派遣社員への絶望


海外移住を決める以前の話だが、その場しのぎの生活費を稼ぐバイトのつもりで応募した仕事が派遣社員の仕事だった。

新宿のコールセンターで働くことになった私は、某大手通信会社の子会社へ派遣され、様々な派遣元からやって来たり、子会社から直で契約社員として雇われている名も知らぬ同僚と席を並べ、見渡す限りパソコンと電話と人しか見えないフロアに配置された。

そのフロアには、複数の関連会社が入り、1000人以上が常時仕事をしていた。在籍者ではなく、リアルタイムでそこにいる人数だ。

次々に人が入れ替わるコールセンターの中で、私は派遣社員という初めての立場に戸惑いを覚えつつも、少しばかりの期待をしていた。

図らずも大手企業の子会社で仕事をすることになった以上、万が一でも本社で採用される可能性があったり、現実的な範囲でも子会社の正社員になるチャンスはあるのではないかと。

そうなれば棚ボタだと思っていた。今となれば、上場企業の正社員になってくれと頼まれても断るが、世間知らずだった派遣社員時代にはそんな淡い期待を抱いていたこともあった。

しかし、この期待が驚くほどに的はずれであることが分かった。




200人の部署のトップが・・・

派遣社員として働き始めてしばらく経ってから知ったが、私が所属していた部署、200人以上が在籍する部署のトップとして働いていた40大半ばの人ですらも、子会社の契約社員だった。

その会社ではタイムカードを使っていたのだが、壁に差してあるそのカードには所属が書いてある。何気なくタイムカードが目に入ったのだ。

その部署には、質問に答えたり、厄介なクレームに対応するスーパーバイザーという上級役職者が5人いたのだが、その1人に休憩室で聞いてみた。正社員に登用される人はいるのかと。やはりいないらしい。

コールセンターはバイトとしては時給がいい。

私は時給1,200円だったし、派遣元や働き始める時期によっては時給1,300円の同僚もいた。これなら月給20万円の会社で正社員として働くのと変わらない。しかし、未来はない。

私は10ヶ月勤めたが、その間にもスーパーバイザーは入れ替わり、彼らも他の職を求めて去っていった。

企業が利益を求めるための存在である以上、使い捨ての体質を非難する気はない。ただ、使い捨てられる存在であることに希望は持てない。

私が退職届を出した時、最初は13人か14人いた同期は、すでに1人しか残っていなかった。



PS.派遣元に退職の旨を知らせた時、残った有給を買い取ってもらえるのか、在職中に使い切る必要があるのか聞いてみたが、担当者が休みなので折り返すと言われた。

そのまま連絡は来ずに退社の日が過ぎ、退職翌日に来た連絡では有給の買い取りはできないということだった。


派遣社員として働いていたこの時期には、まだ海外に移住する未来が来るとは夢にも思っていなかった。

まして、30代で外国の永住権を取ったり、1年半もホテル住まいをしたりすることなど、想像したことすらなかったが、数年後にはそんな生活が図らずも実現してしまった。




率直に言うと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

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限界があるのも事実。

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