海外移住についてブログに書くことの限界


これまで3年以上海外で生活をしてきて、さらに言えば、もうすでに1年近く住居を持たない暮らしをしてきたが、それについてこれまでもブログで度々レポートをしてきた。

しかしながら、そのことについて限界もうっすら見えてきている。

というのも、ブログの場合には記事が積み重なっていくのが1つの強み。

TwitterやFacebookの場合は、基本的に過去の情報はどんどん流れていって、体系化して残っていくことはない。

もちろん昔に遡って閲覧することは可能ではあるものの、組織的に体系化していないので、時系列で単純作業として遡る以外の方法がない。

これに対してブログであれば、カテゴリー別に見ていくことによって、過去の記事であっても関連性はチェックできる。

ワードプレスの場合、設定によっては関連記事として他の記事にも表示されることになるので、そのリンクを辿って読者さんが読みに来てくれることもある。

しかしながら、昔の記事は当然考え方が変わっていることも少なからずある。

私も海外移住をして、マレーシアに住み始めた直後と今とでは、色々な価値観が変わっている。


マレーシアへの評価の例

例えば、マレーシアは移住先として魅力的な国の1つとして当初は捉えていたが、今ではその評価は下がる一方。

先日までクアラルンプールに約1ヶ月ほどいたが、それを経験して改めてマレーシアは住むのにはいまいち適していないのではないかという思いを強めることになった。

そこで、マレーシアは移住には向いていないという記事を書いたところで、過去の記事はそのまま残っているわけで、いちいちそれらを全て探しだして削除をしたり、あるいは訂正するのもかなりの作業量になってしまう。

そして、検索エンジンを通してやってきた人からみれば、過去の記事か、新しい記事かの区別は難しく、その後の記事で訂正を入れたり、考え方が変わったことを伝えていても、訂正記事は見ないで過去の記事だけを見て、こちらの考え方を判断してしまうことになる。

そうなってくると、私が未だにマレーシアに住むことを勧めているように勘違いしている人も出てくるし、過去に束縛されてしまうところがある。

こういった要素は、ブログを書いていく上での弊害であると感じている。


ブログに役割があるのは事実だが・・・

それでも自分の備忘録という部分も含めて書き続けてはいるものの、そこで全てを語ろうとは思っていない。

実際、自分のコミュニティーを作って、そこで重要な情報については語るスタイルを取っているが、そうでもしないと、どんどん間違った情報というか、過去に考えていたことがそのまま最新情報のような誤解を与えつつ、伝わってしまうことになる。

結局のところ、過去は過去という割り切りをもってブログを読んでもらえればいいわけだが、そこまでのことを他の人に求めるのもいかがなものかと思う。

さらに言うと、東南アジアの物価の高騰によっても、海外移住に関して事情が変わっている部分がある。

ヨーロッパの一部の国、例えばポルトガルとか、ラトビアとか、ギリシャとか、そういった国が行っている特別なビザの発給もある。

こういった事情によって、どんどんその時の判断は変わっていく。

この点については、正確に情報を伝えるという観点から、今後も色々と考えていかなければならない。

メールリストでの配信等の選択肢もあるし、LINE公式アカウントのようなサービスもある。

ブログが入り口であっても、より最適な伝達手段を追求していくことは必要だろう。


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