シンプルミニマムはワードローブに不可欠な要素


航空会社によって飛行機に持ち込める手荷物の大きさや重量の制限についてはさまざまな規約があるが、厳しい所だと7キロ、それ以外であれば10キロが標準となる。

つまりスーツケースと手持ちのかばんを合わせた時に10キロを大きく超えるような手荷物になってしまうと、移動をするのにかなり不便。

もし預かり荷物にしようと思えば、追加料金がかかったり、ロストバゲージの心配があったり、いちいち到着後に荷物が出てくるのを待たなければいけなくなり、身軽な動きがとれなくなる。

そのためシンプルミニマムな持ち物管理をすることによって、こういったトラブルや煩わしさから解放されることができたのだが、当然持ち物には大きな制限がかかることになる。

特に服に関していうと、荷物の大きさという部分にかなり関わってくる。

秋冬物の服であればかさばるので、スーツケースの中に収まらなくなりかねないし、基本的にコートは不要になったら捨てるということが最近の標準的なスタイルになってきた。

基本的には夏の服で過ごせるような国にいることが多いため、Tシャツやタンクトップ、半袖のシャツであれば小さく折り畳めるが、コートや厚手のジャケットはそうもいかない。

着ている時は荷物として換算されないが、スーツケース等に入れるとなればその途端に荷物の一部となるので持ち運びが不便だし、重量や大きさの制約に引っかかって捨てざるを得なくなることが多々ある。

先日もクアラルンプール空港で小さな袋すらも荷物の1つとしてカウントされるため、泣く泣く靴を捨てなければならない場面があったが、こういったことを考えておくとできる限り少ない服でうまくコーディネートを回していく必要がでてくる。


ワードローブの幅を広げすぎない

そうなると、少ないワードローブでバリエーションをもたせなければいけないため、他の服と合わせづらい奇抜なデザインや派手な色の服は必然的に敬遠するようになってくる。

「フランス人は10着しか服を持たない」という本があったが、シンプルミニマムはワードローブに不可欠な要素とする内容だったと記憶している。

限りあるワードローブでうまく回していこうと思うと、どうしても他の服と合わせやすい無難な配色であったり、形のものに集約されていくので、既存の服との相性に配慮をしていると、自然に今現在のファッションの延長線上で着回していくことになる。

つまり、全く別のパターンの服を購入する場面がなくなるので、そういったことをしたい時には、もう服を総入れ替えするくらいのつもりで買い替えて、今までのものは捨てることになる。

最近困ったのは、クアラルンプール国際空港で靴を捨てたのだが、その後に日本に一時帰国をすることがあり、季節的にサンダルのままでは寒そうなためフィリピンで靴を購入してからいくことにしたのだが、向こうでパンツも買うことにしたため、パンツに合わせて靴を選ぶことができず、結局2足まで絞り込めたうち、派手な方は諦めてとりあえず無難な色の方に落ち着いた。

そういった制限は服の数や靴の数を増やせないとどうしても引っかかってしまうものなので、どこかで長く定住生活をすることがあったら、そこらへんの開放感からめずらしくファッションに凝ってみる時期が来るかもしれない。

もっとも、シンプルミニマムに暮らすことが性に合っているので、そんな時期がいつ到来するのかは謎だし、結局着るものには無頓着なまま人生が終わることも十分にあり得る。

ちなみに涼しいところや寒いところにいく場合、秋から冬にかけて行くのと、冬から春にかけて行くのであれば冬から春にかけての方が楽。

というのも、秋から冬に移行するタイミングで行く場合、向こうでコートを購入するとヨーロッパやアメリカ等の国だと私の体にはサイズが大きすぎて合わないし、かといってコートを着ていくわけにもいかないので、荷物としてコートを持参しなければいけない。

逆に冬から春にかけてのタイミングであれば、最初にすべてのコート等を着ておいて暖かくなってきたタイミングでコートを捨てて旅を続ければ良いので、こちらの方が荷物を減らすということに関していうと、目的にぴったり沿っていることになる。

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