シンプルに生きることを徹底したら、複雑になってきた(笑)


身の回りの持ち物を減らしてシンプルに生きることを、
この数年は重視してきた。

そして、余計なものをゴチャゴチャ加えないというのは、
所有物以外についても言えること。



たとえば、人間関係。

会社を辞めて独立してからは、余計な人脈を作るのを止めた。

人によっては起業してから人脈作りに邁進するのは知っているが、
私はシンプルな稼ぐ仕組みを作ることを優先した。

他人に依存するような生き方はしたくなかったし、
誰かに稼がせてもらっているような状態では
サラリーマンを辞めた意味がなくなってしまう。


実際問題として、ちょっとした専門能力さえ身につけたら
一人でも稼ぐことはできた。

そこから人の紹介を中心に友人も増えていったが、
あくまでシンプルに生きることができる状態は保っている。

人間関係がしがらみとなって障害になるような状態は、
極力避けるべきものだと思っているので。



極端な話、家から一歩も出ずに仕事は完結し、
他には何もする必要がない状態を築くことができた。

さすがに味気なかったので、何か刺激が欲しくなった。



そこで海外移住をしてみたのだが、
最初はマレーシアに2年、次にフィリピンに1年住んだ。

この移住の時に荷物を大幅に処分し、
手荷物だけで他の国に引っ越すという行動に出た。

持ち込める荷物の総重量は10キロと規定されているし、
体力的にもそれ以上は厳しくなってくる。

持ち物をシンプルにするのに、大きく役立った経験だった。



さらに言えば、家具・家電は部屋に付いているので、
所有物を減らすことができた。

がらん堂の部屋で暮らすのはさすがに不便だが、
ソファーも机もベッドも洗濯機もクローゼットも、
その他の必要なものも部屋にあるので自ら所有する必要がない。

これは助かった。


そして、実際に持ち物は10キロの範囲内に収まった。

しかしながら、服や靴を買うことで、
住んでいる間に荷物は増えていく。

移住の時にシンプルになっても、
生きていればその状態が維持できるわけではない。



ただ、この状態も転機を迎えた。

というのも、フィリピン生活を終えた後、
どこにも自宅を持たない暮らし方を始めたから。

非定住生活と呼んでいるが、
要はホテルを渡り歩きながら生きている。

スーツケースに入りきる荷物しか持てないので、
継続的にシンプルな持ち物を維持する必要がある。

この点は、当初不安な面もあった。

物を保管するスペースがないというのは、
案外不便なもの。

そんなことができるのだろうか?


非定住生活を始めて8ヶ月がたつが、
結論としては十分に可能だった。

必要なくなったものは捨て、要るものは適宜購入。

それだけのことだったので。

ファッションにこだわるのなら厳しいが、
そうでないなら十分にやっていける。



結局、シンプルに生きてきたから、
このような生活を送ることができるようになった。

30代と言えば、通常は会社関係の人間関係のしがらみに縛られ、
自宅は(たいていは余計な)物であふれ、
好きな時に移動できる自由なんて持っていないもの。

自分でビジネスをするという方向に動くことで、
わずらわしい人間関係は解消し、
移住のために不要な物は大量に処分し、
自分のいたい国で暮らす日々を送ることができた。


そして、物質としての所有物は減らしたが、
フィリピンの永住権やマレーシアのリタイアメントビザを取り、
目に見えない権利は確保した。

永住権はクレジットカード大のi-cardというものに、
リタイアメントビザはパスポートの中のシールに表象される。

頼りないほどに小さく、軽い(笑)。

とは言え、実態は物ではなく権利なので、
所有していても重荷にならず、
それでいて大きな存在感を持つ。



シンプルに生きるというのも、
積み重ねていけば複雑化していく。

たとえば、住む場所1つ取っても、
国単位で選ぶことができるようになると
選択肢は膨大な数になる。

その中から非定住生活を通して選んでいくことになるが、
どんどん知識や経験は蓄積されていく。

どの国の住み心地が良いのか、
これを追究していくと他人から見れば複雑に見える。

面倒な作業を背負い込んでいると感じる人もいるだろう。


しかし、私にとってはいたってシンプルな話。

自分の居場所は居心地の良い場所に置きたいというだけ。

別にややこしいことをしている意識はない。


他人から見て分かりやすいかどうかではなく、
自分にとってシンプルに生きることを考えていくと、
徐々に積み重なったものが複雑な様相を呈していく。

それはそれで構わない。

別に理解してもらうことを前提に暮らしているわけではないし、
解読不能なぐらいの方が面白い(笑)。



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執筆者、伊田武蔵
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