台北、象山自然歩道に行く際に犬に襲われた


台北の象山自然歩道は自然を満喫することができるのと、台北101を含めた、眺望がすばらしいということで、足を運んでみることにした。


先日まで滞在したチェンマイはあまりにも暑すぎて炎天下の中で街歩きをする気にはならなかった。

何しろ連日35度以上の気温だったため、少し歩いただけでも暑さにやられる。

それに対してこちらは涼しく、最高気温でも20度ぐらいなので、ぶらぶらと歩き回るには最適。


ということで松江南京駅からMRT(地下鉄)に乗り、途中で一度東門駅にて乗り換えをして象山駅へ移動。






地図で見る限り、象山自然歩道は駅のすぐ近くのようだったのであまり下調べはしてこなかった。

大体の方角がわかっていたので、南東のほうだろうと思い、駅の目の前の大通りを南にわたって、東のほうに歩いていった。


途中で病院の表示があり、そこに象山自然歩道という文字も書いてあったので、それにしたがって歩いていたのだが、病院に到着するとどうもするらしい道がない。




途中で鳥居のようなものがあったので、そこが象山自然歩道なのだろうと思って戻ったのだが、問題が生じた。




まず近づいていくと、犬が盛んに吠えている。

どうやら散歩中の飼い犬に吠えていたらしいが、問題なのは庭から簡単に出てきてしまっていたこと。

1頭だけ首輪で繋がれているようだが、それ以外は特に拘束されているわけもなく。

庭と外との間にしっかりとした塀があるわけでもないので、簡単に脱出できる。


その犬が出て行った隙に鳥居のようなものをくぐり階段を上って行こうとしたのだが、運悪く犬がすぐに戻ってきてしまった。

しかも薄めの茶色の毛の一頭はかなり大きく、完全に背後を取られてしまった。

すでに階段を上る以外の選択肢を封じられた状態だったので、やむを得ず一気に駆け上がったら、徐々にその犬が吠える声が遠ざかっていた。

どうやら途中で追いかけてくるのはやめたらしい。

背中にどっと汗をかき、口で激しく呼吸をした影響か一気に喉が渇いた。


しかしながら上がっていく途中で気づいたのは、ここは象山自然歩道ではないということ。

どうも墓地らしい。

となると、本物の象山自然歩道はやはり先程の病院のほうだったのだろうか。

だとすれば、この坂を登っていって東のほうに歩いていけば、道がつながっているかもしれない。


そんな淡い期待もすぐに裏切られ結果となった。


というのも、前方から、言い換えると上の方から複数の犬の鳴き声がしてきて、遠吠えのようなものも混じっている。

この段階では飼い犬の可能性も残っていたし、まだ希望は残っていた。

目を凝らして見ると、黒い犬を確認することができたが、飛び出してくる様子はない。

もっとも明らかにこちらに向かって吠えているし、先ほどから人の気配は一切ないので標的はおそらく私。

こちらに向かって身を乗り出すように対峙しており、足を踏ん張って大地を踏みしめるかのよう。

いかにも臨戦態勢という構えだった。


このまま進んでいて大丈夫なのか思案していると、視界の左側に動くものが現れた。

二頭の犬だった。

この2頭は確実に自由に歩いている。

おそらく墓地の道は一本道ではなく途中で枝分かれしているが、このままではこの2頭に遭遇する可能性が十分にある。

しかもこの状況を考えてみると、他の犬も十分に危険な存在。

吠える声は複数だし、他にも潜んでいる可能性はある。


前門の虎後門の狼といわんばかりの状況だが、上に上がっていたところでより危険そうだし、そもそもゴールがあるのかどうかもわからない。

こちらを認識している犬がいる以上、早いうちに戻ったほうがよさそうだ。


台北を見渡せる絶景だが、そこそこに降りることにした。




とはいえ下にも確実に犬が待ち構えているわけで、途中で身を守る為に墓地に置いてあるスコップを持っていこうかと思ったが、さすがに人の物を持ち去るわけにもいかず、頼りないものの折り畳み傘を手にした。


犬がいる階段の下に差し掛かる前に、持ちの管理事務所か何かがあったので、そちらに声をかけてみると、英語は通じないが象山自然歩道行きであることが経験上、向こうもわかったらしく、手ぶりで方向を教えてくれる。

ただ問題なのは下に入る犬であるということを指差して伝えるが、なかなか分かってくれない。

最終的に階段のところまで来てくれたので、いざ襲われたら警察に通報するなり何かしらしてくれるだろうと思い、一か八か進んでいくことにした。

そこの事務所の人はその犬に慣れているようで、階段の上から犬が吠えるのをいさめてくれた。

結局犬が吠えてくるのは止まらなかったが、どうにか無事に通過することができた。


それから象山自然歩道への正しい道に戻ることができた。






上っていったのだが先程の精神的な疲労と喉の渇きが止まらない。

いきなり階段を駆け上がった体力的な消耗もあっただろう。

なんだかぐったりした。


象山自然歩道は緑に包まれていて、空気もひんやりしていた。

しかし台北101を含む街を見渡せる展望台に到着した頃にはすっかり息が上がっていて、それ以上先に進む気にはなれなかった。




夕日に沈む街は美しかったが、水を販売しているような売店も見当たらず、喉の渇きを潤す方法がない。

先程の犬を避けて、それ以上の散策は断念して来た時とは違う道で帰ることにした。

なんだか残念な結果。




それからセブンイレブンで水を買い、象山駅を通り過ぎて、台北101を見上げ、夕食を取ろうと信義安和駅近くでピータン豆腐の食べられる店を探した。





もうここまできたらピータン豆腐と台湾ビールで夜を締めくくりたい。

その想いだけははっきりしていた。


しかしながらなかなかピータン豆腐が置いてある店が見当たらず、信義安和駅から南下して行ったところでいかにもローカルレストランという感じの店に、それらしい文字を見つけた。

豆腐という感じは日本語でも中国語でも変わらないので、どうにかメニューの中でそれを判別することができた。


メニュー表にドリンクの表示がなかったので、ビールを注文してみると店員さんがよくわかんない方向を指差している。

英語が通じていない感じがしたので、発音をいろいろ変えてみたのだがうまくいかない。

手招きされたので店の入り口の方向に行くと、ファミリーマートで買ってくるように指示されているのか分かった。


てっきり店の冷蔵ケースの前に連れて行かれるのかと思っていたが、そういうわけではなかったらしい。

士林夜市等ではこのようにコンビニで買ったビールを持参して、夜市を楽しむということは知識として持っていたが、このあたりも同じシステムらしい。

飲み物は飲食店が利益を上げるための重要なアイテムなのでかなりの足かせな気がするが、行政に規制をかけられているのだろうか?

何してもファミリーマートに足を運び、台湾ビールの生ビールのほうを選んだ。

ギネスにしようかとも思ったが、ピータン豆腐との相性を考えて台湾ビールをチョイス。

店に戻るとすでに頼んだ品がいくつか並んでいて、つみれやレバーの入ったスープや、チャーシュー風の肉、ゆでた野菜等。




コップがなかったので、まさかの瓶ビールをラッパ飲みするという事態にはなったが、満足な夕食だった。



こうして象山自然歩道と台北101を巡る1日は終了。

帰りに今川焼きのようなものをカスタードクリームとあんこで迷ったので両方買い、信義安和駅から大安駅を経由し、今度は南京復興駅からホテルへと帰った。



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執筆者、伊田武蔵
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