに、長期旅行中であれば、プリントアウトもままならない。
実際、先日泊まっていたベッド&ブレックファーストで、プリントアウトしたいという旨を申し出たところ、プリンターがないということで断られてしまった。
今朝チェックアウトしてきたホテルでは問題なくプリントアウトができたので、そこでようやくフライトチケットを手に入れることができた。
こういったことは、短期の旅行であれば自宅で済ませることができるものの、私のように計画がなく、その場その場で航空券を手配するような旅であれば、かなり不利な状況ということになる。
ライアンエアーの荷物の問題
もう一つ懸念材料となっているのが荷物の問題。普段から持ち込み荷物で全てを済ませているが、ライアンエアーは厳格に1つしか持ち込み荷物を認めていないという話を聞く。
私の場合、メインのスーツケースと、普段から使っている手で下げるタイプのバッグを二つ持っているので、これがどういう扱いになるのかがわからない。
もしかすると、1つにまとめろと言われる可能性もあるし、そうなってくると収納が厳しくなってくる。
ひょっとすると、どちらかを持ち込めないという可能性も出てくるので、リスボン行きの便に無事に乗れるという確信をいまだに持てずにいる。
この辺が、ライアンエアーのかなり面倒なところになっている。