給料が上がらない会社を転職しても無意味な理由


たとえ勤めている会社で給料が上がらないとしても、
転職して問題が解決するかというと疑問が残る。

海外に移住し、
さらに新興国を回って感じるのは、
日本はもう老人国家であるということ。

言い換えれば、成熟して衰退する時期に来ている。

街には活気がないし、
サラリーマンの目が死んでいるのを
3年ぶりの一時帰国で痛感した。



この国において、
給料が上がらないというのは
長期的に見れば当たり前のこと。

経済が縮小しているわけなので。

もちろん、デフレからインフレに経済政策を切り替えたことで
表面上は多少のプラス材料にはなるかもしれない。

ただ、それは目先の額面が微増するだけで、
給料の実質価値が増えるわけではない。

1年で2%のインフレになった時、
給料が2%増えても本質的には据え置きと変わらないのだから。



そして、会社にとって日本人の社員が
すでに邪魔な存在になっているというのも事実。

本音としては外国人を使うとか、
システムや機械化したいものの、
ビザの問題や職種等のハードルのために
嫌々コストの高い日本人を使っているケースもある。

こうなってくると、
もはや社員として生きていくことが
リスクとしか感じられない。


給料が上がらないとか、
そんなのは普通のことになっていくわけで、
マクロ的に言えば経済が衰退していくのは必須。

それは人口動態等によって運命づけられているわけで、
個人が頑張ってどうにかなる問題ではない。



しょせん大きな視点で見れば、
環境によって大部分の勢力図は決まってしまう。

イレギュラーな結果を出す個人や集団がいても、
1億人を越える国家の命運を変えられるわけでもない。



そう考えると、
給料が上がらないことで会社に不満を持っているのなら、
転職より独立した方がいいのではないかと思う。

いきなり無収入になるのが厳しければ、
最初は副業からスタートすればいいわけだし。


私もそこを入り口にして、結局独立した。

それから5年以上たった今、
どこかの会社で働くことはもう一生ないと思う。

自分がサラリーマンに向いていないことも分かったし、
雇われていたら仕事へのモチベーションが下がるのも理解できた。

今は海外のプール付きコンドミニアムに住んだり、
世界一周をしながら仕事をしているが、
その方が人生も楽しい。

そして、給料はなくなっても収入は増えた。



いきなりリスクを背負って独立できるほど
勇気も能力もあったわけではなかった。

ただ、会社を辞めたい一心で副業をしてみただけ。

その前には、転職を有利に進めるために
資格を取ってみたこともある。

結局、簿記もビジネス実務法務も使うことはなく、
お蔵入りしてしまったが悔いはない。

むしろ、今後も履歴書なんて書く機会もなく、
面接で他人に評価されることのないまま生きていきたい。



日本という舞台においては、
すでに給料が上がらない下地ができている。

そこから収入を上げたいのであれば、
やはり個人としての力を生かしていく必要がある。

ゲームのルールは変わったわけで、
高度経済成長時代の成功法則は通じない。

どうしてもそのルールで行きたければ、
経済に勢いのある新興国で働くとか、
そういう選択肢を取るしかないだろう。



日本そのものが過疎化する村とか、
限界集落のようなイメージだと思っておくと、
会社が給料を上げてくれないのも納得できる。

多くの会社は経営していくだけでも大変だし、
社員が人財としてもてはやされた時代とは違う。


その一方で、ニッチなビジネスはいくらでもあるし、
個人単位で参入できるものも多い。

誰かにお金をもらおうとするよりも、
最初から自分で稼ぐことの方がハードルの低い時代になっている。

これは独立してしみじみ感じるところ。


上司の評価を気にしたり、
肩書きや職位を求めて無駄に神経をすり減らすよりも、
自分単体でぶつかっていく方が合理的になってきた。

何しろ、会社にも社員を守る体力がないのだから。



寄らば大樹の陰と思っても、
その樹が腐って倒れそうなら元も子もない。

倒れかけの樹に自分の身を縛り付けるぐらいなら、
身軽さを売りにした方がよほど安全で楽しく生きられるはず。

給料が上がらないとか、
結果が評価されないとか、
そんな愚痴をこぼすこともなくなる。



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執筆者、伊田武蔵
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