セブのハロウィンは意外に地味だった


セブでハロウィンを迎える数日前から、朝早く、具体的には午前4時くらいから鼓笛隊が活動しているのが気になっていた。

フィリピンは時差の関係もあり、かなり日が昇るのも暮れるのも早く、午前5時台には日が昇って夕方6時ころにはすでに暗くなっている。

目覚まし時計をかけないとどんどん体内時計が早まっていって生活リズムが前倒しになり、自然と5時台に起きるようになったが、さすがに4時過ぎに叩き起こされるのはかなり迷惑。

窓からコンドミニアムの外を見ても鼓笛隊らしき姿はないし、明らかに一人や二人の音ではなく数人が太鼓を叩いているのがわかるのだが、これがハロウィンに向けての練習なのかなんなのか理解できなかった。

すでに完成度は高そうな演奏だったので、クリスマスに向けてというわけではなさそうだし、おそらくハロウィン以降は大丈夫だと思い待っていたが、結局当日見かけることも耳にすることもなかった。


ハロウィンの昼間は平常通り

セブで初めて迎えたハロウィンは、しばらくスコールが降らず、どうやら雨季が明けて乾季になったかと思っていたところで、急に窓の外が見えなくなるくらいの激しいスコールが降ってきた。

午前10時位には雨もやんだので、水たまりをよけながらセブの中心部であるアヤラモールに行ってみたが、ハロウィンで賑わっているどころか、むしろ普段よりも若干人出が少ないように感じた。

土曜なので平日に比べると行き交う人々がモール内では多いはずだが、どうもそういった様子すらない。

と思っていると、大勢の歓声が聞こえてきたのでそこでハロウィン関連のイベントでもやっているかと思ったら、なんだかよくわからないカードバトルをしているだけで、季節感もなにもなく10月の風物詩でもなかった。

結局アヤラモールのSIAM THAI CUISINEでランチを食べている間も仮装をしている人は見かけず、極めて平常運転という感じだった。


夕方にもアヤラモールに行ってみた

一旦部屋に戻り、昼寝をして夕食の時に再びアヤラモールに行ってみたが、この時は医療関係のクリニックの中で何人か子どもたちとその親が集まって記念撮影をしていたが、それ以外でコスチュームを着たり仮装をしている人は殆ど見かけない。

一部の店舗でハロウィンセールをやっていることはあっても、せいぜい店先を少し飾り立てているくらいで、それ以上にイベントが盛り上がっている感じはしなかった。

マカティに住んでいた頃を思い出すと、ハロウィン当日はグリーンベルトというショッピングモールで子供を中心に魔女等のコスプレをしている人を見かけた。

セブではそういったこともほとんどなく、4階にあるソーシャルという店で比較的凝った内装になったり、いくつかの店で従業員がゾンビ化したり魔女になったりはしているものの、一般のお客の中でそういったことをしている人は極めてレアな印象。

スイートルームという店で窓際の席に座ることができたが、外を眺めていても結局3人組が魔女のコスプレをしていただけで、それ以外にはハロウィンらしいすがたを見ることはなかった。

どちらかと言うと、ハロウィンの翌日の祝日である、オールセインツデーやその翌日のオールソウルズデーのほうが重要な扱いを受けているのではないかという印象すら感じた。

このオールセインツデーは11/1で、万星節と呼ばれ、その翌日11/2のオールソウルズデーは死者の記念日とされている。

どうやらスイートルームはその日に休むらしく、ことごとく食材を切らしていた。

最初に注文した、サーフ&ターフという牛肉はもちろん、サーモンもなく、さらにシーフードのメニューもなく、4つ目となったミートローフすらもおいてなく、結局豚肉のステーキを食べることになった。

死者の記念日だけ見ると、こちらがハロウィンの代わりになっている可能性もあるが、少なくとも10/31がセブのアヤラモールで特別に注目されている感じはしなかったし、むしろうっかりしているとハロウィンであることに気づかなかった可能性すらある。

おそらくセブの中でもクラブとか一部のところではハロウィンイベントをやっていると思うので、そういった雰囲気を楽しみたい場合には、あえてそういったイベントに参加しないと、何事もなかったかのように通りすぎてしまいそうだった。


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