自分のやりたいことがわからないのが解決した




自分のやりたいことが分からないという感覚は
子供の頃からあった。

特に夢があったわけでもない。

多くの子供が抱くような夢、
たとえばサッカー選手や野球選手にもなりたくなかったし、
医者や弁護士になりたいわけでもなかった。

成人した段階でも、
どうも社会にうまく適合できそうにないという予感だけが
濃厚に漂っているだけだった。



自分のやりたいことを探すまでもなく、
生活に追われて仕事をするようになった。

中途半端な大学を出て、
その後新卒で就職もしなかった私にとって、
就職できる会社は限られていたので適当に選ぶことに。

そこでは訳がわからないほどに
パワハラ上司が幅をきかせていた。


部署のトップというわけでもなく、
地位的にはもっと上の役職者は何人もいるのに、
それを押し黙らせるだけの迫力と
口のうまさを兼ね備えたパワハラ上司は、
よりによって私の直属の上司だった。


この時期はストレスで体重は落ちていくし、
自分のやりたいことが何かと言うよりも、
とにかくこの状況をどうにかしなければいけないという思いで
胸がいっぱいだった。

2年近くが過ぎたある日、突然リストラされた。

期せずして地獄のような日々は終わり、
それまでに始めていた副業で食っていくことにした。



これが順調に進んだおかげで、
20代で自由な立場を得ることができるようになった。

場所に縛られない仕事を選んだおかげで
マレーシアに20代で移住し、
その後もフィリピンに移った。

仕事のストレスから解放された時、
自分のやりたいことを改めて見つめなおしてみた。


お金だけを目的にして生きていくのは意味がない。

それは目的と手段を取り違っているだけだし、
金額自体を目標にしたのではゴールがどこかわからない。



パソコン上で自分のやりたいこと、行きたい場所を
書き出したりもしてみた。

頭の中で考えるだけではぼんやりして分からないことも、
明確に文字にすると見えてきたりする。

ただ、これが意外に難しい。

文字になったやりたいことリストを見ると、
どこか借り物の感じがするというか、
本当に自分がやりたいことなのかわからなくなってきた。

マスコミ等にすりこまれたイメージに引っ張られて
願望が作られている感じがして、
心から求めているものではないものが半分以上な気がする。



しかも、自分のやりたいことなんて時期で変わる。

ある場所に行ってよかったら、別の場所にも行きたくなる。

たとえばラオスのルアンパバーンがよかったので、
今度はラオスの他の村にも行ってみたくなる。

イメージが近いブータンも訪れてみたくなる。


これは抽象度を上げると旅がしたいということでまとまるが、
そこまでぼんやりさせると本当に行きたいのはどこか、
どんな旅がしたいのかわからなくなる。

たとえば、南米に行くのはどうなのか?

アフリカのサバンナは?

そうした疑問も湧いてくる。




結局、自分のやりたいことを探すのはやめた。

その発想に無理があることが分かったから。

ある程度の願望が理解できたら、
なりたい自分を作っていく方が早い。

個別の願望なんて生じた時に考えればいい話だし、
私には生涯を通じて行うライフワークなんてない。


そうなった時、目指すのはやりたいことではなく
なりたい自分ではないかと。

その理想像に進化することを優先していけば
おのずとやりたいことも実現していく。

幸い、私は大それた願望もないので、
基本的に今の段階で大抵の願いは叶えられる環境が整った。


せいぜい世界各国の絶景を見たいとか、
そのレベルのものしかないので。

向こう数年でその大部分は実現できるだろう。

その先に何が待っているのかは分からない。

30代にして人生をやり尽くした感じがするとも思えないし、
また違う世界が広がってくるのかもしれない。



別にどこかの国の小さな村で隠居してもいいし、
ずっと精力的に活動していてもいい。

ただ言えるのは、
どちらかに決め付けるよりも
いくつかの生活を転々とするのが私らしいのだろうということ。

性格的に何十年も隠居生活は送れそうにないものの、
一時的にそうした生活をするのは楽しそう。


ヨーロッパのきれいな村でのんびりして、
飽きたら何かの活動にいそしんでもいい。

そんな自由度の高い生活を送っていければいいと思うし、
その方法はもう分かっている。

というよりも、すでにそうした生活が始まっている。



わざわざ自分のやりたいことがわからないとか、
何がライフワークやミッションなのかを考えることは
ほとんどなくなった。

一つ一つ願望をかなえつつ、
理想に向かって進化していければそれでいい。



メールアドレス

よく読まれている記事

1位:世界一周を日常に変える方法

2位:【無料】海外移住オンラインセミナー

3位:パワハラ・リストラからの人生逆転















本当に伝えたかったこと


メールアドレス
取扱い上の注意
執筆者、伊田武蔵
伊田のこれまで
カテゴリー
人気記事

ページの先頭へ