台湾旅行で失敗したこと、事前準備が問題だった


台湾で失敗したと感じたのは、
旅行の手配の段階だった。

私の旅のスタイルは現地で
必要な用意をその都度行うもの。

今ではホテル暮らしなので、
いちいち先の予約までするのは大変だし、
航空券を取得しての移動以外は
どの街にいつ行くかも決まっていない。


たとえば、現在は台湾縦断の旅をしているが、
台湾桃園国際空港に到着する日付と、
高雄国際空港から香港に飛ぶ日が決まっているだけ。

あとは台湾高速鉄道や高速バス等を使って
国内を移動するだけのため、
あらかじめ日程を決めることはしていない。

なにしろ今回は3ヶ月弱を過ごすので、
キツキツに決めなくてもその場の判断でどうとでもなる。

気に入った街には長く滞在し、
そうでない場所はさっさと出ていくだけ。

これは現地を訪れてみないことには分からない。



そうしたスタイルの旅は、
台湾旅行には必ずしも向かない。

失敗だと思ったのはホテルの予約で、
直前になると良いホテルが見つからないことがしばしば。

たとえば、台北ならそれなりに選択肢があるものの、
北投温泉に泊まろうと思うと
数日前では選択肢が狭くなりすぎる。

温泉と宿がセットになっているので、
この部分に不満だと北投温泉街にいる意味がなくなってしまう。

日帰りで入れる温泉もあるが、
わざわざこのエリアに宿泊するのだから、
ホテルに併設された温泉を朝から楽しみたい。

本当はもっと温泉でのんびりしたかったし、
このエリアは美味しい小吃も多くて気に入ったのだが、
一週間ほどで渋々離れなくてはならなかった。

温泉が湧き出すエリア

とは言え、
北投温泉を訪れるのは今回が初めてで、
気にいるか事前には知る術もないわけで
仕方ないと言えば仕方ない。


同様の傾向は台中や台南にも見られた。

さすがに北投温泉に比べれば
ホテルの数が多いので選択肢は広めだが、
一週間を切ってからの予約だと厳しいことも。

残り物からの選択となるため、
すでに予約を入れる段階で失敗のにおいがひしひしする。

台北以外だとホテル代も含めて台湾の物価は安いが、
ギリギリの日程まで残っているホテルは内容も悪い。

Hotels.comやエクスペディアのレビューを読んでも、
ダメそうな雰囲気が伝わってくるが、
どこも予約しないと路上で過ごすことになってしまうので
覚悟を決めてクリックすることに。

チェックインをしてから、
なぜ過去の宿泊者からの評価が低いのか、
確認する羽目になることも少なくはなかった。


こうして考えると、
台北と高雄以外の街については、
台湾旅行が決まった段階で早めにホテルを手配しておくと
私のような失敗をしなくて済む。

やはり泊まるところがダメだと、
なんだか気持ちも休まらない。

衣食住の食に恵まれた場所だし、
せっかくなら住環境にもこだわりたい。

また、台中・台南はMRT(地下鉄)が通っていないため、
途中でホテルを変わる時に場所が離れていると不便。

こうしたことも、
選択肢が狭まってくると避ける余裕がなくなる。

何しろ、最初のホテルでの延泊も空き部屋がないためにできず、
近くにろくなホテルがない場合もあるので。

台湾もタクシーについては
一人での利用を勧められないと行った声も多く、
あまり気持ちよく使える移動手段ではない。

そう考えると、
失敗を防ぐには事前準備を周到に行っておくことが肝心。


と書いている最中から、
そうは言っても予定で埋め尽くされた旅なんて
窮屈で仕方ないと反発したくなる気持ちもある。

現地でのアドリブと用意周到さのバランスは難しいところで、
旅暮らしをしていると永遠のテーマとさえ言える。

ちなみに、ハイシーズンである夏のアイルランドに比べれば
台湾のホテルの満室具合はまだまだ余裕がある。

あの時はダブリンもベルファーストも
空き部屋を探すのが大変だった。



ホテル以外の面で台湾旅行での失敗を防ぐためのアドバイスとしては、
荷物はあまり持ってこないことをお勧めしたい。

パイナップルケーキやマンゴービール、お茶、
からすみ、ドライフルーツといった食べ物関係のお土産だけでも
色々書いたくなる場所なので。

人に渡す分だけではなく、
自分用にもつい買って帰りたくなるし、
その時に荷物がいっぱいで断念するのは切ない。

他にも茶器や雑貨、女性ならコスメ関係等、
思わず手が伸びるものが台湾には多い。

それらを持ち帰るための余裕を
スーツケースの中に残した状態でやって来たい場所。


服も安いので、
いっそのこと現地調達を前提にする手もある。

日本以外のアジアの中では縫製がしっかりした服が多く、
その意味でも買って失敗だったと感じることが少ない。

サイズ感も日本人には違和感なくなじめるので、
私も最近はタイか台湾で服を買うことが多くなった。

ヨーロッパだとどうしてもサイズが合わないので、
やはり身体の大きさがしっくりする場所で服は買いたい。


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