南の島を渡り歩く生き方を採用しなかった理由




もう日本での生活を終えて、基本が海外での暮らしになった今、南の島を転々としながら暮らしていくというのも、一つの選択肢ということになった。

これまでも定住生活を送ってきたのは、フィリピンやマレーシアといった所謂南国だし、それ以降は色々な国を回りながら、ホテル暮らしを続けているが、もっとも長く過しているのは東南アジアということになるので、相変わらず赤道の近くで、時間を過していることが多い。

更に言うと、パングラオ島やセブ島のような南の島に、それぞれ一ヶ月以上滞在したりもしているので、南の島の良さというのもわかってきている。

となると、南の島と呼ばれるようなビーチリゾートを、転々とするという生き方をすることも可能になっている。

例えば、東南アジアであれば、バリやプーケット、ペナン等も含めて、ビザが許す範囲以内で滞在することもできるし、フィリピンとマレーシアについては、それぞれ永住権やリタイアメントビザを持っているので、好きなだけそこに住むことができて、特に期限というのは存在しない。

他にも、オーストラリアのケアンズから、グレートバリアリーフの入口であるグリーン島に行ったりもしたが、こういったところも季節によっては、温かいしとても美しい海が広がっている。

これ以外であっても、ハワイやグアム、サイパン、ニューカレドニア、パラオ等の南の島を回ってもいいし、あるいは永住権を持っているフィリピンで南の島を巡ってもいい。

というよりも、そもそもフィリピンというのは、全体的に南の方にあるわけなので、どの島も南の島という位置づけになる。

しかも、大陸に属している町をいうのがなく、フィリピンの場合、マニラが含まれるルソン島であっても島なので、国そのものが南の島の塊ということになる。

フィリピンについては、わざわざ永住権を取るぐらいだし、投資も何軒か行っている。

そういった意味でも、縁の深い国になっているし、マカティに住んだだけではなくて、その後もセブやパングラオ島への移住を継続的に考えている。

次の移住先として、最有力となっているのもこの二つの地域。

しかしながら、別に私の場合、南の島にこだわって移住をしようとか、そういったことは今のところ特に考えていない。

というのも元々、ビーチリゾートというのは、観光客の為のものであって、住民にとっては必ずしも過ごしやすくはないと思っていたから。

しかしながら、先日パングラオ島に行ってみて、その考え方が若干変わってきている。

このパングラオ島というのは、とても素朴な島で、隣接しているボホール島に空港はあるものの、一部の観光客以外は、元々の島の住人ぐらいで、産業としても観光や農業ぐらいしかない。

どこか別の島から働きに出てくるような場所ではなく、当然ながらレストランというのも、ビーチリゾートを目当てにきた観光客向けのものがあるぐらいで、それ以外には食べるところもそれほどはない。

こうなってくると、外国人として生活をしていくには、観光客向けの店を使うというのが便利だし、パングラオ島のアロナビーチで沈んでいく夕日を見ながら、早めの夕食をとるというのは、なかなか楽しい生活だった。

しかも、丸々一ヶ月以上滞在しても、飽きることがなく、とても気持ちが安らいだのを覚えている。

そういったことを考えると、ずっと南の島に住み続けるということは考えていなくても、1年ぐらいの単位で住んでみるというのは、なかなか面白い選択になるのではないかという風に考えているし、これは将来的な計画というよりは、早い場合半年以内に実現するかもしれない。

何しろ、ビザの問題がすでにクリアしているわけなので、後は私の気持ちさえ固まれば、パングラオ島かもしくはセブ島に住むというのは、いともたやすく実現できる生活。

ただ単に、コンドミニアムを借りる契約をするだけなので、数ヶ月後にはあっさりと、一時的な南の島での生活が始まるのかもしれない。



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執筆者、伊田武蔵
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