海外移住をして世界のWi-Fi環境の良さに驚かされた




海外移住をする際、Wi-Fiがこれほどあちこちで普及しているとは思わなかった。

むしろ日本に一時帰国した時の方がネットに繋ぐのに困ってしまったくらいで、正直日本よりも東南アジアの新興国を含めた多くの国の方が、はるかに環境が整備されている。

もともと日本の場合はインフラが強いので、有線でのインターネット回線が中心だったのに対し、他のインフラの弱い国の場合は、最初からWi-Fiで電波を飛ばしてしまう方が、投資コストがかからないという事情もある。

そんなこともあって、いわゆる海外移住で人気のある国というのは大抵Wi-Fi環境が整備されており、自宅だけではなくて街中でも簡単にネットに接続することができるようになっている。


タイのWi-Fi環境

たとえばバンコクを例にとってみると、まずスターバックスや大手コーヒーチェーンであるコーヒーワールドの場合、ほぼ間違いなくWi-Fiが提供されている。

それ以外のカフェについてはあまり整備されておらず、周辺国に比べるといまいちタイはネットに繋ぎ辛いという印象があったが、それもこの数年で随分改善している。

さらに言えば、アソークにあるターミナル21のようなショッピングモールだと、受付にパスポートをいったん提示してパスワードをもらうことができ、それによって全館でWi-Fiに繋ぐことも可能。

しかも意外とスピードは速かったので、待ち合わせの時にメールを送るとか、フェイスブックのメッセージでやりとりをするという程度であれば何の支障もなかったし、スマホでちょっとサイトを見ながら時間をつぶすくらいであればストレスを感じないレベルだった。


マレーシアはWi-Fi天国

私も2年間マレーシアに住み、さらにはそれ以外の主要な街にも一通り足を運んだ。

住んでいたのがジョホールバルで、訪れたのはマラッカやクアラルンプール、イポー、ペナン、バターワースといった街になる。

マレーシアという国は海外移住先としても人気だが、正直住み心地の点では色々と問題があるというのが、実際に住んでみた感想だ。

私の場合は2年間が限界だった。

その後はフィリピンに移ったわけだが、マレーシアが良かった点としては、何と言ってもカフェではWi-Fiが設置されているのがどこも当たり前であること。

さらに言えば、レストランもかなりの割合でWi-Fiに繋ぐことができる。

印象的には半分以上の外国人向けのレストランではWi-Fiを備えていたように思う。

私がこれまで色々と歩いてきた国の中でも、マレーシアは自宅やホテル以外でネットに繋ぐという意味では、トップクラスに利便性が高い。

しかしながらインフラは弱く、自宅ではネットが途中で繋がらなくなり、何カ月もそのままだったこともある。

また、友人が引っ越した先のコンドミニアムが全くネットが開通していないことがわかり、工事してもらうのも無理だということで、非常に不便な思いをしていたこともある。

そういった場合は、外で仕事をせざるを得なくなるので困ったところだ。

オフィスエリアに関しては、比較的ネットの通信スピードは早いことが多いが、居住エリアになってくると、かなり問題があったりするので、移住する場合には要注意。


フィリピンの場合は?

フィリピンの特殊な事情として、外国人エリアとそうでないところの格差が相当に大きい。

これは治安の面でもそうだし、インフラ整備や街の景観ということでも同様のことが言える。

今回は海外移住の際のWi-Fi環境というテーマなので、日本人が引っ越す可能性のありそうなエリアの情報を提供することにする。

私はマニラの中でもマカティ地区とセブ島のセブシティ中心部に住んでいたことがあるので、その時の話をすると、まずマカティあたりのスターバックスであれば、だいたいWi-Fiを持っているが、こちらは別途有料の場合と、無料で使える場合とがある。

飲み物や食事代とは別に、1時間分のクーポンを買わなければいけないというのも随分な話だが、それが店舗によって事情が違うというのもなかなか不思議なところ。

それ以外にもコーヒービーンズなどといった大手のカフェであれば、だいたいWi-Fiは提供されているし、グリーンベルトというショッピングモールに行くと、レストランの中でもWi-Fiが使えることが多い。

これに対して、リトルトーキョーでは、ほとんどWi-Fiの繋がる店はなかった。

セブシティはどうかというと、まず中心部のショッピングセンターであるアヤラセンターが独自のWi-Fiを提供している。

一応は全館で使えるという名目になっているが、実際には使える場所と使えない場所があるので、腰を据えてネットに接続し、仕事をしたいといったことであれば、店に入る前に繋がるかどうか確認しておいた方がいい。

さらに一部の店舗は独自のネット回線を提供していて、この割合はおよそ3分の1くらいという印象だった。

たとえばUCCカフェやイデアイタリア等の店は、独自の回線も持っているので、かなり安定した環境となっている。

フィリピンもタイより若干Wi-Fi環境がいいのではないかと思うが、もちろん現地の人が生活しているエリア、つまり外国人が通常であれば足を踏み入れないようなエリアについては何とも言えない。


ラオスも甘く見ることができない

東南アジアの中でも、ラオスといえば秘境のイメージがあるし、経済発展は実際に遅れている。

他の東南アジアの首都が、すでに交通量も増えて渋滞が慢性化し、高層ビルが林立しているのに対して、ラオスの首都のビエンチャンというのは非常にのどかで、交通量もあまり多くはないし、高層ビルもほとんどない。

しかしながら、そのラオスであっても、ビエンチャンの中心部であるナンプ広場の近くのカフェや、あるいは世界遺産にも指定されているブワンパワーンという村のメインストリートであるサッカーリン通り周辺のカフェやレストランでは当たり前のようにWi-Fiが提供されている。

観光向けの都市であるということもあるが、まったく不便することがなかった。

はっきり言うとラオスの方が、日本を旅している時よりもはるかに便利で助かっている。


ヨーロッパの場合

ここ最近は1年のうち、80日以上はヨーロッパで過ごしているのだが、何しろ国の数が多いのでひとつひとつ見ていくにはあまりにも時間がかかる。

そこで、ここではざっくりとしたヨーロッパの概要を述べるにとどめる。

ざっくりした印象だと大手チェーン、わかりやすいところで言えばスターバックスだが、こういったところは大抵Wi-Fiを提供している。

さらに言えば、それ以外の中小のカフェであっても、3分の1から半分ぐらいはネットに繋ぐことができるという印象。

面白いのは、ロンドンやフランクフルトのような快適に見えて経済規模の大きい都市や、ブダペストやワルシャワのようなまだまだ経済の弱い東欧でも、あまり状態は変わっていないということ。

そこまで導入コストがかかるわけでもなければ、維持費用が高いわけでもなく、どんどんグローバル化してサービスが平準化している世界においては、先進国だからサービス水準が高いとか、それに対して東欧が劣っているという理論は必ずしも成り立たない。

勿論そういった側面が一部の状況においては残っているというのは事実だし、むしろインフラが整備されていない国の方が、ネットのようなインフラに関してはコストが高いので導入への戸惑いは多少大きいのだろうが、少なくとも経営に大きな影響を与えるほどのインパクトではない。

せいぜい2000円が5000円になるという程度なので、月々の費用の上昇の割合は大きくても、上昇額に限ってみればインパクトは小さい。

こうして世界的に見てWi-Fiの環境というのはどんどん整っているのだが、日本だけソフトバンクやauなどの特定の会社のサービスを利用していないと使えないといった、よくわからない条件が付与されていることが多く、この点においてもガラパゴス化している感は否めない。

何しろ一時帰国する日本人ですらも戸惑うぐらいなので、外国人旅行者であればその困惑は尚更であろうと、容易に推測できる。



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執筆者、伊田武蔵
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