マドリッドからセゴビアの旅路


スペインの首都マドリッドにはプラド美術館がある。

さすがにルーブルほどの優美さはないものの、
1度ならず何度でも訪れたくなる絵画の充実ぶりだった。

ベラスケスやゴヤ、デューラーの作品も展示されている。



その中でもスペインの画家、エル・グレコの絵は何枚も見た。

そして、彼はマドリッド近郊の町、トレドを多く描いたことでも知られる。

ということで、その街を直に見るためにいざトレドへ、
となってもよさそうなところ、
実際にはセゴビアへ。


トレドとセゴビアはどちらもマドリッドから
日帰りで行ってこれる街。

ただ、セゴビアの旧市街に私は引かれた。



単純に、地球の歩き方でのトレドの紹介が
エル・グレコのゆかりの街という感じだったので
興味をそそられなかったという事情もある。


プラド美術館に行く前の段階で、
すでにセゴビアに心は決まっていた。


そしていざ訪れたセゴビアの街。



ここがまさに中世の街並みをそのまま残していて、
イメージ通りのヨーロッパの石畳の風景だった。

特に旧市街は起伏が激しい上に細い道が多く、
車が入ってくることができない。

それが中世の雰囲気をかもし出していて、
まさに私が見たい光景を作り出していた。


いくら歴史ある風景でも車がそこら中に走り回っていたら
興ざめしてしまう。

それがないのがセゴビアの旧市街。


石畳の上を歩く足取りは軽く、
Restaurante Jose Maríaで食べた生ハムは
これまで食べた生ハムでも五指に入る美味しさ。

頬が落ちそうという表現がぴったりだった。



そして世界遺産でもあるローマ水道橋も見たが、
こちらはいまいち。

建築の知識や文明の歴史に詳しければ感慨深いかもしれないが、
その辺は無粋なので特に何も・・・。


他にも教会を見たり、
道に迷ってセゴビアの教会を崖の向こうから臨んだりして
その日のうちにマドリッドまで長距離鉄道で戻った。

ちょっとした少年の冒険気分を満たしてもらえた気分だった。


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