モントリオール、オタワ、トロントでの生活を現地にて視察してきた




今回の北米の旅は、カナダの主要都市は一通り網羅して、+αでアメリカの中でも、ニューヨークやワシントン等の一部の町へ行って来ようと思ってやってきた。

その中で、移住やロングステイをした場合、どのような生活ができるかというのを、各都市で見てくるというのがテーマの一つ。

これまでは日本以外でも、フィリピンやマレーシアというアジアの国に3年ほど住んだり、それ以降は各国の観ビザや、ビザ無しで滞在できる範囲内で、生活の場所を変えるということを一年ほどしてきた。

その中で、カナダというのは、観光ビザで半年も居られるとい、かなり恵まれた条件の上、更にそれを2回までは更新することができるということで、合計すると18ヶ月までは滞在することは可能。

ということは、例えばモントリオールとか、オタワとかトロントとか、更に言えばバンクーバー等の町で、ビザ無しでしばらく生活するということは可能。

ワーキングホリデービザが使えない年齢であっても、こういった選択肢を用意している国というのは、非常に少ないし、ましてそれが先進国であるというのは、かなり驚きを隠せないところ。

ということで今回は、カナダのハリファックスから入り、そこからオタワに移動して、モントリオール、トロントという順番で回ってきた。

まずはオタワだが、こちらはカナダの首都ということになる。

とにかく寒かったのは印象的で、まだ10月であるにもかかわらず、日中の気温が5度程度だった。

オタワが寒いというのは、単なる偶然だけではなく、実際この町というのは、世界でも2番目に寒い首都と呼ばれている。

モントリオールやトロントに比べると、こじんまりとした町で、良くも悪くもあまり特長がない。

メトロも走っておらず、そういった意味での利便性は低いが、そもそも町の規模が大きなものではないので、そこまでの不便はないのかもしれない。

正直オタワについては、移住生活をイメージしてみても、大きなメリット、デメリットの両方がないという印象が強く、食べ物についても、そこそこレストランがあるものの、特別種類が豊富というわけでもないし、物価が安いわけでもなければ、治安が極端に良かったり悪かったりもしない。

典型的なカナダの一都市という感じで、ある意味もっとも無個性な町という印象が残った。

オタワを離れて、モントリオールに行って、最初に感じたのは、都市の範囲がとても狭い反面で、それなりに高層ビルも立ち並び、自然と都市の調和というのが、かなり取れているのではないかということ。

この町で生活をするということをイメージした時に、なかなか面白いのではないかという印象を持った。

特にモンロイヤル公園の辺りとか、あるいは、やや郊外に当たるようなところであれば、自然が多いので、質の高い暮らしが送れそう。

北米名物の可愛いリスも、モントリオールにはたくさん生息している。

但し、モントリオールで移住生活を送る場合の問題点としては、この町は英語もかなり通じるものの、フランス語がメインとなっているので、言語の壁が無意味に高い。

英語圏の国に行くということは、そのメリットの一つとして、意思疎通がしやすいということが挙げられる。

私の場合、ネイティブのような流暢な英語を話せるわけではないし、TOEICも受けたことがないので、点数はわからないが、少なくとも800点とか900点とか、そういった点数を叩き出せるような英語力がないことは間違いない。

カタコトの英語でこれまでやりくりをしてきたので、英語圏に行って一気にまくし立てられても、理解することは不能だが、それでもわざわざ英語の通じない人がいる場所に住むのも、それはそれで不便なのは間違いない。

この点がモントリオールのデメリットということになる。

しかしながら、生活環境という部分では、非常にメリットは大きいので、マイナス要素を打ち消すだけの力はあるということを感じた。

そして最後にトロントだが、こちらはオタワやモントリオールと比べて、明らかに都市の規模が大きく、高層ビルが乱立している。

ある意味で言うと、先進国らしいと言える町。

そういった意味で言うと、職を探しにカナダに行く人にとっては、魅力的なのかもしれないが、私の場合はそういった事情があるわけではないので、わざわざオフィス街の近くに住む理由もなく、そうなってくるとトロントであれば郊外に住むことになるが、それであればもはやトロントに住む必要自体がなくなって、それならモントリオールやオタワでもいいし、あるいはバンクーバーでも構わないことになる。

どうもトロントの中心部というのは、ビジネスマンばかりだし、人口密度が高くて落ち着かない。

もっともそこら辺は、住宅地ではないので、仮にトロントで生活するとしても、住むような場所ではないにしろ、カナダに住む際に、あえてトロントを選びたいかというと、そこのところは、微妙なニュアンスになってくる。

単純にきれいな大都会に住みたいのであれば、すでに永住権を取得しているフィリピンの、フォートボニファシオとか、マカティエリアというのがあるわけなので、あえてビザのないトロントで、高い物価のもと、暮らす必要はない。

こう考えてみると、オタワ、モントリオール、トロントの3つの中で、移住生活を送るのに最も魅力的なのは、モントリオールではないかという結論に至った。

最も更に、カナダ国内であっても、バンクーバーとの比較というのも、必要になってくるわけだし、更に言うと、仮にロングステイをするとしても、どのくらいの期間なのか、更にどういったライフスタイルを送るのかということによっても、滞在すべき場所というのは変わってくる。

仮に、冬場にスキー三昧をしたいということであれば、それに適した場所が選ばれるわけだし、場合によってはどこか一ヶ所に定住するのか、それとも転々とするのか、といった検討も必要となってくる。

とりあえずビザの問題が緩いという意味で、カナダは有望なロング ステイ先であることは間違いないので、季節の関係も含めながら、今後の対応について考えていこうと思う。



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執筆者、伊田武蔵
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