スウェーデンへの移住を現実的に考えてみた



北欧の中でも美しい国の一つがスウェーデンで、移住してみたいという率直な気持ちが昔からあった。あわよくば永住権も取得したいと。

その一方で、なにしろ北欧なので冬の寒さは厳しく、一年中住むということになると冬の間の生活というのは、なかなか厳しいものになることが予測される。

私は日本にいる時も、関東地方よりも北に住んだことがないし、その後はマレーシアとかフィリピンとか、そういった赤道の近くの国に住んでいたので、そもそも冬という概念自体がない。

去年は久しぶりに気温5度のカナダとか、アメリカとか、秋のプラハとか、そういった場所に行ったので、かなり寒いという感覚は戻ってきたが、それでも真冬の北欧に比べたら、まだまだ甘いと言わざるを得ない。

そして、気温5度であっても、凍死するのではないかと思うほどだったので、真冬にスウェーデンに対応できる自信がいまいちない。

と言っても実際問題として、そんな寒い場所にも人間は住んでいるわけだし、私も以前は東京の寒さに耐えることができていたわけなので、住んで生活ができないということはないはず。

そう考えてみると、例えばストックホルムに移住をするとか、あるいは別に首都に住む必要はないわけなので、デンマークの近くにあるヘルシンポリに住んで、自由に国境を越えながら生活をするとか、マルメやヨーテポリのようなエリアに住むとか、選択肢は様々広がっている。

少なくとも、冬限定で営業している氷のホテルに住むようなことはあり得ないし、そう考えるとユッカスヤルビのような町ではないということは確かにしても、ストックホルム以外の選択肢というのも、なかなか魅力的なものが多い。

しかしながら、スウェーデン移住をするために、絶対にクリアしなければいけない壁としてビザの問題がある。

これはヨーロッパであるとか、先進国に住みたいとなれば、必ず立ちはだかってくる壁。

現状をスウェーデンであったり、あるいは北欧に暮らしている日本人の多くの場合は、就労ビザであったり、あるいは配偶者ビザを取得していることが多い模様。

つまり現地で適法に働く許可を得るか、もしくは向こうの人と結婚することによって、住む権利を確保するという二つのパターン。

しかし、この両方が当てはまらないということになると、話は一気に厄介になる。

私の場合は、自分でビジネスを行っているので、雇用されて働くということ自体が選択肢としてあり得ない。

確かにスウェーデンに移住をしたいが、サラリーマンに戻ってまで住む場所を変えようと思ったことは一度もないし、今後もそういった気持ちというのは毛頭ない。

こうなってくると、かなり厄介で、更に言うと、スウェーデンで起業をするわけではないので、経営者としてビザを取ることもできない。

かといって、住みたいというだけの理由で、結婚相手を探すわけにもいかず、当然ながら配偶者ビザとも縁がいないという前提で考える必要がある。

こうなってくると、涙を飲む形で、スウェーデン移住というのは、断念せざるを得ないというのが、今現在の結論。

就労用の滞在許可証を取得して、合法的に4年以上住めば永住権が得られるということで、この部分の難易度は低め。

何年住んでも永住権が得られないのは普通のことだし、香港の場合だと期間は7年。それに比べると半分程度の期間で永住権を取得できる機会が訪れることになる。

もちろんビザの制度というのは、今後も変わっていくし、もしかしたら住めるチャンスが出てくるかもしれない。

更に言うと、丸々一年間通しで住むことはできないとしても、移住という形ではなくて、ショートステイという形で滞在をするというのも選択肢としてはあり。

例えば、90日の間であれば、ノービザで滞在することができるわけなので、気候のいい間にスウェーデンに行って、移住ではなくちょっとしたショートステイぐらいの感じで、楽しむのも有りではないかと思う。

もっとも、物価が非常に高い国なので、ここでのんびりするのか、それとも東欧でのんびりしておいて、北欧は足早に観光を済ませるような形にするのか、こういったことも選択肢として色々と広がっていく。

スウェーデン以外にも、フィンランドやノルウェー、デンマーク等の周りの国々にも興味があるので、スウェーデン一国で90日を使い切るというのは、なかなか難しい。

友人の一人からも、北欧に一緒に行こうという話をもらっているので、もしかするとそのタイミングで一度相手に合わせるような感じで、スウェーデンやその他の北欧の国を訪れ、その感触を見た上で、今後の方針を考えていくかもしれない。

何にしても、ビザなしで滞在するということになれば、スウェーデン一つの問題ではなくて、ヨーロッパ各国に影響するシェンゲン協定の問題もあるので、そこら辺も総合的に考えながら、対応していくことになる。

とりあえず次のヨーロッパは、北欧は行かずに、ルーマニアやブリガリア、ポーランドといった東欧を回る旅を計画している。



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執筆者、伊田武蔵
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