家庭ができて失踪したい人の気持がわかってしまう


妻子を持つようになってから失踪したいと
心から願うようになってしまう人の気持というのは、
どことなく理解できる。

世の中には幸せな家庭ばかりではないから、
「こんなはずじゃなかった」と過去の決断を悔やみながら
居心地の悪い部屋で暮らす人もいるはず。



妻との折り合いが悪く、
子供にも愛情を注げないとしたら
失踪したいと思ってしまうのも分かる。

そして、自分がそうなりそうなので
私は結婚しようと思うことができない。

独身のまま30代を迎え、
今後も当面は1人でいようと思っている。


自宅に戻った時に迎えてくれる人がいることは
結婚生活の喜びの1つらしい。

しかし、待っているのが冷め切った関係の相手だったら・・・。

それは悪夢でしかない。



私は仕事も自宅でするので、
家にいる時間が人よりも長い。

その時間のすべてが居心地悪くなってしまったらと思うと、
もはやいたたまれない。

いっそのこと失踪したいという願望を抑えられるのか、
その確信は持てない。



その前の段階で離婚を考えるとしても、
相手が同意しなければ別れることはできない。

養育費を出すからと言っても、
相手が聞く耳を持たなければそれまでとなる。

恐ろしいものだと思う。



サラリーマンのように職場があるわけではないので、
私が失踪するための方法は簡単で、
どこかに旅立って音信不通になればいい。

携帯電話のSIMを捨てれば電話番号は変わる。


海外に住んでいるので、
わざわざ携帯電話を買いなおさなくても
SIMだけ買い直せばいい。

そしてどこかの国でコンドミニアムを借りるか、
転々としながらホテル暮らしをするだけ。


要は黙って引っ越しをするというだけで
失踪したいという願望はかなってしまう。

あとは感情との折り合いさえ付けられれば。



現実的な方法として難しいわけではないので、
実行してしまう可能性もある。

だからこそ結婚したりしないのだが・・・。

さすがに妻子を放置して行方をくらませるのは良心が痛むし、
そういう生き方を望んでいるわけではない。


ただ、澱がたまったように濁った生活から抜け出すには、
遠くへ行くというのが手っ取り早く効果的な方法なのは
目に見えている。



話し合いですべてが解決するわけもないし、
家族との関係がしがらみでしかなくなってしまえば、
自由を求めて逃げ出したくもなるだろう。

そう考えると、
結婚や子供を作るというのは一世一代の賭けとなる。

長期的にうまくやっていける保証などないし、
むしろ世の中を見る限りいまいち期待値は高くない。


まして自分の適性を考えると、
そういう暮らしが合っているようにも思えない。



こうした問題に現実に直面している人も少なくないらしく、
完全失踪マニュアルという本まで出版されている。

こんなマニュアルまで作られていたとは。

たしかに痕跡を残さずに立ち去るには
それなりに注意点があるのだろうし、
落ち度なく新天地へ移るにはノウハウがあるのかもしれない。



もちろん失踪したい人の動機は家庭の問題ばかりではなく、
借金で首が回らなくなって夜逃げがしたいとか、
そういうケースも少なくはないのだろう。

どちらにしても、現状を変えるための方法として
過去と未来のつながりを断ち切ってしまいたいと
思っている人が一定数以上はいることになる。


残される側も大変だが、
そんな思いでとどまる側もつらい。

がんじがらめになってしまった場合の対処法が分からない以上、
そうならないようにベストを尽くす以外の道を私は知らない。




そう言えば、
私の友人に失踪に近い状態で暮らしている人がいる。

彼は日本に奥さんを残しながら海外に移住し、
これまでに3カ国を行ったり来たりしている。

別に逃げまわっているわけではないが、
かなり特殊な生き方には違いない。


別の国に彼女がいたりもするので、
もはやどういう状況なのかよく分からないことに。

本人としては、
結婚生活とか、そういうものが向いていないことに
30代なかばにして気づいてしまったらしい。


もちろん結婚して得られたものもあるのだろうけど、
自分の身が完全に自由にならないのはもどかしいものだと思う。

気楽に独身に戻れるわけではなく、
かと言ってもう昔のように暮らせるわけでもない。

そんな状態になってしまうと、
仮に失踪したいと思っても不思議ではない。

彼がどのくらいの頻度で
奥さんと連絡を取っているのかは分からないが、
それも精神的に重荷になるのだろうし。



うかつに結婚しなかったことは、
20代を振り返って正しい選択だったと思える
数少ない行動の1つなのかもしれない。


失踪したいと思ったら

完全に行方をくらませるとなれば、
残された家族や恋人にとってもダメージが大きい。

また、戻って来たいと思ったとしても、
おいそれと顔を出しづらいというデメリットもある。

決心が決まっていない段階では、
現状維持と失踪という両極端から二者択一で選ばなくても、
一時的に距離を置いて頭を冷やす手もある。

何日かホテルに泊まってくるとか、
友人の家に止めてもらえば冷却期間にはなる。


少し距離を置いて考えたいと本音をいう手もあるし、
出張等の口実を作る手もある。

どれが最適化は状況次第だが、
いきなり思い切った行動に出てしまう前に、
感情の糸が切れてしまう前に
何ができるかというのは重要なこと。


あなたの覚悟が伝われば、相手も譲歩するかもしれない。

後戻りできない失踪という方法を選ぶよりも、
結果として理想に近い未来を得られる可能性はある。

逃げが悪いとは思わないし、
家庭内暴力がひどすぎる場合のように逃げた方がいい場面もある。

猪突猛進に正面から立ち向かうばかりが選択肢ではない。


ただ、姿を消すというのは劇薬。

そこに至る前に、
まずは小さなリスクで行える施策を出し尽くした方が
後から考えた時に悔やまずにすむことも多いとは思う。



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執筆者、伊田武蔵
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