ザグレブ観光が本当に半日で済むか実験してきた


クロアチアの首都、ザグレブを観光するには
一日もかからないという情報もある。

今回は初めて訪れたが、
さすがに首都となると見どころがありそうなもの。

しかもクロアチアはそれなりに
旅先としてもイメージの良い国の1つ。

そして有名な街といえば、
アドリア海沿いのドブロブニクとザグレブぐらい。

となると、さすがに半日で十分は言いすぎだろうと思いつつ、
試してみることにした。



今回はポレッチ・プーラ・リエカと
クロアチア国内を周った後、
バスでザグレブ入り。

当初は3時間の予定だった旅程が、
蓋を開けてみると2時間で到着。

これまでのクロアチアでの移動は
頻繁に30分以上遅れていたが、
なぜか今回は大幅に前倒し。

ここら辺のルーズさはヨーロッパの中でも際立つ。

いい加減というイメージはなかったが、
実際に来てみるとバスの適当さは突出していた。


この日は疲れていたので、
水を買いにスーパーに行くぐらいにした。

と言っても、
どうも祝日だったらしく、
スーパーが軒並み閉まっていた。

SPARやBILLAといったチェーンも閉まっており、
コンビニはクロアチアに来てから見たことがない。

一応水道水も飲めるらしいので、
それを飲むことにした。



一夜明けて翌日、
ホテルでもらった地図を片手に
ザグレブの観光をしてみることにした。

と言っても朝早くに出発したわけでもなく、
10時頃まではホテルで仕事をしたり、
次に訪れるハンガリー・ペーチュのホテルの
予約をしたりしていた。


ホテルから近かったため、
まず訪れたのは中央駅の前のトミスラフ広場。




そこから北上していくことになる。

ストロスマエル広場・美術館、
スリンスキー広場、ズリニェヴァツ広場と通って行くが、
近くには近現代美術館や考古学博物館も。





徒歩でイェラチッチ広場に到着。



一応ここがザグレブの中心地になる模様。

そこからさらに北上して、
聖母被昇天大聖堂を訪れた。

あいにく、2つの塔のうち片方が修復中だったが、
それはそれでレアかもしれない。



この建物はザグレブ市内のあちこちから
目にすることができるため、
道に迷った時、方向を理解するための目印になる。




そこからは西へと方向を移したが、
登り降りがあったり、道に迷ったりしつつ
一通り主なエリアを周ってみた。

まず発見したのはドラツ青果市場で、
野菜や果物だけではなく土産物や魚も売っていた。

なかなか活気のある市場。





ザグレブに来る前にリエカでも市場に行ったが、
そこでは量り売りのチェリーを買った。

このタイミングで買い物をすると荷物になるので、
ひとまず何も買わずにスルー。

その後、石の門や聖マルコ教会、
トカルチチェヴァ通りも発見。




ケーブルカーとしては
世界一短いとされるウスピニャチャも見かけたが、
用がなかったのでスルー。

すでに何を目指して歩いているわけでもなく、
ただぶらぶらしていたら
Museum of Broken Relationshipsという建物を見かけた。

一瞬意味がわからなかったが、
これが失恋博物館のことらしい。

様々な失恋にまつわる品が置かれているらしいが、
エピソードを読むのも大変そうなので通り過ぎた。


このあたりのエリアはアップダウンもあり、
高台からはザグレブの街を一望できた。





ホテルを出てからここまで、
特に急いだわけではないが2時間ほど。

昼食を取ろうと思い、
聖母被昇天大聖堂の前まで戻ってきたら
ミロゴイ墓地行きのバスがちょうど来ていた。

昼食後に行くつもりだったが、
これだけタイミングがお膳立てされているのなら
先に見てこようということで乗車。

ちょうどいいタイミングだった。


ヨーロッパで最も美しい墓地の異名を取るミロゴイ墓地は、
外から見るとちょっとした宮殿のよう。



日本人の感覚だと違和感があるが、
墓地が観光名所になっていることは
ヨーロッパでは珍しくない。

その中でも一番という理由は、
やはり墓地というより建物の部分にある模様。

たしかにアーチ型の回廊が美しかった。








来た時と同じバスを待って、
10分ほどで聖母被昇天大聖堂まで戻ってきた。

この段階で午後1時。

結局、3時間でザグレブの見どころを
一通り制覇出来たことになる。

もっと急ぎ足で周ることもできるはずだし、
そうした旅のスタイルなら
さらに時間を圧縮することも可能。

浮いた時間で博物館や美術館を組み込むことも可能だろう。

個人的には急ぐ理由もなかったので、
そういったことはしなかったが、
実際に半日たらずで主要な観光エリアは周れた。


ミロゴイ墓地を除けば、
すべて徒歩で移動できる範囲に見どころが収まり、
こじんまりとした首都であるのが印象的。

そして、ヨーロッパの都市の中で見ると、
大きな強みも弱みもない印象。

決定的な魅力もない反面、
治安が極端に悪いとか、物価が高いとか、
そういったマイナスもない。

良くも悪くも凡庸な街であることが
周辺諸国と合わせて周るとよく分かった。



ちなみに、その後もザグレブに
3日ほどのんびり滞在していたが、
途中でサッカーの代表戦があったらしく、
興奮した若者たちがワインボトルを片手に大騒ぎしていた。

別に暴動を起こしているわけではないし、
直接的に周囲に被害を及ぼしているわけでもないが、
うかつに近づくとトラブルに巻きこまれれそうではあった。



滞在中、トカルチチェヴァ通りにはよく行ったが、
活気はあるものの大都会とは明らかに違うのどかさもあり、
なかなか居心地が良かった。

ここでビールやワインを飲みながら、
本を読む時間はザグレブ滞在の醍醐味の1つと言えそう。



こうしてクロアチアの旅は終わり、
鉄道にてハンガリーのペーチュへと移動することになった。



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執筆者、伊田武蔵
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