海外での常識が厄介なことになっている


一歩日本から出ると、日本国内での常識が意味を持たなくなる。

これは当然のことで、各国それぞれに法律や常識があるので、それに従わなければいけない。

例えば、タイやラオスにおいては、子供の頭を撫でるのは忌避されている。

これは別に法的な縛りがあるわけではなくて、宗教的な理由や文化的な理由によって頭は神聖な場所とされているので、そこに触れることは相手が子供であっても許されない行為としてタブー視されている。

したがって、子供を褒める時にも、頭を撫でてはいけない。

それ以外にも変わったルールは色々あって、例えばイタリアのベネチアに行って、サンマルコ広場で鳩に餌を与えてしまうと違法行為になってしまう。

この場合では最低でも50ユーロの罰金が科せられることがある。

鳩の餌やりはサンマルコ広場だけではなくて、例えばロンドンの一部の広場でも禁止されている。

日本においても日光で猿に餌をあげると条例違反になり、実質的に罰せられることはほとんどないようだが、法的には一応禁止ということになっている。

やはり動物への餌付けはついついやりたくなってしまうものの、場所によっては禁止されていることもあり、しかも言葉がわからないと、禁止を示した看板自体が理解出来ないこともあるので要注意。


電車のルールも国ごとに様々

それ以外だと、日本では電車に乗り越したとしても、目的地の駅で清算をして、その差額の部分を支払えば大丈夫ということになっている。

そのため、最初に安い切符を買っておいて、気軽な旅行を楽しむこともできる。

ただし、海外の一部の国ではこういったことは許されず、例えばシドニーにおいては、こうした乗り越しの清算という制度そのものがなく、場合によっては裁判所への出廷を強制されるケースすらある。

これ以外でも、例えば先進国を見ても、ヨーロッパ各国は基本的に降りる駅でのチェックがない場合も多い。

ロンドンやパリにおいては自動改札が備わっているものの、ポルトガル等においては、不定期に車掌がやってきてチェックする仕組みを取っているので、その際に金額と合っていないと、やはりその場で清算をすることになるが、場合によってはかなりひどく怒られることもあるらしい。

そのため、日本のような感覚で電車に乗っていると、少し問題が起こる。

他にも旅行の際に注意しておきたい問題点として、香港においてはタクシーでシートベルトをしなかった場合、乗客が罰金を払わされる可能性があるという。

しかもその金額が5万円以上というので、かなり高額。

もっとも私が香港に行った時には、タクシーに乗ってもシートベルトの使用を指示されたことは1度もない。

特に海外においては、助手席に乗るときにはシートベルトを着けるように言われるが、後部座席においては何も言われないことが多いので、そこら辺の事情が実質的に関係しているのかもしれない。


検疫のルールの違い

例えばアメリカであれば、肉類を一切持ち込んではいけないので、肉の成分が入っている食品ですらだめ。

こうなってくると、かなり多種多様な食品が該当してしまうので、カップラーメン等も持ち込むことはできない。

あるいは、国によっては検疫が厳しいので、オーストラリアのように梅干しを持っていくと、種が入っているという理由で拒まれたりすることもある。

こういった事情は予めチェックしておかないと、現地に行ってから大変な目にあうこともあるので、渡航前に簡単にその国の事情は調べておいた方が安心。


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