今回の日本一時帰国はかなり唐突に決まったものだったため、計画性があったわけではなく、向こうに行って何をするかについても未定の状態だった。
とはいえ、日本に戻ると人と会うことが多くなり、基本的に普段と違って忙しい状態を最初から最後まで続けることになり、かなり体力を消耗する。
しかも今回は帰国前日に頭痛を患うことになり、かなり不安だったが、結果的にはどうにか滞り無く予定の日程を終えることはできた。
今回は自分の世界を広げたかったこともあり、異分野との交流をテーマに色々な分野の専門家の人と一対一で雑談する機会を作ることにした。
一つの道に精通している職人肌の人と会ってきたのだが、募集した段階で物販の輸出入をしている人やコンビニ経営者、夜遊びやナンパの達人、雑誌広告で会社を経営している人、衣食住に関わるバリアフリーやユニバーサルデザインに携わっている人、調理師歴10年以上を超える調理や美容の専門家、ヨガやアーユルヴェーダ、食事療法のプロ、フランス外人部隊に勤めていた人、不動産投資や工学系数値シミュレーションのプロもいたし債務整理事件を多く手がけた弁護士や組織におけるコンプライアンス情勢及び監査を専門にしている人、不動産コンサルティングをしている人、Webアプリケーションの構築を専門にしているSE、臨床心理の専門家、PPC広告やSEOの代行をしている人等から応募があった。
残念なことに日程が限られていたこともあり、全員と会うことはできなかったものの、応募してくれた人の中から日程を調整できる人とはスケジュールをすりあわせて、新宿や池袋、吉祥寺を移動しながら会っていくことになった。
カフェ・ゼノンやリンツショコラカフェにも行けたので、気になる店もチェックできたのは一石二鳥で嬉しい。
スケジュールの調整は完全に事務作業の様相がでてくるので、私のように几帳面に何かをやりたいというよりは、アイディアやクリエイティビティを活かしたいタイプにはかなり厳しい。
さらに一人あたり1時間30分ほどの時間を取ると、意外に1日をかけても会える人数が限られているという現実をつきつけられる結果になった。
異業種との交流
相手はそれぞれの分野の専門家ということもあり話は盛り上がったので、今後も時間が許す限り東京に戻った際には、こういった機会を作れれば面白いと思っている。完全に初対面というわけではないので、ある程度こちらのことはわかっているし、その上で話ができるため、どこかで旧知の仲と言った雰囲気もあり、打ち解けるまでの時間がかからないというのはかなり嬉しいところ。
全くの初対面というのはたどたどしいところから始めないといけないし、個人的にあの空気感は好きではない。
そういったところをはしょって、いきなり仲良く慣れるのはいい。
これ以外にもふぐの宴や馬刺しの宴と称して、香港金融のプロとの食事会もしたが、その時にも多種多様な職業であったり、バックグラウンドを持っている人が集まった。
東京に来ると忙しくてエネルギーを奪われる感じもあるが、ある程度体力を枯渇させてでも人に会い続けるのは、こういった出会いが新しい気づきや視点を提供してくれるから。
今後もその時のテーマに合わせて一対一で会う場面であったり、あるいは複数人で会うことによって相互作用や相乗効果を期待したりといったことは続けていきたい。
別に絶対的な正解があるわけではないので、そこら辺は流動的でいいと思うし、あまりこだわりすぎず、ゆるく考えていければと思う。