出社拒否の症状が出たら


真面目な人ほど出社拒否の症状を無理に抑えて
仕事に行こうとしたり、
自力で対応しがちなもの。

ただ、それが深刻な度合いのものである時は
下手な対応をすることによって
精神や肉体に変調をきたしてしまうこともあるので、
無理をしないことも重要になってくる。



単なる甘えでの出社拒否なら頑張ることも必要。

ただ、すでに無理をしている状態で
精神力を振り絞ろうとしても心が壊れかねない。


私もブラック企業に勤務した経験があるが、
そういう会社にいると冷静な判断力が失われていく。

本来的に言えば、さっさと退職した方がいいはずなのに、
短期間で退職した経歴があるとまずいように感じて
辞めることができなくなっていた。


労働基準監督署に訴えればいいと言う人もいるが、
そんなに簡単に割り切れるほど単純なものでもない。

仮にも毎日通わなくてはならない職場で
会社と徹底的に対立するなんて
気楽に決心できることではないのだから。

そもそも平日に労働基準監督署に行くことだってできない。

そうして色々な束縛にとらわれるうちに
ますます気力が失われていってしまった。



出社拒否の症状を無理に克服するよりも、
そのまま退職するのも1つの手には違いない。

最悪、退職願を会社に郵送すれば意思表示はできるわけだし。

いくつもの会社を繰り返し転職した人の話を聞いたことがあるが、
経験者の彼が言うには最良の辞め方は
辞意を伝えた翌日から会社に行かないことと語っていた。


さすがに極論にすぎるところはあるし、
本来の法的な制度としては1ヶ月前に通達する必要がある。

ただ、出社拒否になるぐらいの職場であれば
常識の範囲から逸脱した労働環境であることが多いだろうし、
会社を無断欠勤して退職届を送り付けてきた社員を
無理に引き止めることは少ないはず。


多少力技の感は否めないが、
そうした形で自由な状態を手に入れるのも
対応策としてはありではないかと思う。



会社を給料をもらう場所として割り切るのであれば、
わざわざ出社拒否の症状を押さえつけてうつ病になるよりも、
次の職を見つけられる状態で区切りを付けるのが
合理的な考えなのは間違いない。

すぐに仕事が見つからなければ、
当面はバイトや派遣でしのぐことだってできる。

心や体が壊れることに比べたら
ずっと健全な生き方ではないかと思う。



もちろん、最終的に人に雇われたまま暮らすのは
理想的な人生ではないかもしれない。

それであれば極力リスクを負わずに起業するべきだが、
最初から都合よく稼げるほど世の中は甘くない。

私も今では独立しているものの、
稼げるようになるまでは9ヶ月以上かかった。


職を失って背水の陣になれば頑張れると考える人もいるが、
ほとんどの人はそこまで気持ちが強くはない。

むしろ目先の不安にとらわれて
冷静に計画を寝ることができなくなるのが普通。

余裕がなくなったことで頭が回らなくなり、
ますますビジネスがうまくいかないという悪循環に。



さすがに出社拒否になるような会社に勤めながら
副業で準備を始めるのは厳しいと思うので、
一度転職をするなり、バイト生活を始めるなりして
そのかたわらでスタートするのがいいと思う。

もちろん人並み外れた気持ちの耐久力があれば、
いきなり独立して窮地を見事に乗り越えたほうが
成功するまでの期間は短くて済む。

短期間で自由になるにはこの方が近道。



ただ、これは断崖絶壁の小道を歩くようなもので、
恐怖に左右されずに冷静に足を進められる人だけが通れる道。

恐怖に足がすくみそうだと思うのなら、
少し遠回りをしてでも安全策を取った方がいい。

長い人生の中では
数ヶ月ぐらいの違いは大きくないわけだし、
出社拒否をしたくはならない程度の会社で
それまではお茶を濁しながら働けばいいのだから。



もっと言えば、うつ病と診断される症状があるのなら
病院に行って医師に診断書を書いてもらい、
療養しながら会社から給料をもらう手もある。

これもかなり気持ちが強いというか、
図々しさがないとできないことなので
誰にでもできることではないが・・・。

私も知識としては理解していたものの、
結局実行に移すことはできなかった。

こんなことをするぐらいなら、
早く自力で稼げるように決意をより強く固めた方が
いいのかもしれない。



これまで、多くの人から相談を受けてきた。

私自身がブラック企業でパワハラにあった経験もあるので、
出社拒否になった人であるとか、
長期休職中の人から話を聞いたこともある。

悩みが深刻である人の共通点として、
冷静に見てみると逃げたほうがいいという場面でも、
つい無理をしてしまうということがある。


こうした事実を目にすると、
条件の悪い職場から簡単に離脱できるというのは、
ある種の才能ではないかと思ってしまうほど。

簡単に会社を辞めるのは社会的に見ると悪徳ではあるものの、
自分の心を守るという意味ではプラスに働くこともある。

特にまともな職場環境ではない場合、
この傾向は顕著になる。



会社と社員が親子のような関係だった時代は終わり、
利害関係が対立するようになった。

しかし、社会的規範は一朝一夕には変わらない。

そのため、まじめな人ほど旧世代の秩序を守ろうとして、
不当な待遇でも頑張ってしまう。



その気持は分かるが、
残念ながらその苦労が報われる可能性は低い。

会社から見たら使い捨ての歯車でしかないわけで、
壊れたら新しい歯車を仕入れるだけ。

そんな関係であることを理解の上で、
権利を主張するなり、環境を変えるなりしたほうが
いいのではないかと感じる。


切実に出社拒否をしたくなったのなら、
もう限界が近い可能性もある。

症状が悪化してうつ病等になる前に退職したり、
転職先を探した方がいいのかもしれない。

ストレスが心身に与える影響は計り知れないし、
退職後にもその爪あとは残る。


会社側が甘えと言おうと、
辞めるなら辞めるという意思を貫き通すことも必要。

所詮、相手も自分の利益を主張しているだけなのだから。


未来のある働き方かどうか

今の職場で仕事をすることで、
希望のある未来をイメージできるか?

この点は重要なこと。

すでに終身雇用やサラリーマン神話が崩れたことは、
働いている人なら誰しも直感的に感づいているはず。

しかし、それに替わる分かりやすい法則が出現しないことで
使い古された過去のセオリーがいまだに消えてなくならない。

その価値観の1つが、会社を簡単に辞めてはいけないというもの。


そもそも会社との付き合いが一生ものではない時代において、
自分の身の振り方は自己責任で選ばなくてはいけない。

そんな時に、勤続年数ばかりを気にしても、
あるいは同僚に迷惑をかけるということに罪悪感を覚えても、
本当に困ったときに誰かが助けてくれるわけではない。

社員が抜けて他の人の仕事が増えたとしても、
それは本来組織の問題。

マネジメントや人事によって解決する課題であって、
雇用契約を結んで働いているだけの社員個人に
責任を押し付けるべきものではない。

むしろ自分や家族の生活を守ることのほうが
社会的な責任としても優先順位は高いだろう。


仮に出社拒否の症状を一時的には抑えられても、
そのまま10年、20年と働き続けられるだろうか?

精神を病んでうつ病になったりすれば、
長期的に仕事ができなくなるかもしれない。

今の会社が世界のすべてではないし、
環境を変えればなじめたり、活躍できるかもしれない。

今ある場所で頑張るというのは、
動くという選択肢がない人の美徳。

職場なんて変えられるし、
組織に所属するのが性に合わなければ独立もできる。

ただし、準備が必要なので、
最初は副業として始めた方が安全ではあるが。


あなたが壊されないために、
時にはなりふりかまわず逃げることも必要。

過労やメンタルへのダメージは、
後になってから深刻になることもある。

私も上司のパワハラに耐えながら副業を始め独立したが、
会社から解放されてから体調が戻るまで3ヶ月以上はかかった。

もし転職をしていて、
通勤やフルタイムで仕事をしていたら、
もっと長期にわたってひきずっていたと思う。

自分のペースで、1人で仕事をしていて3ヶ月なので、
サラリーマンとして働いていれば
療養としての効果は薄れ、長期化したのは必至。

取り返しのつかないダメージを追う前に環境を変えるのは
長い人生において重要なこととなる。



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執筆者、伊田武蔵
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