ザルツブルクカードは観光の際、予想以上に便利だった




ザルツブルクカードの存在を聞いた時、
やはりという感じがした。

というのも、その前にいたインスブルックにおいても
ほぼ同様の制度であるインスブルックカードがあったため。

そしてインスブルックカードの使い勝手が良かったことから、
ザルツブルクカードにも期待が増した。


インスブルックの場合、
アルプスの山(ノルトケッテ)に登ったり、
郊外のアンブラス城や
スワロフスキー・クリスタルワールドに行ったこともあり、
1日ではとても足りそうになかった。

ということで48時間を選択。

結果としてちょうどよかった。


では、ザルツブルクカードの時間はどうするか?

こちらも24時間・48時間・72時間と3種類ある。

感覚的にはインスブルックの方が小さな町という印象だし、
観光に要する時間はザルツブルクの方が長そう。

しかし、実際に回りたいところの位置関係を調べると、
ザルツァッハ川をはさんだ旧市街にかたよっている。

わざわざバス等の交通機関を使う必要すらなく、
徒歩で周れる範囲。

唯一の例外はホーエンザルツブルク城だが、
ここは遠いから行くのが大変なわけではなく、
高台なのでケーブルカーを使うだけ。

ということで、24時間もあれば十分という結論に至った。




と言っても、
予定もたてずに来てしまったため、
上記の決定をしたのがホテルにチェックインしてから。

もらった地図を見ながら、このような計画を立てた。

そこでザルツブルクカードを入手しなければいけないが、
結局旧市街にあるホテルから中央駅まで戻ることに。

ムダな動線だった。

しかもホテルをチェックアウトする際に気づいたが、
実はホテルのフロントで購入できたらしい。

灯台下暗しと言うか、何と言うか。


天気があまり良くなかったのでどうしようかと思ったが、
雨が止んで晴れ間が差してきたので
観光に繰り出すことにした。

ザルツブルクカードは日付けが変わったところで終了ではなく、
24時間が経過するまでは有効。

私の場合は午後3時半に使い始めたため、
翌日の同時刻までは利用できる。

このあたりは融通がきいていい。


ほとんどの博物館等は入場料が無料になり、
他にもツアー等であれば割引を受けられるものも。

また、市内のバスも無料になるが、
ザルツブルクは旧市街を中心にした小さな町なので、
特にバスを使うこともなかった。


ひとまず、フェスティバルホールのような
入場できるタイミングに指定のある場所は避け、
比較的閉館時間の遅いところを周ることにした。

まずはMozart-Wohnhaus(モーツァルトの住居)へ。



ホテルがザルツァッハ川の北側だったので、
まずは手近なところから攻めることにした。

モーツァルトの住居と言っても、
ゆかりの品が並べられているだけで、
生活感はまったくない。

息づかいは一切感じられないのは残念。


それからザルツブルク博物館とドーム(ザルツブルク大聖堂)を見てきた。

博物館の展示の一部。







それから聖ペーター教会を訪れ、
教会と墓地・カタコンベを訪問。

墓地は幽霊の出そうな薄気味悪い感じではなく、
明るくて緑豊かな土地。

普通に散歩道としても利用できそうなほど。







それからメインのホーエンザルツブルク城へ。

あいにくの曇り空と、途中から雨が降りだしたのは残念だが、
旧市街を中心に一望できたのは素晴らしかった。






それにしても、
チケット待ちの列ができても
ヒマそうな係員は手伝うでもなく、
あくまで暇を持て余しているのを隠そうともしないのは
オーストリア人の気質なのだろうか?

スーパーも閉店時間には必ず閉店するし、
そのためには売り場にいる来店客を追い出すほど。

余計な仕事はしないと言わんばかりの態度を感じる。


ホーエンザルツブルク城の跡は、
近代美術館を見て終了。

こちらでは演舞の実演も行われていて、
武道の型も取り入れたダンスが行われていた。




基本的に近代・現代美術館はいまいち理解できないことが多いが、
今回は行って正解だった。

近代美術館は展望台も兼ねており、
ホーエンザルツブルク城につづいて眺望が素晴らしかったのと、
展望台は雨上がりの緑の香りに包まれていた。




一夜明けたら、天気予報に反して晴天だった。



この数日のぐずついた天気はどこへやら、
久しぶりの突き抜けた青空。

観光はこの日にすればよかったと若干の後悔をしながらも、
2日目は2時からのフェスティバルホールと
3時からのザルツァッハ川クルーズに焦点を合わせ、
それまでに他のスポットを周ることにした。


まずはモーツァルトの生家。



こちらも住居と同じく、
生活の気配は一室を除いてなくなっていた。

ちなみに日本人ガイドの人がいて、
日本語でアテンドをしているのを見かけた。

オーストリアに来てから
日本人はあまり見かけなかったので久しぶり。


続いてクリスマスミュージアム。





なかなか夢のある場所だった。

ザルツブルク博物館のすぐそばだが、
前日は途中で雨が降ったりもしたためか、
まったく気づかなかった。


そして同じく前日は発見できなかったパノラマ博物館。





それからザルツブルク大聖堂を昨日に引き続き見た後、
前日は閉館時間の都合で入れなかった
博物館・宝物庫・レジデンススペースへ。

ここの展示物や部屋の装飾は素晴らしく、
個人的にはザルツブルクでもっとも感動した。

ここで予想外にゆっくりしてしまったため、
その後の時間を圧迫してしまったほど(笑)。

これまでヨーロッパや北米の教会・大聖堂は色々見てきたが、
ザルツブルク大聖堂はその中でもトップクラスの美しさだった。





しかも2日目は運良くパイプオルガンの演奏中で、
なおさら荘厳で美しい時間が流れていた。

宝物庫やレジデンスへの入り口は
大聖堂への入り口の右手にある。

宝物庫等は撮影禁止なのが残念。


クルーズ等を考えると時間がなかったので、
屋台で生ハムを挟んだプレッツェルを買って食べ、
トイ・ミュージアムへ。

靴を脱いでサンダルに履き替え、
しばし童心にかえる一時。





それから自然史博物館を足早に見て回った。







どうにかフェスティバルホールのツアーに間に合った。

一日に2度、5月は9時半と2時の2回しかないので、
間に合ってよかった。

ただし、ツアーは退屈なものだった。

長々ドイツ語で説明をされた後、
英語で説明があるのだが、
その時にはすでに飽きてしまった。

所要時間は40分ほど。





そしてザルツァッハ川クルーズへ行くと、
すでに3時のクルーズは満席ということで、
4時からのクルーズに回ることになった。

1時間は旧市街をぶらぶら歩き、
船の乗り場に戻ってくるとすでに長蛇の列。

それからチケットを見せて乗船するが、
窓際の席はいっぱいだった。


そこから40分ほどのクルーズだが、
イギリス人の陽気でサービス精神旺盛な船長と共に東へ向かう。

途中でホーエンザルツブルク城を右手に見たり、
最終地点では美しい山々を正面に見たり。

のんびりしたクルーズだったが、
美しい景色を楽しめた。




ちなみにガイドの人が言うには、
終点近くの戸建ては
130平米程度で400万ユーロほどするらしい。

そこまでの高級エリアには見えないのだが・・・。


このクルーズでザルツブルクカードの期限は終了。

すでに期限切れで使い道がないため、
ホテルに戻って破棄した。

2日にわたって(24時間で)色々周ったが、
カードの購入で支払ったのは27ユーロ。

入場料を個別に払った場合、
パンフレットで計算してみたら

カタコンベが2ユーロ、
ザルツブルク大聖堂の宝物館等が12ユーロ、
フェスティバルホールが7ユーロ、
ホーエンザルツブルク城が12ユーロ、
モーツァルトの生家が10ユーロ、
モーツァルトの住居が10ユーロ、
近代美術館のリフト(エレベーター)が3.6ユーロで
入場料は8ユーロ、
自然史博物館が8.5ユーロ、
パノラマ博物館が4ユーロ、
ザルツァッハ川クルーズが15ユーロ、
クリスマスミュージアムが6ユーロ、
ザルツブルク博物館が8.5ユーロ、
トイ・ミュージアムが4.5ユーロ、
合計106.6ユーロ。

私もすべての観光スポットを周ったわけではないし、
バスも利用していないため、
フル活用する人はもっと効率的に使えるだろう。

そう考えると、
やはりザルツブルクカードは入手する価値がある。

なお24時間だと27ユーロ(11月から4月は24ユーロ)だが、
48時間だと36ユーロ(上記期間なら32ユーロ)、
72時間だと42ユーロ(上記期間は37ユーロ)と
かなり割安化になっていく。

のんびり街を見て回りたい場合にも役に立つカードとなっている。

購入は中央駅のインフォでもできるので、
鉄道やバスで到着した時に買っておき、
実際に使いはじめるタイミングで
日付けと時刻をザルツブルクカードの裏面に記載するのがいいだろう。



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