アメリカ留学で面倒なこと


※以下はロサンゼルス在住の金本さんからの投稿

アメリカに留学して不便なことや困ったことというと、交通機関がきちんと整備されていないことですね。

交通機関といっても道はちゃんと舗装されているんですけど、とにかくアメリカの田舎に留学すると、車がないとどこにも行けません。

例えば、ちょっとパンを買いに行こうと思っても、近くにコンビニもないですし、コンビニも歩いて20分以上かかるので、全然コンビニエンスストアじゃないっていう感じなんですけれども、車がないとまずどこにも行けません。

一応、バスが通っているんですけれども、バスも30分に1本きちんと時間通りに来てくれたらラッキーな方で、だいたいバスも遅れますし、夏はいいんですけれども、吹雪で気温が−20度の日なんかにバスに遅れられると大変です。

で、私が今通っているロサンゼルスの大学は、大型スーパーへのシャトルバスを出してくれているんですけれども、それも週に1回、水曜日の夜なので、水曜日の夜に同じ授業を取っているクラスメイトと勉強会をしようとなってしまうと、もう買い物にも行けないので何を買うのにも不便です。

私が住んでいる所は北ですので、秋の時点ですごく寒いんですね。

秋の段階でもう10度を切りますし、マイナス近くになるので、あまり冬の服をちゃんと持っていってなくて、急に突然寒くなったので冬服を買わないとと思っても、ファッションモールが1時間離れた所にあるので、欲しい物が欲しい時に買えないのが一番不便なことですね。

特に日本の町で生まれ育った人からしたら、欲しい物がすぐその場で手に入る環境で生きてきているので、この環境に慣れるのは一番大変だとは思います。

日本食も簡単に手に入りませんし、日本食のレストランとか、アジア系のレストランが少ないです。

あったとしてもアメリカナイズされた中国料理ですので、大してアメリカの料理と味は変わりません。

例えばアジア人同士でちょっと日本食を食べに行こうという話になっても、車を持っている人を見つけないとそのレストランにも行けないし、車に乗るとなると誰かがアルコールが飲めないとか、そういうことが起きちゃうので、とにかく交通機関に関しては不便です。


住まいの不便な点

アメリカの大学に通っているんですけれども、私は大学が用意してくれている家に住んでいるんですね。

家だけじゃなくて、大学内の建物全てなんですけれども、冷暖房が部屋ごとに調節出来ません。

建物ごと温度調節をしているので、ある日自分の部屋がすごく暑い、でも次の日になれば極寒のように寒い、でも自分で温度設定が出来ないというのが、すごく困ったことです。

なので、服を着込むか、暑かったら脱ぐぐらいしか出来ないので、体調も崩しやすいです。

寝ている間に暖房とかたまに止まったりするので、暑くてTシャツで寝ているのに、朝起きたらすごく凍えてるというのもよくあります。

教室で授業を受けてる時もそうなんですけれども、外は−20度なのですごく中に着込んでいって、でも、教室は20度近くてすごく暑いっていうのがありますので、まず、体温調節、温度調節は大変です。


勉強面での問題

勉強の面で困ったことというと、英語力の問題は抜きにして、勉強時間の確保が大変だと思います。

というのも、私は今1人部屋なので、基本的には勉強に集中出来る環境なんですけれども、金曜日の夜に一緒に家に住んでいる人が家でパーティーを開いてしまうと、もう勉強出来る場所じゃないので、その場合はどこか違う場所に移るか、もう勉強は諦めることしかないんです。

大学内にはもちろん図書館があるんですけれども、夜中の2時に閉まりますし、夜中に一人で歩くのはあまり勧められたことではなくて、アメリカはあまり治安がよくないので、いくら学内であっても、いつどんな時にどういうトラブルに巻き込まれるかわかりませんし、外部の人間が簡単に入ることができます。

日本みたいに学校によって柵とか門がないので、夜中に一人で歩くことを考えると、夜遅くまで図書館に残ることもあまり選びたくない。

そういう安全面と勉強の両方をちゃんと確保しようと思うと、ロサンゼルスではそれなりに日々困ります。

あと、やっぱり留学しているんだから、他の国の留学生とか、アメリカの現地の学生と交流したいっていうのもあるんですけれども、もちろん自分の授業の為の勉強もしなくちゃいけない。

なので、友好関係も深めつつ、でも自分でちゃんと勉強する一人の時間も確保する、というのは相当に難しい事です。

なので、英語力があれば、その分リーディングのスピードとか、ライティングのスピードが上がるので、自分の独自の勉強の時間が減って、でも効率は下がらない、学んでいる内容の質は下がらないという状況を確保できます。

やっぱり勉強の量と、どれぐらい効率的に勉強するのか、その上で友好関係もちゃんと保つ、このバランス加減が大変なことの1つではあります。


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