マカティのリトル東京の近くには、烏骨鶏ラーメン龍という店がある。
この近くには日本橋亭があったり、あるいはしばらく歩いていけばグリーンベルトもある位置に店が存在する。
そこは小さなショッピングモールになっていて、ショッピングモールといっても店舗数が7店舗ぐらいしかないので非常に小規模なモールではあるものの、幾つかの店が並んでいた。
夜に行ったので、自転車屋がすでに閉まっていて、ちょっと見てみたかったのだが、店内に入ることができず、外から眺めるぐらいにしかできなかった。
フィリピンにおいては自転車屋はそれ程多くはないので、ちょっと貴重なので見てみたかったのでこれは残念だった。
その後、目的であった烏骨鶏ラーメンに入ってみた。
マニラにおいては新宿ラーメンや山頭火等の幾つかのラーメン屋があって、烏骨鶏ラーメンはやや高めの値段設定がしてある。
そして烏骨鶏へのこだわりが書いてあるメニュー表とか、そういったところを見ると、ちょっと凝っている感じがしたが、店の看板等はやや古びている感じがして、あまり豪華な印象ではなかった。
私の場合はあまり肝臓が良くないので鶏がらスープを飲むと良いと東洋医学の医師に言われていたこともあり、烏骨鶏のスープであれば鶏がらスープであるはずなので、そういった意味でも良いのではないかと思った。
食べてみた感想として言うと、味のレベルで言えば、新宿ラーメンと同じくらいな感じがした。
けんじ亭よりは良く、新宿ラーメンと同格、山頭火に比べるとやはり落ちてしまうという印象。
鶏がらスープがあるという意味でいうと健康には良さそうなものの、ラーメンのスープなので、すべて飲むと今度は塩分を取りすぎるということで、結局鶏がらの成分はほとんど体に取り入れることができない。
そういう意味で言うと、健康効果もほとんどない印象がある。
ということで、個人的には可もなく不可もなくというイメージで、敢えて何度も足を運びたいとは思わないものの、近くを通りかかったら店に入りたいという印象。
とはいえ、食事時にこの場所を偶々通りかかることも基本的にはないので、もう行く機会はあまりなさそう。
まだまだマニラはラーメン業界の進出が緩い印象があるので、山頭火が一人勝ちしているのが実際のところ。
そして現地の人からの人気も高いので、もっと日本から人気のあるラーメンチェーンが出店しても良いのではないかと思っている。
価格も日本とほぼ同じ設定でお客さんを呼び込むことが十分に可能なので、それだけ利益率が高くなる。
日本で伸び悩んでいるラーメン屋の人には、是非海外進出も視野に入れてみることをお勧めしたい。
■烏骨鶏ラーメン龍の基本情報
住所:G/F Paseo Tesoro Bldg, 822 Antonio Arnaiz Ave, Makati, 1223 Metro Manila
電話番号:+63288564588