ベトナムのベストシーズンを都市別にまとめた




南北に長い国土を持つベトナムは、街によってベストシーズンが違うので、旅行で訪れるのにちょうどいい時期がばらばらになっている。

また、北部のヒマラヤから冷たい風が吹いてくる影響で、1日の気温が15度位までしか上がらない日もあり、東南アジアの中では寒暖の差が激しい特殊な国となっている。

例えば、タイであったり、私が以前住んだマレーシアやフィリピンの場合、雨季と乾季の区別はあっても大きな気温の差はなく、せいぜい5度程度しか違いがない。

そのため、雨季を避ければ大きな支障はないのだが、ベトナムの場合、南部のホーチミンと北部のハノイでは事情が全然違ってくるし、訪れる時期によって最高気温が30度を超えるような月もあるが、ハノイだと最高気温が20度を下回る時もある。

こういった事情があるので、東南アジアの中では、ベトナムはベストシーズンを選んで訪れたい国ということになる。

まず北部のホーチミンだが、この街の特徴は、ベトナムの中では比較的1年を通じて平均気温が変わらず、最高気温は常に30度オーバーとなっている。

つまり、他の多くの東南アジアとほぼ同じ状態で、気温の差がない以上、降雨量の少ない時期を選びたい。

そして、雨季に当たるのは、5月から11月までなので、その時期を避けるというのが無難なところ。

7月や8月は日本人の中でも海外に行く人が多いが、この時期は特に降水量が多いのでできれば避けた方がいい。

ただし、日本の梅雨のように、じとじとと降り続けるというよりは、一気にスコールが降って来て、しばらくすると降り止むことが多いので、その意味で言えば、雨が降ってきたら、マッサージを受けたりカフェでのんびりしたりして、時間に余裕のある旅ができるのであれば、例え雨季であってもホーチミンを訪れるのにそれほど支障はない。

しかしながらやはり、乾季がベストシーズンということになるだろう。

そこから北上して旅行先として人気のベトナム中部に入ると、気温の推移が一転する。

ホイアンと並んで人気を画すフエの場合であれば、10月には最高気温が30度を下回り、その状態が3月まで続く。

この時期は街歩きが適している半面で、9月から12月までは降雨量が多いので、涼しい中で雨に降られずに街歩きを楽しみたいのであれば、1月から4月位までがお勧めの時期となる。

それ以降に関しては、8月まで降雨量は少ないものの、30度越えの気温となるので、東南アジアらしさを楽しめる半面で、日中はかなり暑いので、観光で歩き回るには少々体力が削られるのと、暑さに耐える忍耐力が必要となる。

そんなこともあり、1月から4月がベストシーズンとなるし、私自身観光ビザを取得して3か月ベトナムに滞在することを来年の予定としているが、その時には2月から4月までの3か月間を目安にしている。

フエにほど近いダナンやホイアンについても、同じような気温と降水量の推移を示しているので、こちらも同様に1月から4月が涼しくて雨が少ないという意味でベストシーズンになるし、それ以降でも8月までは暑ささせ気にならないのであれば観光に適していることになる。

さらに北上して、北部のハノイになるとますます気温が下がり、7月から8月の夏の時期と、1月から3月の冬の時期との温度差は10度以上。

8月だったら32度から33度位が最高気温になるが、1月になると19度位まで下がってくる。

そのため、フエやハノイの場合、ザ・ノースフェイス等のブランドのコートやジャケットを街中で見かけることも多かった。

これは、他の東南アジアではめったに見ない光景で、防寒のための服がないと耐えられないというのは非常にレア。

東南アジアの中でもベトナムは比較的北の方にあるので、その影響もあるが、緯度だけではなく、ヒマラヤからの冷たい風が流れ込んでくるというのもこのような事情に影響している。

ハノイの街も基本的にはベトナム中部の街と一緒で、降雨量の少ない時期の訪問がお勧めだが、11月には既に月間の降雨量は100ミリを下回り、同時期の東京よりも少ない位なので、この段階で既にベストシーズンに入っているとみていいだろう。

そう考えると、降水量の少ない11月から4月にかけてがベストシーズンで、それ以降は徐々に降水量が増えて、8月にピークとなる。

尚、6月や7月といった梅雨の時期の日本よりも、同時期のハノイの方が降水量が多いので、もしその時期に行くのであれば覚悟を決めて行くしかない。

東京の降水量は、梅雨よりも9月の方が多いが、この9月で企画してもやはりハノイの方が雨の量は多いことになる。

どの街も共通して言えるのは、できるだけ雨季を避けたいということと、北部と中部であればそれに加えて気温を考慮に入れる必要があるということ。

ただし、いくら冬の時期であっても、最高気温が20度位までは行くわけだし、凍えるように寒いとか、氷点下まで気温が下がるとか、雪が降るといったことはない。

そういった意味では、日本の四季に比べればずっと寒暖の差は緩いし、北米やヨーロッパを訪れる時のような重装備は冬でも必要ない。

東南アジアの中でも、これだけ季節によって気温差のある国は珍しいが、街によっても相当差があるので、旅行計画をたてる時にはご注意を。



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執筆者、伊田武蔵
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