人間関係に疲れたらリセットをする選択肢も


私の会社員時代の職場環境というのはひどく、人間関係に疲れたとか、上司のあまりの横暴ぶりに、嫌気がさして辞めていく人も多かった。

ちょっとしたストレスというのは、どこの会社にもつきものだし、人に雇われて働く以上は、それは仕方がないところもある。

しかしながら、当時の会社というのは、私の直属の上司が、これまでに幾人も新入社員を潰し続け、おかげで万年人員不足という悪循環に陥っていた。

人間関係に疲れたというよりは、むしろもっと危機感のある状態に追い込まれて、潰れていく人が多かったと聞いていたし、私より後に入ってきた社員を見ても、実際うんざりして、数ヶ月で辞めていくという人もいた。

そんな人間関係をリセットしたいと思っても、転職しようと思えば、それなりに職歴というものも問われる。

特にそこそこのキャリアを積んでいる人であれば、それを簡単に投げ打つことはできないはず。

人間関係に疲れたら、まず考えるべきことは、今後の人生もこの延長線上に存在するという存在で、問題がないのかどうかということ。

惰性で生きていくのが、べストとは限らないし、往々にしてそれは、ろくでもない選択ということになる。

しかしながらなんとなく今のままの流れに身を任せている人が大半であるという事実もある。

環境を変えるだけの意味があるのかどうか

職場の人間関係をリセットしようと思うのであれば、転職をするなり、更に言えばサラリーマンを辞めて独立をすることによって、既存のゴタゴタを別の職場で再現する心配もなくなる。

しかしながらこれは当然、それなりの覚悟は必要だし、行動も伴うことになる。

どこかの誰かが、手を差し伸べてくれるのを待っていても、永遠に叶えられることがない願いと言ってもいい。

そうなってくると、天秤にかけなければいけないのは、このままの人生の続きを生きていくのか、それとも人間関係をリセットして、もっと別の人生を歩むのかということ。

私は後者を選んだので独立したし、実際それ以降は人間関係に使えるようなこともなくなった。

どのような形で独立をするかにもよるが、ちゃんと人間関係の自由を得られるような形で、起業をするのであれば、取引先とか顧客とか、そういった相手を選ぶことができるし、必要以上にべったりとした関係を作る必要がない。

例えば私は接待をしたことはないし、年賀状を出したり、お中元やお歳暮を出したりもしない。

顧客回りもしないし、基本的に対人営業というものもやったことがない。

それでもサラリーマン時代の収入の数倍程度を稼ぐということは、別に難しいことでもないし、人間関係に浸かれてダメになっていくぐらいであれば、もっとやりがいを感じるような仕事をして、エネルギーの高い状態でちゃんと勉強もし、実践に落とし込んでいく方が、自分のスキルも上がっていくし、世の中に対して価値を提供することもできる。

ただし、疲れたので、今の職場環境をリセットしたいというだけで、転職をしたところで、決定的な解決になることは少ない。

たまたま今の職場が特別劣悪な環境ということであれば、話は別としても、もともと会社組織というのは、サラリーマンが快適に過ごすための場所ではないので、ストレスが待っているというのは、ある意味当然のことと言える。

もうサラリーマンには戻れない

1つのテストケースとして、私の例を挙げれば、もはや人間関係に疲れて、仕事そのものに打ち込むことができず、正当な評価も期待できないサラリーマン組織というのは、とても戻る気になれない。

もし仮に今の収入が2倍になると約束されても、確実にそんな職場には戻りたくないし、サラリーマンの年収の分布ということを考えてみると、そういった金額を稼げる可能性というのも、非常に少ない。

そう考えてみると、独立をするというのは、苦労がつきもののようなイメージだが、実際にはそうでもない部分がある。

ただし、準備というのは必要なので、少なくとも副業を始めて、そこである程度まで結果が出ないことには、話にならないと思う。

時折聞く話として、追い込まれればもっと本気になれると言って、何のスキルもなく事業計画もろくに立っていない状態で、独立をする人もいるが、実際問題としてほとんどの人は、追い込まれると頭が回らなくなり、いっぱいいっぱいで、目先のことにしか気がいかなくなる。

それよりは、ある程度余裕を持った状態で、準備を進めていく方がいいので、副業として最初は初めて、そこで結果が出てから堂々と、職場からの脱出をはかるのが妥当だと思う。

これまでの人生をリセットすることになるわけだし、疲れたからといって、正当な手順を踏まずに、いきなりショートカットをしようと思えば、反動が来るのは当然のこと。

そうならないように、したたかな用意というのが求められる。

プライベートの人間関係のリセット

職場に比べると、プライベートについてはコントロールしやすい傾向にある。

私の場合は人生でもっとも大きく人間関係を切り離したのは、海外移住の時だったのでかなりイレギュラーというか、特例に近い部分があった。

さすがに面倒な人から離れるために海外に住み始めようとは思わないだろうから、もう少し現実的な対策についても提案するが、その前にこの時の経験についても少しだけ語っておくと、地理的・距離的に離れるというのは意外に効果が大きい。

その気になればメールで連絡をしてきたりはできても、多くの知人や友人・親戚は距離を置くようになる。

一時帰国の時にはそれをきっかけに集まりができるが、それも会いたくない人には知られないようにしておけばいいだけ。

これは海外移住の場合ばかりではなく、国内での遠方への引っ越しの場合にも応用できる。

やはり近くに住んでいると何かと気になっても、遠くに行ってしまったと思うと諦めがつく人が大半らしい。


ただ、人間関係をリセットする目的のために引っ越しをするのは現実的に厳しいと思うので、もう少し実践的な方法について。

まずはわずらわしい人、縁を切りたい人をピックアップして、その周囲も含めて連絡の仕方を変えるという宣言をする方法がある。

つまり親戚の中に厄介者がいるとすれば、他の親戚にも同じことを宣言する。

知人の中に面倒な人がいるのなら、共通の知人にも同様の話をする。

宣言の内容というのは、これから仕事や子育て等に専念するために連絡手段をメール一本に絞るといったもの。

Lineや電話に比べると即時性がない連絡手段なので、メールはレスポンスが遅い。

それを意図的に遅らせていくことによって、相手をうんざりさせることができる。

すぐに返事を返すと、相手としては対応が早いので嬉しい。

これでは人間関係のリセットからは程遠いので、打っても響かない状態を作る。

そして周囲にも同じことを宣言しておくことによって、余計な摩擦は生まれないように配慮できる。

このくらいのことをしないと、無意味な人間関係にわずらわされて人生を消耗してしまう。

世界には70億人もいるのだし、合わない人と無理に付き合っていくのは時間のムダ。

自分の居場所じゃないと思うのなら、早々に切り捨てる勇気も必要だろう。

人間関係にはキャパがあり、古い関係を捨てなければ新しい人が入ってくる余地が生まれないのだから。

それは時間的にも、精神的にも。



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執筆者、伊田武蔵
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