大声で叫ぶとストレスが増える!?


普段とは少し趣向を変えて、 
今回はストレスとの付き合い方についての誤解に関して。 


イライラする出来事があった時に、 
大声を出して叫んだり、暴れたらすっきりするということは 
広く信じられているところ。 

しかし、実際はどうなのだろうか? 



この点について、 
アイオワ州立大学のブラッド・ブッシュマンは2002年に 
600人の学生を対象に実験を行った。 

最初に作文を書いてもらい、 
その文章にわざとひどい評価を与えてストレスを与えた。 


その後、半数にはサンドバックとボクシンググローブを与え、 
ストレスを発散する機会を与え、 
さらに叫ぶことも推奨した。

残りの半数には部屋でおとなしく待ってもらった。 


結果、時間が経過した後にストレスを感じる程度が強かったのは、 
サンドバックを叩いた学生のグループだった。 



この結果は、 
繰り返し他の実験でも証明されている。 

怒りは爆発させると消えるどころか、 
ますますその勢いを増してしまう。 



では、どのような対処が有効なのかというと、 
ストレスの原因となる体験の中から、 
いい側面を見つけるのが1つの手段。 


感情は脳の古い部分(通称、古い脳)がつかさどり、 
理性は脳の新しい部分(通称、新しい脳)が管理している。 

古い脳には大脳辺縁系が該当し、 
新しい脳には前頭前野等が含まれる。 


昔から生き物が持っていたのが古い脳で、 
進化の過程で生まれてきたのが新しい脳。 



ストレスの原因を別の側面から眺めて教訓を得ようとする行為は 
理性を働かせるので新しい脳が担当する。 

そして、古い脳と新しい脳は同時には働かないので、 
理性を使うと感情は収まる。 

これが1つの手段。 



他にも、形だけでもいいから笑ってみるとか、 
ペットと触れ合うことも効果的とされる。 

ちなみに、ペットがいない場合には 
アイボのようなロボット犬でも効果は得られるし、 
YouTubeで動物の動画を見るだけでもいいらしい。



何にしても、ストレスを感じて叫ぶというのは、
むしろ怒りを増幅させるだけなのでお勧めできない。

そのような感情をエンターテイメント的に楽しんでいるのなら、
コントロールできている限りはよいかもしれない。

しかし、心の底から怒りに身を任せるのは暴走でしかない。

そして、叫ぶという行為はますます自分自身の感情を刺激するため、
その発端となりかねない。



イラッとした時こそ意図的に深呼吸をしたり、
笑顔を作るのは小さな芽のうちに暴走を抑えることにつながる。

逆に暴れたり、叫んだりするのは火に油を注ぐだけ。

ますます収集がつかなくなってしまうので要注意。



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執筆者、伊田武蔵
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