ベリコタルノボからルーマニアのブカレストへの移動は大変だった




プロヴディフでパソコンが盗難にあったため、新しいものを調達するため、早めに大きな町に行きたかった。

その為、ベリコタルノボは早めに切り上げて、ルーマニアのブカレストへと移動することを決め、行き方について色々調べてみた。

最終的には、ホテルで聞いてみることにしたが、ブリガリア人のホテルの受付の人が、ネットを調べたり、電話をかけたりしても、なかなか行き方がわからない。

ひどい話ではあるが、バス会社に電話をしてみると、ネット上に出ている時刻表というのは、アップデートがされていないので、あてにならないと当の会社の本人から言われたらしい。

私もいかに受付の人が一生懸命調べてくれているのかというのを、目の前で見ていたので、最終的に全ての道程が判明しなくても、仕方がないと諦めざるを得なかった。

結局わかったことは、ベリコタルノボからブカレストに鉄道にしろバスにしろ、直通のものはないということ。

そしてバスは、ソフィアから行くものであればあるものの、ベリコタルノボから行く便は益々わからず、とにかく国境沿いにあるルセという町を目指すことになった。

そしてベリコタルノボからルセに行くにも、結局バスは見つからなかったので、鉄道で行くことにした。

調べてもらったところ、便は1日4本で、1本目が午前10時17分、2本目が14時5分、3本目が16時29分、4本目が19時15分発となって、それぞれ約3時間後にブルガリアの町であるルセに行きつく。

そしてそこから、ブカレストまで行く方法だが、ホテルで調べてもらった限り、バスや鉄道の情報がよくわからず、どうやらのりあいタクシーもあるということまでは判明したもの、その詳細はわからないということだったので、取り合えずルセに行ってみて、そこで情報を集める方がいのではないかという結論に至った。

但し、ブルガリアというのは英語がほとんど通じない国なので、いくら鉄道やバスで、色々と話を聞こうとしても限界がある。

それでも笑顔で、お礼を言う事ができたのは、そのホテルの受付の人が、真剣に探してくれていることが伝わったからだった。

その日のうちに移動をするのか、翌日にするかというのは、正直なところ迷った。

というのも、ブルガリアの通貨であるレフが中途半端に残っていて、もう1泊した方が、上手に使い切ることができたから。

おろらくブルガリアにもう一度旅行に来ることもなさそうだし、レフを持っていても意味がないいので、使い切るのがベストなのは間違いない。

しかしながら、ルーマニアに無事に辿り着けるのかどうかもよくわからず、パソコンも手に入らないままという状態で、宙ぶらりんのままにされているのも、あまり気分のいいものではなく、結局朝食を食べたあと、急いで仕度をして、ベリコタルノボ駅に向うことにした。

タクシーで約3.5レバと、以上に安く、200円程度で移動することができて。

十分に時間も間に合った。

ちなみに最初は、ブカレスト行きで、ベッドをとろうとしたところ、ここではないというようなことを言われ、具体的にどこなのかと聞いても、まともな返答は返ってこず、英語での会話が成り立たなかったが、ルセで指定したらあっさり買うことができた。

ホテルで聞いた限りでは、ルセのすぐ次の駅で乗り換えなければいけないということだった。

乗車直前になって、駅員に聞いてみると、駅員が英語がわからなかったので、中学生ぐらいの少年に通訳を頼んでいたが、彼も同じ方向に行くらしく、ルセよりは手前の駅に降りるらしいが、やはい乗り換えると言っていた。

しかしながら電車の中に入って、四人掛けの個室のような席にいたら、車掌がやってきて、何事かよくわからないブルガリア語で、言っていた。

それから30秒ほどして、先程とはまた別の高校生ぐらいの少年がやってきて、どうやら車掌との通訳を買って出てくれたらしく、このままダイレクトでルステまで行くという話だった。

この段階ですでに話が割れてしまっていて、何とも言えないところだったが、10分ほどして駅にいた少年がやってきて、先程の途中で乗り換えるという話は間違いだったということを、わざわざ説明にきてくれた。

これで安心して、乗っていることができて、約3時間後に時間通り1時過ぎになって、ルセ駅に到着をした。

とても古めかしい駅ではあるものの、駅を出ると目の前に観光案内のような地図があり、それを見ているとルセという町もそこそこ観光をするような場所がある模様だった。

それを眺めようとすると、よくわからない怪しげな中年の男が近付いてきて、どこに行きたいんだというようなことをカタコトの英語で話しかけてきた。

ソフィアでの面倒もあったので、いらないと言って、足早に去ることにした。

バスターミナルらしきものは右手に見えたので、そちらに歩いて行った。

どうやら鉄道よりもバスの方が、本数が多いという話は聞いていたので、そこで次のバスのチケットを取るため。

バスターミナルに着くと、会社ごとにカウンターが独立していてわかりづらい。

マレーシアのマラッカを旅行した時を思い出した。

そこで聞いてみたところ、1時半に出発するバスがあると言われて、そこで20レバを払った。

ちなみにベリコタルノボからルセまでは6.5レバだった。

そしてこの1時半の便というのが、もう全く時間がなかったので、チケットを買ったらそのまま行くことになり、食事をとる時間がなかったため、バスの中で軽く持っていたお菓子をつまむことにした。

とは言ってもバスというのは、いわゆる大型バスでもなければ、バンですらなく、普通の4人乗りの乗用車だった。

若干不安にはなったものの、無事に国境を越え、ブカレストまで連れて行ってくれた。

ちなみにブルガリアの出国の時には、若干通行にお金がかかるらしく、運転手が支払いをしていた。

ちょうど高速道路に入る時のような感じになっている。

そしてルーマニアの入国の時には、簡単な審査があるらしく、車を止めた状態で5分ほど待っていた。

そして到着したブカレストの町は、どこまでも空が青く澄んでいて、途中まで雨が降ったりやんだりしていたのが嘘のよう。

更に言うと、町の規模というのもかなり大きく、ソフィアよりも垢抜けているような印象を受けた。

こうしてどうにかベリコタルノボからブカレストまでの移動をその日のうちに終えることができ、ホテルを9時半頃に出発して、午後3時半頃にはルーマニアに到着していた。



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執筆者、伊田武蔵
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