若いうちの苦労は買ってでもしろという大嘘


「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざは、真剣に生きていない人に向けて発するならそこそこ的を射ているのかもしれない。

しかし、何かに打ち込んでいる者にとって、バカバカしいデマとしか言えない。


たとえば、ビジネスに真剣に取り組んでみたとする。

そうすると、次のステージに行くたびに新しい問題が発生する。

今のステージにとどまっているだけでも、時にはクレームが来たり、問題に直面する。

わざわざ苦労を買ってみる必要などなく、向こうから勝手にやってくるわけだ。

逆に言えば、何も頑張らずに同じ所を行ったり来たり、他人に何の責任も負わず、影響も与えず、ふらふら生きているのであれば、たしかに若いうちの(老いてからでも)苦労は買ってでもした方がいいかもしれない。

いざ動こうと思った時に、向こう側に見え隠れする苦労の影を恐れて動けなくなりかねないから。

とは言え、苦労を目的にして苦労をするというのは、本来で言えば恥ずべき愚行。

苦労とは向こうから降り掛かってきたり、こちらから承知の上で目的のためにいとわないものであって、苦労しようとすることが目的地になってしまっては、ただの我慢比べにしかならず、しかも誰と競っているのかも分からない。


この点を間違えてしまうと、ただ単にブラック会社に入って酷使されているだけなのに、「若いうちの苦労は買ってでもしろって言葉も知らないのか!」と意味不明な罵声を浴びせられたりする。

不当に苦労を売る側、押し付ける側が錦の御旗を見つけたような不思議な構図が完成するだけ。

当然、そこで苦労したところで、夢のある未来など待っていない。

そもそもブラック企業のサラリーマンから、人生訓など垂れ流されたくない。

まともな仕事にも就けていないのだから。

実際、私もサラリーマン時代にブラック会社に入って毎日パワハラを受けていたが、その体験がその後の人生においてプラスに働いているかといえば、そんなことはない。

20代の頃の時間を浪費した印象が残っているだけ。

当時の部長も妙な教訓めいた言葉を残したがる傾向にあったが、彼が上層部からどう扱われているかも部内に知れ渡っていたし、部長でありながら役員に入り得ないことも周知の事実だった。

結局、同じ言葉も口にする人によって金言にもなるし、戯言にもなる。


楽しめる場所で苦労を

しかるべき場所での苦労なら、避けずに背負えばいいと思う。

若かろうと、中年だろうと、体が動くなら年配者であろうと。

ただ、私も自分でビジネスをやってから色々なことがあったが、それを苦労と感じているかというと、少し違う気がしている。

たしかに問題は発生するが、それも含めてやり甲斐というか、努力はするものの、単なる苦労ではないと感じる。

それはこれから先への希望とか、自分の目指している目標との相関関係がはっきりしていることが原因だろう。

自分の目指す未来にたどり着くためなら、つまり自由を手に入れるためなら、多少の問題を引き受ける覚悟ぐらい決まっていた。

山を登る時に、無理やり登らされていれば辛いし、それは苦労だろう。

得るものがないとは言わないが、目を爛々と輝かせて喜々として登るアルピニストに比べれば収穫は圧倒的に少ない。

そして、ひたすら坂道を登るという労力を、まったく苦にせずに受け入れられる人がいて、それもまた才能。

仕事にしろ何にしろ、楽しめるということは才能に違いない。

人間は幸福を感じている環境のほうがパフォーマンスの質が高いことも、研究によって判明している。


不当な苦労をさせられていると感じているのなら、それは自分の立ち位置を変えることで解決したほうがいいのかもしれない。

短い人生をやり甲斐も感じられない苦労で台無しにしてしまうのは、あまりに虚しいことだから。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんて年寄りが若い人間を見て、楽しているように見えるから自分達と同じように苦労させようという程度のものだと思う。

そんなことわざに縛られて生きていくよりも、自分の道を進んだ結果としてたまたま苦労する機会があったらすればいい。

なかったらラッキーというだけのこと。



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