タイの治安がいいというのは嘘?危険な目にあったことも・・・




タイの治安はいいと言われている。

これは本当なのか?

改めてまとめてみることにした。



これまでに何度もタイを訪れてきた。

バンコクを中心にプーケット、アユタヤ、
ウドンタニ、チェンマイ、チェンライにも行った。

その中で感じた治安について。



まず、イメージを裏切らずタイの治安はいい。

怖い思いをしたことがないし、
電車内も先進国と変わらないほど清潔で整然としている。

乗客の服装もきれい。


手にはスマホやiPadなどのタブレットを持っている人が多く、
新興国のイメージが崩されてしまう。

夜になってもタイの治安が乱れることはなく、
1人で歩いていても不安を感じない。

バンコクに住んでいる人の話では、
女性が夜中に1人歩きをしても問題ないレベルということだった。

もちろん、バンコクの中でも危険な場所はあるので、
そうした場所には近づかないのが鉄則だが、
安全な場所を選んでいる限り極めて治安がいい。


ただし、軽犯罪は少なからずあり、
友人は2回スリの被害にあっている。

一度目は地下鉄の荷物検査を通った後、
鞄の中に入れておいたスマホを盗られ、
2度目は後ろポケットに入れていた財布を盗られたということ。

全体としては治安が良いが、
こういったことは現地在住者でも遭遇することがあるので、
安全だと思って気を抜きすぎるのはリスクがある。


プーケットにおいても危険を感じることはなかった。

ここでは友人が案内してくれたため、
ドア・トゥ・ドアでの移動となって
あまり現地の治安を感じる機会はなかったのだが。

とは言え、繁華街のエリアに行っても
落ち着いて歩くことが出来た。

相変わらずタイの人々の穏やかさに触れているうちに
バンコクに戻る日がやって来た。



ウドンタニにおいては、
若干タイの治安に不安を覚える点があった。

というのは、ホテルに荷物を置いて街へ出たところ、
ホテルから30メートルぐらいのところで
女性同士で髪を引っ張り合っていた。

それを数人の人が見ている。

初めてウドンタニにやって来たばかりだったので、
これには驚いた。


とは言え、この程度の揉め事はどんな国にもあるだろう。

別に外国人を狙った犯罪でもなく、
タイ人同士でけんかしていただけ。


ただ、もう1つ不安を感じたのは、
ウドンタニには大型犬の野良犬がいたこと。

それも恐ろしく強そうな。

タイだけではなく、マレーシアやインドネシア等、
東南アジアには野良犬は多い。

基本的に中型犬で、彼らはおとなしい。

人に危険を及ぼしたら処分されることを理解しているのだろう。

飼い犬は吠えるが、野良犬はほとんど吠えない。


ただ、ウドンタニのその野良犬は危険な感じしかしなかった。

襲われたら大の男でも勝てる確率は低い。

そのまま命を落とすことになりそうな猛者の風格がただよう。

何事もなく通り過ぎることができたが、
あれが放置されているというのはタイの治安も
地方に行くと乱れていくのかもしれないと感じた。

危険に見えるだけで、
これまで暴れたことなどない犬なのかもしれないが
威圧感が尋常じゃなかったのは間違いない。



とは言え、ウドンタニはラオスに行く場合ぐらいしか
立ち寄ることのない街。

バンコクやプーケットといったタイを代表する街は
治安が良くて安心して歩ける。



犬といえば、チェンマイでは追いかけられた。

日が落ちかけた夕方に、
涼しくなってきたところで寺院を訪れたところ、
そこに住み着いていると思われる犬に吠えられた。

しかも状況が厄介なことに、
一箇所しか見当たらない出口側に犬がいるため、
容易に脱出できない。

軽く吠えられているとか、じゃれてきている様子ではなく、
本気で殺気を感じる吠え方。

お寺の人の姿も見当たらず、
待っていても状況が悪化するだけと判断し、
植え込みを周る形で犬に追わせて
出口へのルートが開いたところで脱出した。

ちなみに、寺院の前は交通量の多い通りで、
危うく原チャリにひかれそうになった。

一難去ってまた一難。



最後にアユタヤだが、
半日程度しか行っていないのでよく分からない。

大型スーパーマーケットやその周辺、寺院は安全そのものだし、
特に危険なエリアがあるようには見えなかったが、
それ以上のことは分からないというのが正直なところ。

とは言っても、
バンコクのような鉄道網のないアユタヤの場合、
生活するにも基本は車移動になるわけなので
移動先が安全なら問題ない。

アユタヤで働く日本人駐在員の人にも会ったが、
やはり怖い目に合うようなことはないらしい。



東南アジアの中でもタイの治安はトップクラス。

明らかに危険な雰囲気の場所にズカズカ踏み込んだりしない限り、
安心して過ごせる国。

何度も通ってしまう理由は、
そんなところにもある。

やはり安全な国は歩いていてストレスがないので。




ちなみに、タイでは時折デモが起こる。

その際の治安はどうなのかというと、
バンコク在住の日本人数人に話を聞くかぎり、平和そのもの。

もちろん揉めているまっただ中に行けば話は別だが、
市内で危険が及ぶことはまずなく、
交通規制等で日本人学校が休みになっても
普通に外出はしているという程度。


本当に危険なのであれば、
一時国外へ避難するということも考えられるところだが、
そんな状態になったことはないとのこと。


それどころか、
デモを行っている人もテレビ等に映っていないところではのんびりし、
屋台もやって来て遠足感覚という。

彼らの中にはお金をもらって座り込みをしているだけだったりするので、
特に緊張感はない。



私も2014年のデモ直後にバンコクを訪れたが、
ピリピリした空気はまるでなく、
いつもの平和でのんびりした街だった。

タイの治安だけではなく、
各国の自然災害等もマスコミが派手な部分だけ取り上げるが、
実際は街のごく一部に被害が出ているだけだったりする。


実際の規模感や緊張感は、
現地を訪れないと意外にわからないもの。

事実、ニュースをよく見る人ほど
世の中は危険に満ちていると考える傾向にあるとの
調査結果を示した統計もある。

これは言い得て妙ではないかと思う。



報道する側としては、
真実を的確に伝えることよりも視聴率や雑誌の購入率を
高めることに意味がある。

それを考えれば、
治安の悪さを連想させる事件や災害は取り上げても、
平和であることはまるで物語性がない。

そんな基準で報道しているというのが実際のところ。



ましてタイのような新興国であれば、
日本より遅れた国は問題を抱えていて大変という色眼鏡で
災難を強調することもできる。

しかし、事実がマスコミの報道するとおりであるとは限らない。



タクシーはトラブルも多い



初めてバンコクを訪れた時には、
到着翌日に友人たちと分譲したタクシーが
グルグルと同じ場所を回り始めた。

要は遠回りをしてメーターを上げていたのだが、
おかげで別のタクシーに乗った友人たちを待たせることになり、
遠回りを指摘しても叫びだし、
外に降りて堂々とわめき続ける運転手だった。


乗車拒否ぐらいなら危険な目にあうことはないが、
(バンコクで乗車拒否は日常茶飯事)
指定した場所とは別の場所に連れて行かれたこともある。

タイは治安がいい国とはいえ、
タクシーの運転手が問題を起こす確率は
周辺国より際立って少ないとは思わない。


先日日本から旅行にやって来た人も、
指定したドゥシット動物園ではなく、
よく分からない小さなところに連れて行かれたらしい。



そして、タクシー以上に問題行為が多いのはトゥクトゥク。

これは移動手段というより観光の一環として使われることが多く、
エアコンはきかないし、
外気をモロに受けるので排気ガスも吸うことになるし、
実際上の利便性はない。

それでいて料金もタクシーより割高。

当然地元のタイ人が使うわけもなく、
物珍しさで外国人が利用するだけ。

つまり、彼らからしてみるとカモだけが利用するわけなので、
ワット・プラケオやワットアルンのような寺院を指定しても、
今日は休みだと嘘をついて行くのを断念させ、
キックバックを得られるテーラーに誘導したりする。


基本的にトゥクトゥクの運転手が語る
観光地が休みというのは無視した方がいい。

真に受けるのであれば、その前に確認が必要。

私もワット・プラケオという寺院の目の前で、
今から3時間閉まっているので
その間チャオプラヤー川の向こうを案内すると声をかけられた。

無視してそのまま歩き去ったが、
案の定ワット・プラケオは普通に開園していた。



タイの中でもバンコクなら
MRT(地下鉄)やBTS(スカイトレイン)が充実しているので、
それを使って移動できる範囲なら
タクシーは使わないほうが気持ち的に楽。

治安が悪いというほどではないが、
トラブルで気疲れするよりもずっと快適に過ごせる。



バンコクでよく見る両替詐欺


バンコクで私が遭遇した他、
タイ在住の友人も複数回見かけている両替詐欺師がいる。

いくら治安がいいと言っても、
このような軽犯罪は少なくない。


そしてこの両替詐欺師、
どうも同一人物の可能性が高そうな模様。

中東系の40歳ぐらいの男で、
妻と思われる女性と一緒にいることが多い。


私が遭遇した時には、
日本食レストランの場所を英語で聞かれ、
その後で片言の日本語を話し始めた。

日本が好きなので旅行に行きたいとか、
お札を見せてほしいとか。


この時点であやしさ満点なので無視して歩き去ったが、
聞いた話だとここでお金を出した場合、
まずは1万円札を見たいと言い出すらしい。

そして彼自身は100ドル札を取り出し、
交換してほしいと持ちかけてくる。

為替レートによって金額は変えるのだろうが、
こちらにとって有利な金額を提示してくるため、
ラッキーだと思って交換すると落とし穴がある。

その男が差し出してくるのは偽札という手口だそう。

手口が判明しているということは、
だまされた人がいるのだろう。

その男はどうも1年以上バンコクで活動しているらしく、
時々目撃されている。

タイ全土で活動しているのか、
バンコク限定なのかは不明。


これは典型的な手口だが、
あやしい人物からのおいしい話にはご注意を。



今が安全か危険かを見分けるポイント



タイは政治情勢も不安定だし、
昨今はテロの問題もあって常に安全とは言えない。

そこで現在の治安状況を把握するために活用しやすいのが、
各地でのセキュリティチェック。

首都バンコクは特に分かりやすく、
BTSやMRTといった公共交通機関、
あるいはサイアムパラゴンやターミナル21のような
ショッピングモールの出入り口で
どのくらい厳重にチェックがされているかが一つの試金石になる。

つまりピリピリした緊張感がある時期には、
当然ながら検査も厳しくなる。


たとえば、ターミナル21の入り口の場合、
金属探知機はあるものの、普段は完全にスルー。

警備員はいるが、
海兵のように額に手を当てて出迎えているだけで
荷物のチェック等はしない。

しかし、事件が起こった後等には
一時的にバッグの中を調べたりすることもある。


BTSにしても、
先日は初めてスーツケースを開けることまで要求された。

何事かと思ったら、
数日後に選挙が控えていた影響だった模様。


こういった視点を持っておくと、
最近のタイがどのような状況にあるのか、
大まかに定点観測ができることになる。



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執筆者、伊田武蔵
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