東京からセブの自宅までの意外に長い道のり


成田空港からセブ国際空港までの間は、片道約4時間半の道のりとなっていて、近いような遠いような、どちらつかずの印象だった。

ちなみに、今後の身の振り方を考えるため、バンコクからシドニー行きのフライトの時間を調べたところ約9時間かかり、バンコクからフランクフルトまでだと10時間半ということで、南北の移動は地図上では近そうに見えても意外に時間を食うことがわかった。

バンコクから考えると、実質的にシドニーもフランクフルトも同じような距離にあることになるので、それであればわざわざ物価が高く歴史の短いオーストラリアに行くよりは、やはりドイツや東欧等のヨーロッパに行くほうが魅力を感じる。

それはそれとして、フィリピンから日本まで4時間半という時間であるのが近いようにも感じるし、意外と離れているような感じもして、なんとも言えない微妙なところだが、少なくとも長距離便というほどの距離でないことは間違いないし、そこまでの負担にならない印象だった。


ホテルから自宅までの時間を計算すると

しかしながら、東京でホテルを出発してからセブの自宅に到着するまでの時間で計算してみたら、実は8時間ほどかかっていることがわかった。

朝の8時くらいにホテルをチェックアウトしてまずは出発、そこから駅に向かって移動して、当然ながら空港に到着するのはフライトの時間ぎりぎりというわけにもいかず、ある程度余裕を持って着くことになる。

そして12時のフライトで飛び立ったのだが、時差の関係もありセブに到着したのがフィリピン時間でいう3時半。

そこから今度はイミグレを抜けてタクシーを拾い、自宅までタクシーを走らせることになる。

ちなみにコンドミニアムの名前を告げたら運転手がわからなかったらしく、結局アヤラセンターに向かって走ってもらい、後は目的地が近づいてから具体的に指示を出すことになった。

幸いなことに、アヤラセンターの中でも自宅に近い側の道に到着したので誘導もスムーズに進み、4時過ぎには懐かしの我が家に到着することが出来た。

こうして考えてみると、朝8時過ぎに出てから到着したのが夕方の4時過ぎ、さらに飛行機ではそこまで疲れなかったものの、帰りのタクシーでは若干車酔いをしたため、自宅に戻ってからもしばらく日本滞在時には閉め切っていたセブの自宅の窓を開け放して、それからはベッドで横になって体力が回復するのを待っていた。

こういった移動のダメージを癒すのに費やす時間まで含めて考慮すると、丸1日に近い時間を消費していることになる。

そう考えてみると、フィリピンと日本の間の移動も意外と馬鹿にならない。


体力によって移動の負担が変わる

もちろん、体力が有り余っている人で健康的な肉体を持っていれば、こういった移動疲れはほとんどないし、私も20代の時にはそこまで疲労を感じなかったのだが、30代になった途端に飛行機であっても疲れを感じるようになった。

しかも今では飛行機の中で本を読んだり、仕事をするためにパソコンを開いて執筆したりすることもなく、とにかく目は休ませている。

今回の移動中は鍼灸師の人が語っていた健康についての音声を聞いていたので耳は働いていたが、基本的に体は背もたれに投げ出すようにして横たわっているだけ。

しかしながら、ダメージ0というわけにはいかない。

結局この日は朝に軽くメールチェックして以降は夕方まで何も仕事が出来なかったわけで、そう考えるとやはり移動は出来るだけ回数を減らすに限る。

毎月5カ国を周るとか、そういった生活に憧れを感じていたこともあるが、今ではすっかりそういった気持ちは消えうせて、出来るだけ緩やかに自分の滞在する場所を変えながら生きていくほうが今の私には魅力的に映る。


よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ