ルーマニア、シギショアラからシビウへの行き方




ルーマニア、トランシルバニア地方の移動として、ブラショフからシギショアラ、そしてシビウへと移動をしてきた。

当初はシギショアラから直接アラドに行こうかと思っていたが、そうすると1回の移動時間がかなり長くなってしまうので、途中にあるシビウに寄ることにした。

4時間ほど前に到着したばかりだが、立ち寄るぐらいの価値はあるのではないかという風に今のところ感じている。

今日の夕食を済ませてきた洞窟風のレストランは、店員さんの感じもよく、味もルーマニアにしてはそこそこ美味しかった。

そして洞窟のレストランというのは、煙草の煙がこもりそうだが、灰皿を設置されていないところを見ると、禁煙だったのかもしれない。

久しぶりに臭くない環境で、食事をゆっくり楽しむことができた。

それはそれとして、シギショアラからシビウへの行き方だが、私は鉄道を使用した。

相変わらずながら、ルーマニアの鉄道というのは異常に遅く、今回は11時17分にシギショアラを出発して、コプサミカという町に12時32分に到着し、12分間の待ち時間を経た後で、コプサミカからシビウに移動をし、13時50分に到着するという便に乗った。

これ以外にも何本かあったものの、基本的には乗り換えが必要になって、乗り換え時間が1時間以上とか、そういうものが多かったので、この11時17分発のものを狙っていったが、思いのほかホテルを離れるのが遅くなってしまい、危なく乗り遅れるところだった。

1本逃すと、13時台の到着から15時台への到着へと2時間も遅れてしまうので、それは避けたいところだったし、間に合ってほっとした。

先日のブラショフからシギショアラに来た鉄道がガラガラだったのに対し、シギショアラからコプサミカに移動する電車はそこそこ混んでいて、80%ぐらいの席は埋まっている印象だった。

更に言うと、コプサミカが近づいてきたところで、伝統衣装に身を包んだ妙にテンションの高い一団が乗り込んできて、7〜8人の団体客だったこともあり、突然社内が騒がしくなった。

それにしても参ったのは、どうやらコプサミカに行く途中で遅れたらしく、12時32分の到着予定だったが、37分頃になってもそれらしい駅名のところが出て来ず、もしかしたらすでに通り過ぎてしまったのではないかという不安が胸をよぎった。

車掌がやってきたので確認してみるとまだ先だと言うが、次に問題となるのは、コプサミカからシビウ行きの列車が、ちゃんと接続のために待ってくれているかどうかが不明ということ。

普通であれば大丈夫そうなものではあるが、ルーマニアでそういった常識が通用するかどうかというのは何とも言えない。

20分ほど遅れて到着したら、結果としてはコプサミカの駅で、シビウ行きの列車が待っていた。

慌てて列車を降りて、べこんべこんとへこむ板の上を歩いて、シビウ行きの列車に乗り換えた。

間もなくそれぞれの列車は出発をし、予定より20分ほど遅れて、シビウ駅に到着した。

但し、シビウ駅の近くには、類似した名称の駅がいくつかあって、おそらく東シビウとか、そういった意味ではないかと思うが、そういったものを見て、フライングで危うく降りてしまうところだった。

逆にシビウ駅は、たくさんの人が下りるので、そこが主要駅であることは簡単にうかがえたし、おそらく目的地であろうとは思ったものの、目立つところに駅名がなかったように思う。

結局降りる人の1人に聞いてみて、そうだということだったので、そこで降りた。

私が予約していたホテルは、旧市街の中にあって、途中は若干の上り坂になるのと、一部の道は石畳の目が粗いので、スーツケースを引きずって歩くのは、少々気が重いところもあった。

ルーマニアはとてもタクシー代が安いとはいえ、トラブルの可能性を考えると、極力使いたくはないという思いもあり、徒歩で済ませたが、タクシーで中心部まで行くというのも、路面の事情を考えると有りかもしれない。



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執筆者、伊田武蔵
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