マカティのコンドミニアムで日本人夫妻と遭遇




コンドミニアムのゲームルームでビリヤードをしていたら、
60代ぐらいの日本人の夫妻から話しかけられた。

警備員が一緒にいたので
新しく移住してきた人かと思ったら、
最近部屋を購入したらしい。

まだ自宅にするのか賃貸に出すのか未定で、
とりあえず物件を見に来ていたということだった。



そんなこともあり、しばらく話していたら
旦那さんはプログラマーであることが判明。

自前でシステムを作る会社を経営しながら、
自身も現役でシステムを作っているらしい。

日本の技術を空洞化させないために
技術の根幹を日本人が担える環境を作ることを目的に
新しいシステムを開発しているという話。



プログラミングにうといので詳細は分からなかったが、
面白そうな話だった。

単純な作業面では賃金が安い新興国に仕事は流れていく。

一方、日本においては技術職として成功した人も
マネジメント側に流れてしまうので
最新の技術から距離ができて詳しくなくなっていく。


そうなると、
最新の技術も分かっていて
全体像が見える技術者を養成しないと
ジリ貧の状態に追い込まれてしまう。

それを防ぐのが、彼のやろうとしていることだった。



プログラミングなんてオフショア開発が進んでいるし、
末端の作業員は日本人である必然性がない。

ほとんどの仕事は同様だが、
それでも場所の制約とビザの規制で
外国人労働者を拒むことで日本人の雇用を守っている。

バイトなんてほとんどは賃金の安い人に
海外から来てもらったほうが安く仕上げられる。

それを規制するにはビザを出さなければいい。


それがプログラミングの場合には
世界のどこで開発しても同じであるため、
同じように雇用を確保することは不可能。

その意味では大変な分野とも言える。



もう特別な能力のない日本人は要らない時代とも言える。

そんな中で働き口を守るため、何ができるのか?

その発想は、
ある意味で中小企業の経営者が一番身近なのかもしれない。


彼らは社員の人生を抱えているし、
社員との距離も近いから。

サラリーマンは会社に運命をゆだねて
自分の身を守るのがせいぜいだし、
個人事業主は基本的に自己責任で生きている。

大企業の経営者は末端の社員と距離がありすぎる。



今回会った人のように
社員を抱えながらやっていくのは大変だと思う。

本当は外国人に依頼した方が人件費を抑えられるところで、
あえて自分の社員を守らなくてはいけないのだから。



そして夫妻はその日のうちに日本に戻るため、
空港に向かっていった。



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執筆者、伊田武蔵
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