植物のような平穏な人生を


「激しい喜びはいらない。そのかわり、深い絶望もない。

 植物の心のような人生を」


これはジョジョ第四部に出てくる吉良吉影の言葉。

平穏を求める彼の言葉は、胸に刺さった。

当時の私の思いにぴったりだったから。



吉良吉影という人物は安定した平穏な人生を実現するため、
幼少の頃から生きてきた。

No.1になれる力を持ちながら、
スポーツでも勉強でもわざと力を抑えて負け、
サラリーマンになってからも出世コースをあえて外れて
影の薄い存在として生きている。

目立てば余計なトラブルが増え、
平穏が乱されることを彼は知っているから。


周囲の社員に軽く見られながらも、
そのことを意に解することはない。

彼の信念の明確さは徹底されている。



自らのライフスタイルが確立され、
それを実現するだけの行動力も満たしている。

平穏が侵害されそうになれば、
それを排除するだけの強力な能力もある。


まさに彼はヒーローの要素を満たしている。

ただ一点、殺人者であるということを除けば。


作品中で、吉良は女性の手に異常に執着する
殺人者として描かれている。

この点によって彼は悪役として登場しているが、
作者もお気に入りのキャラクターらしい。




冒頭の言葉、

「激しい喜びはいらない。そのかわり、深い絶望もない。

 植物の心のような人生を」


これを最初に読んだのは神かくし後だった。

すでに独立してから、近くのブックオフで見つけた。

当時はまだジョジョをそこまで好きだったわけではなく、
この第4部を通して私はファンになった。



あの頃の私にとって、
まさに植物のように平穏な生活を送るのは理想だった。

深い絶望も痛みもないのなら、激しい喜びもいらなかった。



それから3年ほど過ぎ、
私は海外に移住したのだが、
これは平穏や安定とは一見反する行為。

ただ、結果的に安定への引力は働いていたのかもしれない。

一時的に何が起こるか分からない状態に身を投じたことで、
結果的に安定を手に入れることができたから。



というのも、環境や他人による望まない影響を避ける力が
移住によって増すことになったから。

たとえば、私がマレーシアに移住した直後に東日本大震災が起きた。

多くの人が原発・放射能の問題を不安視し、
実際に海外や沖縄等に引っ越したりもしている。

その反面、不安を感じながらも
その場所にとどまるしかなかった人は数えきれない。


すぐに住む場所を変えられる人のほうが
環境の変化に対応して安定した状態を取り戻せる事が浮き彫りになった。

私は海外移住という壁を一度越えたことによって、
色々な国に住めるという現実を手に入れた。

その意味で、天災等で安定を一時的に乱されたとしても
すぐに復旧できる力が身についた。



あるいは民主党から自民党に政権が戻り、
日本がデフレからインフレに切り替わったタイミング。

株価も上がったが、そもそも円安に転じたので
日本円を持っているだけなら実質的価値は目減りしていった。

その時にも通貨を分散させたことで
影響を最小限に留めることができた。



私には地震を止めたり、
日本や世界の経済をコントロールする力はない。

ただ、そうした力による影響を
最小限にとどめることならできる。

植物のように身動きがとれないわけではないので、
結果的により平穏な場所に身を置けるようになった。


住む場所を国内外に広げることができた時も、
自分の資産を各国に分散できるようになった時も、
一時的には不安定な状態になった。

初めての世界に飛び込むのは勇気がいる。

そこに平穏はない。


ただ、長い目で見ると安定を手に入れることにつながっている。

植物のような平穏というよりは、
より動の要素が強い安定という意味で。

もう住む国を変えるのも、
資産を海外に移すのも普通の出来事でしかなくなった。




安定を求める方法は人によって違う。

吉良吉影はサラリーマンとして目立たず過ごすことで
それを得ていた。

彼は力を隠しているだけで有能な人物として描かれているので、
仮にリストラや倒産にあっても生きていけるはず。


ただ、普通のサラリーマンは職を失っただけで
生活が成り立たなくなることも多い。

その意味で、変化を最小限に押さえることによって
本当の安定を得るのは難しいのかもしれない。



少なくても、私にはそうした人生は歩めなかった。

それでも自由を得ることによって安定は手に入った。

場所の自由によって安全も手に入ったわけだし、
時間や人間関係、お金の自由によって
他者の影響で望まない方向に追いやられることもなくなった。





吉良吉影のような超人ならともかく、
凡人が安定を手に入れようとするなら
自由とセットで考えた方がいい気がする。

一見すると
自由に活動していることは安定とは一致しない印象を受ける。

ただ、自由があるという背景を持つことで、
安定が崩れ始めてもすぐに体勢を立て直せる。


まさに放射能から逃げられることや、
円安による資産の減少を避けられるように。

ここで自由がなければ、
外的要因で安定は崩され、
回復できる見込みも立たないだろう。




今の私はかつてないほど安定していると感じている。

住む場所も国境を越えて変わったりしているので、
外から見ると不安定に見えるかもしれない。

しかし、私の気持ちの中では
自分で人生をコントロールできているという意味で安定がある。

植物のような意味合いからは
徐々に離れているのも感じるが。


自分が手綱を握ることさえできていれば、
目先の変化の有無などささいなことでしかなく、
安定を壊す要因にはならない。

その変化が望まないものなら
いつでも方向転換できるのだから。




率直に言うと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

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限界があるのも事実。

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