スロベニアの物価をリュブリャナ等でリサーチ、意外な結果に




今回のスロベニアの物価調査の対象は、
首都リュブリャナとアドリア海沿岸の街ピランで行った。

あまり日本人にはなじみのない国ではあるが、
オーストリアやイタリア、クロアチアと
旅行先として人気の国に囲まれ、
ついでに観光していくという人もいると思う。

特にリュブリャナは陸上交通の要所でもあるため、
その傾向が強いだろう。


今回はオーストリアのグラーツからリュブリャナに入り、
その後はイタリアのトリエステへ。

そこからバスでピランに移動というルートを通った。

首都と海沿いの観光地での物価を調べてきたので、
スロベニアの旅費や生活費を理解する助けになればと思う。



まずはスーパーへ


やはり物価調査の基本として、
庶民の台所であるスーパーマーケットは欠かせない。

特にスロベニアではコンビニを見かけないため、
なおさらスーパーは生活との距離感が近い。

ちょっとミネラルウォーターを買うにも
行くことが多いので。

なお、スロベニアは水道水を飲める数少ない国だが、
首都リュブリャナ以外については
農薬の混入も指摘されている。

それでなくても硬水が体質に合わない人もいるため、
やはりミネラルウォーターを購入する方が安全。

なお、1.5リットルのミネラルウォーターなら
0.26ユーロからと格安。

ヨーロッパではしばしば水よりも安いと言われるビールだが、
スロベニアでは500mlで0.69ユーロなので、
水よりは効果ということになる。

もっとも、安いことには変わりないが。

他に野菜や果物といった生鮮食品も安く、
MercatorやSparといった
大手チェーンで見てきた価格は以下のとおり。

キューイ→キロ1.38ユーロ
プラム→キロ2.99ユーロ
ぶどう→キロ3.29ユーロ
人参→キロ1.09ユーロ
キャベツ→キロ1.19ユーロ
グレープフルーツ→キロ1.49ユーロ
バナナ→キロ1.35ユーロ
青りんご→キロ1.19ユーロ
洋なし→キロ1.99ユーロ
オレンジ→キロ1.49ユーロ
トマト→キロ0.95ユーロ
パプリカ→キロ3.99ユーロ
ズッキーニ→キロ1.99ユーロ
サニーレタス→キロ1.69ユーロ
レモン→キロ2.79ユーロ

他にも、
ニベアのクリーム(150ml)→2.76ユーロ
紅茶のティーパック(20袋)→1.19ユーロ
となっていた。



レストランでの食事は?


スロベニアの物価の中でも、
旅行者にとって重要なものの1つが食事代。

こちらは意外なことに、
それほど安くはなかった。

レベル的にはオーストリアのグラーツと同程度。

リュブリャナの中心部近くであれば、
肉料理とちょっとした野菜で1,500円〜2,000円ぐらい。

ピザだとマルゲリータで650円程度から。


ただし、少し離れたところにいくと
3割から4割ほど安い店もあり、
こちらが現地水準の価格と思われる。

リュブリャナのリュブリャニツァ川付近は
観光客向けのレストランが並んでいるのだろう。


オーストリアよりは物価が安そうなイメージだが、
レストランだけではなく
全体的に価格水準の違いは顕著ではなかった。

陸続きで通貨もユーロなので、
価格差は縮まっているのかもしれない。

少なくても旅行者として移動している限り、
インスブルック、ザルツブルグ、グラーツと
オーストリアの街を周った後にリュブリャナに来ても、
同じ国ではないかと感じるほどだった。



では、アドリア海に面してピランはどうか?

レストランに関してはリュブリャナよりもやや割安で、
シーフードリゾットで700円、
ムール貝の盛り合わせが600円、
スープとグリルしたシーバス、サラダ、デザートのセットで
1,700円程度。

海沿いのレストランも、
そうではない店も基本的に同水準。

立地による影響がなぜか少ない街だった。


ピランはアドリア海に突き出した地形になっているが、
先端部分は車両が通行止めになっていて
波の音を聞きながらのんびり食事ができる。

ゆっくり過ごすのに最適な街だった。

ホテルが少ないという決定的な問題さえなければ、
1ヶ月以上滞在したいと思えるほど。


東欧のハンガリーやポーランドよりは
物価水準がやや高いとは言え、
日本と比べても明らかに安いし、
東南アジアの首都とも大差ない。

居心地との費用対効果で考えると、
とてもバランスのいい街だと言えるだろう。


なお、イタリアのトリエステと地理的に近く、
両方共アドリア海沿岸の街だが、
これら2つの間にも物価の差はほとんど見られなかった。

この地域はどんどん平準化が進んでいる印象。


スロベニアは物価が安いという面での魅力は
周辺国と比べて特にないし、
ピランから南下したクロアチアのポレッチとの比較でも
やはり似たり寄ったり。
(ホテル代はややポレッチが安い)

その意味では、国としての知名度が低い分だけ、
魅力の面で劣るようにも感じるかもしれない。

しかし、リュブリャナはともかく、
ピランは訪れるだけの価値が十分にある。


リュブリャナも悪い街ではないが、
凡庸な都市という印象が残るのも事実。

特にザルツブルグやグラーツと続けてくると、
相似形の立地に既視感を覚える。

中央駅からしばらく歩いたところに川があり、
その向こうに見える丘の上に城がそびえ、
丘のふもとに旧市街が広がっている。

そんなお決まりのパターンが繰り返されると、
さすがに新鮮さが薄れてしまったのも事実。


決して悪くはないのだが、
特筆するほどの際立った魅力も発見できなかった。

対してピランはヨーロッパの中でも
静かなリゾートとしての魅力をたたえている。

美しい砂浜はないものの、
波音を聞きながら時間をかけて食事をしたり、
海沿いでカクテルを飲む時間は格別だった。

難点としては、アクセスの問題。

起点はザグレブやベネツィア、リュブリャナになるが、
あとは基本的にバスか船での移動。

しかもサマーシーズン以外は
一部の路線が運休だったりする。

来てゆっくりするのにはいいが、
そもそもアクセスがいまいちなのは
ピランの難点だろう。

スロベニアという国自体、
他の国を経由して訪れるのが通常なので、
この点は割りきるしかないだろう。



メールアドレス

よく読まれている記事

1位:世界一周を日常に変える方法

2位:【無料】海外移住オンラインセミナー

3位:パワハラ・リストラからの人生逆転















本当に伝えたかったこと


メールアドレス
取扱い上の注意
執筆者、伊田武蔵
伊田のこれまで
カテゴリー
人気記事

ページの先頭へ