タイでの生活を海外居住者がシビアに考えてみた


タイで生活したいと思い、条件を調べてみたり、
実際に現地に住んでいる人に話を聞いたりしてみた。

その結果として分かったことをまとめてみる。



まず、私自身も海外居住者で、
マレーシアに2年以上住んだ後にフィリピンに住んでいる。

会社の都合で転勤したわけではなくて、
個人事業主なので自分の意思で勝手に来ただけ。

マレーシアは退屈だったので。


これからも他の国に住んでみたいと思い、
その候補となったのがタイ。

特に旅先として好きなバンコクでの生活は
当然のこととして有力な選択肢になった。



実際にタイで生活するとなると、
まずは大前提としてビザが取得できるかどうかが鍵になる。

こっちが向こうの国を気に入っていようと、
滞在を拒否する自由が相手にだってあるので。

むしろほとんどの国は
理由もなく長期滞在することは認めていない。

その許可を得るにはかなり面倒な手続きがあるのが一般的。



タイの場合、50歳以上だと約250万円以上の預金を積むことや
その他の条件(年金額等)を満たすことができれば
簡単にリタイアメントビザが取得できる。

これなら低いハードルで海外生活を始められることに。


しかし、私はまだ30代。

50歳を超えるには20年近くかかるので、
リタイアメントビザを取るのはどう考えても無理。


他にどんな選択肢があるかというと、例えば就労ビザ。

これはタイ国内で働く場合になるわけで、
私のように顧客が日本人の場合には話が違ってくる。

何しろタイの現地でビジネスをするわけではないし、
タイ人を雇用することもない。

一般に4人前後のタイ人を雇うことが
就労ビザの発給要件となっているので
この点を満たすことはできない。



どうもタイで生活したいと思っても、
学生ビザぐらいしか該当するものがないというのが
私の今のライフスタイルを見た場合の現実。

もちろん学校に通うつもりなどないので、
単純にビザを出してもらうために学校にお金を払うことになり、
それもどうかという気がする。


耳元で阿藤快の「なんだかな〜」が連呼されるという現実(苦笑)。



こうした事情を踏まえてみると、
50歳になるまではタイでの生活は簡単に送れない。

ちなみにビザなしでも30日までは滞在できて、
半年のうちに合計90日までは旅行者でも滞在可能。

つまり、1年に直すと半年弱はいられる計算に。

毎回30日以内に出国しないといけないのはせわしないが、
一応これならビザの問題はクリアできる。


そうなると、
もう1つ別の国に拠点を持っていれば、
タイとの2重生活を送ることは可能になるわけだが、
よく考えると根本的なその意義を疑う事実があった。

まず、2つの国に拠点を作るならコンドミニアムを借りることになる。

その時の費用と、毎回ホテルに泊まった場合の宿泊費が
どうも大差ないという計算になった。


長期でコンドミニアムを留守にしていると、
電気代の支払いが遅れて電気を止められる可能性もある。

部屋だって汚れていく。

ホテルなら毎日ルームクリーニングをしてくれるし、
シーツだって替えてくれる。

金額が変わらないのであれば、
ホテル暮らしをした方がいいのでは?



そう考えると、タイと他の国で生活するのに
特定の住所は持たないことになる。

そして、この場合にはわざわざタイや他の拠点となる国に
固執する必要がないことに気づいた。

何しろ荷物だけで移動しているわけだし、
別に特定の国に住んでいる実績がほしいわけでもない。


香港のようにビザを保有していると
1年のうちに所定の日数をそこで過ごさなくてはいけないとか、
そうした面倒な事情もない。

それなら、もはやタイでの生活に限定せずに
好きな場所に行けばいいのではないかと。

その上で旅先の1つとして
バンコクやプーケットを入れればいい気がしてきた。



こうして考えてみた結果、
どうもタイでの生活は見送ることになった。

現実問題としても、住むのならバンコク。

プーケットやアユタヤ、ウドンタニも行ってみたものの
生活するには利便性が高い感じはしなかった。

特に交通の面で弱いので、この点はマイナス。


いちいちタクシーやトゥクトゥクを使わなければならないのは
ストレスにもなる。

その点、バンコクは地下鉄やモノレールが便利なので
移動がしやすくて助かる。



ただ、バンコクも交通量が多いので排気ガスはひどいし、
年中慢性的な渋滞に悩まされている。

しかも4月頃の一番暑い時期には
体感気温が40度ぐらいになっていて、
より赤道に近いマレーシアから旅行に行ったのに
熱中症でフラフラになってしまった。

あそこで生活するのは、
実際問題として厳しい気もする。


タイでの生活は老後の楽しみにしておいて、
今のところは旅先にとどめておくのが
ベストな気がしている。

もっとも、今のリタイアメントビザの条件が
20年先にも存続しているはずがないので、
その時に取得できればの話にはなるが・・・。



メールアドレス

よく読まれている記事

1位:世界一周を日常に変える方法

2位:【無料】海外移住オンラインセミナー

3位:パワハラ・リストラからの人生逆転















本当に伝えたかったこと


メールアドレス
取扱い上の注意
執筆者、伊田武蔵
伊田のこれまで
カテゴリー
人気記事

ページの先頭へ