海外で過ごす年末年始


私はこの三年間、日本に戻らずにすべて海外で年末年始を過ごしてきた。

2012年、2013年、2014年と外国で過ごしているが、最初の二年はマレーシアで、そして2014年はフィリピンのマニラで過ごすことになった。

普段は色々な国に出掛けることもあるものの、年末年始はやはり各国休みになるものなので旅行に出ている人も多く、飛行機に乗っても満席になるし、ホテルも基本的にいっぱいになっていて、観光地も賑わっている。

したがって、私は極力年末年始に関しては自宅で過ごすようにしている。

これは中国で言う旧正月も同じで、この時期も各地が非常に混み合うことになる。

私は人ごみが嫌いなこともあって、こういった時期はできるだけ静かにやり過ごしたいと感じる。

わざわざ人が混みあっている時期に出かけてもいいことはなくて、飛行機代やホテル代は高くなるし、下手をするとオーバーブッキングでホテルに泊まれないとか、飛行機に乗れないとか、そういった問題が起きることもある。

あるいは各国の国内事情を見れば渋滞をしていて車が動かないとか、日本においてもUターンラッシュが毎年正月には報道されるが、こういった問題が起こる。

先日もマカティのリトル東京で日本食を食べていたらNHKの番組が流れていて、そこで毎年恒例の帰省ラッシュが放送されていたが、それによって車の中で何時間も缶詰にされてしまうことになる。

車酔いをする私としては渋滞は苦痛以外の何ものでもないし、絶対に経験したくない。

したがって、わざわざ正月に合わせて日本に帰って実家に帰省することもないし、何か特別なことをするわけでもなく、基本的には淡々と大晦日から正月を過ごすことになる。

今年は三回目の海外での正月ということもあって、少しは何か元旦らしいことをしたいと思っていたら、リトル東京のあるレストランでお雑煮が出されていた。

それを早速注文してみたところ、意外にも本格的なお雑煮が出てきて、新春気分を味わえた。

そして一月二日も別の店に行ったら、そこでもお雑煮があるということで薦められたが、もうすでに他のメニューを注文していたので普通にサーモンやマグロの寿司を食べることにした。

こんな感じで、意外にも海外で餅を食べたりお雑煮を食べたりすることはできるし、他に磯辺焼きを売っている店とか、そういったところも心当たりがある。

こういったことを考えれば、海外でも普通に日本のような過ごし方をすることはできるし、日本の食材店に行けば餅が売っている店もあったので、買って帰って自宅のオーブントースターで焼いて食べることもできる。

こういったことを考えると、海外生活を送りながら日本のような正月を過ごすということも可能。

私は自宅で料理はしないし、電子レンジくらいしかないので別に自分で餅を焼いたりはしなかったが、ついに2014年に関してはお雑煮を食べることもできたし、フィリピンにいながらだいぶ日本人らしい年末年始の過ごし方ができた。


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