ザルツカンマーグート地方旅行記、想像以上の絶景が




オーストリアのザルツカンマーグート地方は
世界有数の美しさとされる湖畔の街、ハルシュタットを含め
いずれ訪れたいと思っているエリアだった。

そして今回はようやく来る機会があったので、
バートイシュルを含め、
存分に楽しんでくることにした。

せっかくなので旅行記を残しておこうと思う。



今回の旅の起点はミュンヘン。

そこからチロル地方のインスブルックへ行き、
オーストリア入り。

ウィーンは11年前に訪れていたものの、
オーストリアの他の街は今回が初めて。

そこからザルツブルクに移動して数日を過ごした後、
ザルツカンマーグート地方を目指すことにした。

ザルツブルクは予想より小さな街だったので、
途中で雨が降った日は主にホテルで過ごしたりしても
十分に見てまわれる規模。

実際、観光自体は丸一日もあれば
おおむね完結するぐらいの街の大きさだった。



ザルツカンマーグート地方への足がかりとして、
今回はバスを選んだ。

最初の目的地はバートイシュルで、
ここはザルツカンマーグート地方最大の都市でもある。

ここにホテルを取ったので、
一旦荷物を置いてからハルシュタットへ日帰り旅行。

そんな旅程となった。


まずはザルツブルク中央駅の目の前のバスターミナルの
自動券売機でチケットを購入。

今回乗ったポストバスの親会社、
OBBという鉄道会社のウェブ上でのチケットの購入をすると
ネット上で手続きが完結せず、
どうも駅で何かしなければいけないらしい。

しかもウェブサイトもポストバスとOBBが統合されていたので、
危険を感じて当日に購入した。


バスは左側の席の方が絶景が見られるというので、
そちらを選択。

途中でいくつかの湖を眺め、
そして丘を見上げたりしながらザルツカンマーグート地方を堪能。

バスが通る道そのものが、
この地方の魅力を存分にたたえていた。













1時間40分後、時刻表通りにバートイシュルに到着。

駅の周りは何もなく、
いかにものんびりした場所という印象。





すでにホテルは予約していたため、
地図を見ながらそちらに移動して行ったら、
歩いて3分ほどで街の中心部のにぎわっているエリアに出た。

イシュル川の北側とは違い、
意外にも人が多く活気にあふれている。

カフェではヨーロッパの多くの観光地同様、
オープンテラス席で昼からビールやコーヒーを飲む人が並び、
自然豊かで素朴な村という印象とは違っていた。







どちらかと言えば、
ちょっとした別荘地のようなイメージ。

都市には程遠いが、
食事をするような店は十分に揃っていた。

一方で観光資源は豊かではなく、
ホテルでもらった地図を見ても
特に訪れるような場所があるわけではない。

あくまでのんびり街歩きをしたりする街。


ハルシュタットへ行く前に、
荷物をおいてからしばしバートイシュルを歩いてから、
再び駅に戻った。

ここからはザルツカンマーグート地方の中でも
観光の目玉スポットとなっているハルシュタットへ。

同じホームに反対方向行きの電車が来る上、
表示がはっきりしていないのでわかりづらい。

とは言え、さすがにハルシュタットは特別扱いらしく、
駅員が出てきて大きな声でハルシュタット行きと呼びかけていた。

オーストリアの鉄道やバスはいまいち使い勝手が悪いが、
ハルシュタットへの行き方は分かりやすかった。


25分の旅を終えると、
今度は船に乗り換えて湖の向こう側へ。

街が対岸にあるため、船が必要になる。

なお、これは数人乗りの渡し船ではなく、
50人ほどは乗れる規模の船だった。

ゴンドラのようなものをイメージしていたが、
実際はかなり規模が大きい。

前日のザルツブルクでの川下りの船を思い出す。


船が向こう岸に近づいてくると、
世界一美しい湖畔の街がはっきり見えてくる。





たしかにこのたたずまいは素晴らしい。

ザルツカンマーグート地方の中でも目玉になる理由が分かる。



ハルシュタットは日帰りだが、
5時間ほど滞在することができた。

最終の船が6時15分に出るため、
それに合わせてバートイシュルに戻ったのだが、
充実した時間を過ごすことができた。


まずはマルクト広場を訪れ、
この街でもっとも活気がある場所を味わった後、
ぶらぶらと街歩き。

別に目的地があるわけではなかったので、
気の向くままに歩いた。











山の上の方にも小道が通じているが、
これはかなり息が切れる。

実際、トレッキングの服装で
両手に杖を持って昇っている人の姿もちらほら見かけた。








やがて人がほとんど通らなくなり、
鳥の声と木が風で揺れる音、蜂の羽音しか聞こえなくなった。

5時間も仕事があったので、
これからの生き方についてゆっくり考える時間も取れ、
有意義に過ごすことができた。


ちなみに、階段を昇っている時、
一度だけ蛇が出たのでご注意を。

人の片腕ぐらいの長さはあったので、
毒を持っているとすればかなり危険だと思われる。

また、途中からはロープ等がない断崖絶壁を歩くため、
落ちないように自己責任で注意を払う必要がある。

おそらく注意を促しているであろう看板もあったが、
ドイツ語なので詳細がわからず、
何に対する注意か分からないのが恐怖をあおった。

歩いてみた感想としては、
崖への転落に対するものだと思われるが、
当初は熊や野犬、蛇等の野生動物の可能性も考えられ、
かなり戸惑ったが行ってみて良かった。

眼下に湖を眺めながら
耳も自然が奏でる音に満たされるのは豊かな時間だった。


それから街に下り、ぶらぶら街歩き。














カフェでケーキを食べたり、ビールを飲んだりしていたら
やがてハルシュタットを去る時間が来た。

途中で塩鉱の入り口も見かけたが、
興味がなかったのでスルー。

ザルツカンマーグート地方の自然と
伝統的な造りの家を眺めることを選んだのだが、
特に迷いもしなかった。



十分にハルシュタットを楽しめたので、
最終便の船で湖の向こう側に渡り、
元来た道を鉄道でたどってバートイシュルへ。

ちなみに戻りの船は満員で、
私も含め半数以上は立ったままだった。



午後7時頃に戻ってきたバートイシュルは、
まるで街から人が消え去ったかのように閑散としていた。

ハルシュタットへの中継地点として機能している街でもあり、
昼間にいたのはそういった人が中心だったのだろう。

最初に見たにぎやかさは影を潜め、
まだ日が沈んでいるわけでもないのに寂しい印象に変わっていた。



一夜明けてホテルで朝食を済ませた後、
街を歩いていると骨董市が開かれていた。





ちょうど土曜日だったため、
運が良かったのかもしれない。

このバートイシュルはこれといった見どころはなくても、
数日かけてくつろぐにはいいかもしれない。

レストランはいくつもあるので、
合宿気分で仕事をしながらこもるにも面白そう。

そんな印象を受けた。



これでザルツカンマーグート地方の旅行記はひとまず終了。

その後はグラーツへ行くため、
まずはStainach-Irdningへ行くはずだった。

そして誤って逆の方向の列車に乗ってしまい、
今はバートイシュルの隣駅、Ebensee駅にいる。

次の列車が来るのを2時間以上待たなくてはいけないため、
駅でこの旅行記を書き上げてみた。

改めて出してもらった時刻表だと、
4時14分にグラーツ到着予定だが、
はたして無事にたどりつけるのやら(苦笑)。

オーストリアの鉄道での移動はやはり難しい。



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執筆者、伊田武蔵
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