楽しく生きることより環境作りを優先したら・・・


人生を楽しく生きることを優先する友人達を尻目に、
就職後に私が最優先したのは環境づくりだった。

このままサラリーマンとして安価でこき使われて
一生を終えたくないという思いがあった。


かと言って、
フリーターになって将来が見えないまま、
真綿で首を絞められるような日々を送りたくもない。

未来に希望が持てて、
なおかつストレスの少ない状態を作りたかった。



幸か不幸か、
始めて入社した会社は一ミリの迷いもなく
辞めたい気持ちしかなかった。

パワハラで数々の部下を潰してきた、
ある意味で歴戦の勇者のような上司。

それを持て余して管理することを放棄した部のトップ。

法律スレスレを行くことで運営が成り立っている会社。


ここに勤めながら楽しく生きることができるわけもなく、
惰性で続けられるほど上司の恫喝もゆるくはなかった。

結局、休日には遊びに行く気力もなくなり、
ストイックに副業だけに打ち込んだ。

人生の中でも、もっともストイックな期間だったと思う。

楽しむという感情なんて失っていたし、
毎日繰り返される上司の恫喝で精神的にも追い詰められていた。

その影響で、出社の際には20代にして動悸が出るほどに。



サラリーマン人生から自由になりたいとは思っていたし、
会社での人間関係にとらわれずに仕事がしたいという気持ちはあった。

ただ、人並み外れた幸せや自由までは望んでいなかった。

1人で細々と仕事をしていければいいし、
収入だって暮らしていける範囲で十分。

そんな気持ちで副業を始め、独立した。



楽しく過ごすなんて忘れていた会社員時代から、
自分のペースで生きられるように人生は変わった。

幸いなことに、副業の甲斐もあって
独立後も生活費に困ったことはない。

いきなり人間関係による苦痛もなくなって、
拍子抜けしたような気分でしばらくは過ごした。


普通に仕事をしていけば、
収入は上がっていくという不思議な現象にも出会った。

サラリーマン時代には、
耐えに耐えて年に2,000円の昇給しかなかったのに。

優秀な同期は部署の不振という理由で、
なぜか昇給すらないという状態だったのに。

独立してからは毎月のように収入が増える。

もちろん時には多少落ちたりするものの、
基本的には右肩上がり。


ストレスがなくなって、収入は増える。

こんな世界があるのかと信じられない思いだった。


とは言え、この時は楽しく生きるとか言うよりも、
いかにしてサラリーマンに戻らずに一生暮らすかという
安全の部分に意識が集中していた。

また部下を潰し続けてきた上司の下に配属されたくない、
理不尽な理由でリストラが横行する職場に身を置きたくない、
尊敬できない上司の元で働きたくない。

そんな思いが最優先だった。



生活も収入も安定したものの、
さすがに3年近く続くと飽きてくる。

何か新しい刺激が欲しいという気持ちがムクムクとわき上がってくる。


その結果として選んだのは、
知らない国に住んでみることだった。

楽しく行きたいと思った時、
サラリーマンになる前に1度だけ行ったヨーロッパ旅行が脳裏の浮かんだ。

あの時はお金がない中での貧乏旅行だったので、
のんびりする余裕もなかった。


もっとじっくり楽しみたいと思っていた感情が
記憶の中でよみがえる。

ただし、ヨーロッパはビザの関係で、
簡単に住み着くことはできない。

そこで、ひとまずマレーシアに移住してみた。

これならビザなしでも当面は住める。


マレーシアを拠点にするようになってから、
2年で海外20都市以上を周ってきた。

楽しく生きることなんて考えずにきたが、
結果的に人生を満喫できる環境になっていた。


その後はフィリピンに移住し、さらには世界一周も始めた。

明らかに期待以上の生活を手にできたが、
目先の楽しみを優先にしていた友人達は
今でも日本で代わり映えのない生活をしている。

ある友人は介護関係の仕事を続けながら、
待遇が改善されないことをぼやいている。

別の友人はバイト先を転々としながら、
30歳を過ぎてから簡単に働く場所が見つからないと嘆いている。


どこから人生を変える決断をしなければ、
そのままの状態が継続するか、
維持すらできないかの二択が基本。

今後の日本の人口動態等を考えると、
悪い方向に引きずられる可能性の方が高い。


楽しむことを何年か先延ばしにしてでも、
環境を変えたことには十分すぎる見返りがあった。

そして、このままどこまで行けるかは、
私自身にも分からない。

予想がつかない方向に動いていくのは慣れてきたので、
このまま成り行きで進んでいければいい。

もう自分の意思よりも現実の方が先を行っているので(笑)。



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執筆者、伊田武蔵
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