怒りの感情が過剰な人と距離を置くべき理由


常に何かにイラついていたり、怒っていたりする人というのは居るもので、常時眉間にしわを寄せているようなこともあれば、瞬間湯沸かし器と称されるほどに一瞬で怒りのボルテージが急上昇するタイプの人も居る。

こういった人の周りには不運とも思われるような怪我とか病気とか、あるいはトラブルというのが怒りやすい傾向にあるように感じるが、考えてみればそれも当たり前の話である。

人間の感情というのは伝染するので、常に起こっている人が近くに居る人が要るということは、その影響によって自分もイライラし始める。

これは誰しも過去を振り返ってみると思い当たる節があると思うが、いまいちピンとこない場合は誰かと一緒に居るときに苛立たしげに舌打ちをしたり、貧乏ゆすりをしながらいかにも腹が立っているという表情をしていれば周りがどのような反応を示すかというのは良く分かる。

コンビニ等のあまり接客教育の行き届いていないような店であれば、笑顔でレジに商品を持っていった場合と、あいて睨み付けるようにしていかにも不機嫌そうに同じ事をした場合でどれだけ店員の対応が変わってくるかというのも良く分かる。

怒りが伝染するということはそれ自体がストレスになって病気のリスクを高めることになるし、怒りという感情は判断を誤らせるので、その結果として怪我であったり仕事上のミスとか対人関係のトラブルが増えるというのも納得の行く話である。

さらに言えば相手に反感を持たれるという意味で罵り合いになるリスクであるとか、もっとひどい場合は暴力を受けるような危険というのも高まる。

こうして考えると怒りっぽい人と一緒に居るということは直接的な影響にしろ、あるいはその周囲に及ぼす影響からの間接的なものにしろ、ろくでもないフィードバックを受けることになる。

さらに言えばミラーニューロンは他人を模倣しようとするので、そういった意味でも悪い行動パターンをトレースしてしまうことになる。

ここには善悪や好き嫌いといった感情は無く、ミラーニューロンというのはほとんど全自動で働くものなので、あなたが反面教師にしようと心がけていたところで無意識のうちに本能ではその人を真似してしまう。

それがマイナスであることはもはや言うまでもない。

「朱に交われば赤く」なるというが、この諺の通り、人というのは周りの人間に影響を受けずには居られない社会的な動物なので、そういった意味でも怒りを抑制したりコントロールできるような大人としての嗜みを持たない人とは距離を置くなり、縁を切るなりしたほうが安全ということになる。

もちろん、怒りをコントロール出来ないからといって人間的に何の魅力もないとは限らないし、それ以外の面を総合的に評価したときに今後も付き合っていきたいと思うこともあるかもしれないが、少なくとも感情に流されずに時に冷静に人間関係を断シャリすることによって人生は変わっていく。

そしてそれはあなた一人の問題ではなくて、あなたの友人だったり家族だったり恋人だったり、そういった人にも影響は波及していく。

ニコラス・クリスタキス教授が"ネットワーク"という著書の中で触れているとおり、幸福感やその他の感情というのは周囲に伝染するし、それは友人の友人の友人といったように3次先まで伝わっていくとされている。

そうなってくると、あなたの幸せや気分というのはあなた一人のものではなく、社会的にも本来責任を持つというものであるということであり、その前提に立つのであれば誰と付き合うかあるいは何をして時間を過ごすか、ということは自分の勝手という一言で済ませられるような安易な問題ではない。

そして人間は自己利益だけでは思い切った行動をとりにくい場合でも、他者の幸せのためであれば多少の犠牲を払ってでも動ける場合がある。

利己的な限界を利他的な行動が超えられることは往々にしてあるので、そういった観点からも人間関係を見つめなおす必要があるのではないだろうか。



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執筆者、伊田武蔵
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