海外移住先の下見で注意したいポイント


「今回は下見に来たんですが、
 どこを見たらいいのか分からなくて・・・」

マレーシアに移住してから、
こんな話を聞くことが何度もあった。



たしかに、いざ下見にやってきたとしても、
まったく土地勘のない土地で何を見たらいいのか、
これは意外に分からないものだと思う。

結局、何となくしばらく滞在して、
街の雰囲気だけ見て帰っていくという人が多いのではないだろうか。

そもそも下見まで来る場合には乗り気なことが多いだろうから、
何となく自分を納得させて終わっているのかもしれない。

人事を尽くしたような気になって、
後は天命を待てばいいという感じで。



下見なしで移住した私が
どんな風に下見をしたらいいかを語るのも不思議な話だが(苦笑)、
実際に海外で暮らして見えてきたことについて話してみようと思う。

まず、街単位ではなくもっとポイントを絞って
下見をした方がいい。

たとえば、マニラの下見ではなく、
その中のマカティ地区の下見とか、
もっと言えば日本人を含む外国人が多く住むエリアを
しっかり見ておくこと。


適当にホテルを取ると、
見ても意味がないエリアの可能性がある。

外国人が住む場所は限られていることが通常なので、
そうしたエリアを見なければ意味がない。

仮にマニラに移住するとすれば、
マカティやグローバルシティ等が有力な選択肢。


逆にエルミタやマラテを見ても意味がない。

そんなところに日本人が住むことは普通はないので。



事前にどのエリアが外国人の居住エリアなのか、
これを調べておく必要がある。

不動産業者に連絡を取って、
候補のコンドミニアムを教えてもらう方法もある。

それができたら、
住人の目線で生活の動線を確認する。

外食が多いならレストランは十分にあるのか、
日本食を食べられる店はあるのか、
それぞれの店のレベルはどうなのか。

買い物に便利か。

移動の足はどうなるのか。

治安は悪くなさそうか。



そのエリアのホテルに宿泊し、
できるだけ普段と同じように暮らしてみると
色々なことが見えてくる。

移住のための下見であれば、
観光スポットに行く必要はない。

もちろん、空いた時間を使って行くのはいいとしても、
基本的には普段の生活を再現することで
下見としての意味をまっとうできる。


こうしたチェックをしておけば、
私がマレーシアで最初に住んだコンドミニアムのように、
周りにローカルレストランしかなく
食べるのに不便することはないはず。


派手に目立つ長所があるかどうかよりも、
困ることがないかを探した方がいい。

実際に生活してみれば、そっちの方が重要なのだから。



あとは子供の教育が必要であれば、
学校の視察もしておいたほうがいいだろう。

多くの国では、
日本以上に教育の選択肢が多く、
それぞれの違いが大きい。

学校で教える言語、日常で使う言語も同じ国の中でも違う。

詰め込み式の教育をするのか、
生徒の自主性を伸ばしていくのか、
教育方針も学校によってまったく違う。

どの学校に入れるかはチェックしておく価値がある。



心配なら病院も見ておくといい。

大きな病院なら誰でも出入りできるし、
建物の雰囲気を見ておくだけでも安心できる。

マレーシア・ジョホールバルやフィリピンのマカティで
私も病院に行ったが(下見ではなく患者として)、
先進国と変わらないレベルだった。

住宅地にある小さな診療所には不安も残るが、
こうした病院を押さえておけば安心して暮らすことができる。




■下見の期間

ロングステイを推奨する意見もあるし、
ネット上ではQ&Aサイト等で無責任に移住経験もない人が
そんなことを言っていたりもする。

だが、基本的には下見に1週間も要らない。

特にエリアが絞れている場合には。


数ヶ月単位で滞在した所で、
見えてくるものなんてたかが知れている。

所詮、下見気分は消えないのだから。

実際に部屋を借りて住んでみるのとは
同じようにはならない。

それはホテルコンドミニアムを借りたりしても同じこと。



日本の自宅の処分であったり、
そうした大きな人生の転機になる場合で、
なおかつ安心を得たいのなら
数ヶ月ロングステイをしてもいいとは思う。

あるいは自分だけではなく、
子供の反応を見て決めたいというような場合なら。


ただし、こうしたケースを除けば、
下見は基本的に数日で十分。

それ以降に得られる情報量なんて
たかが知れているので。

長くいれば安心というのは気分の問題だけで、
現実的に必要な情報収集という観点では
何ヶ月もいる必要はない。



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執筆者、伊田武蔵
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